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やりばのない、

分かっているよ。
自分がどれだけ愛されているか。
どれだけ恵まれているか。
分かっている、
分かっている。
それでも、この世界をどうしようもないものに感じてしまうのは、なぜだろう。
ブルーライトに呑まれて、誰かがこの鼓動を止めてくれるのを待っている。
ただ、終わりのない状況と状況の組み合わせが降りかかるのが、たまらなく怖いんだ。
明日を怖れるのも、今日を恨むのも、全て自分のおかげだというのに。
見ようともしていない明日が、見えなくなっていく。
全て誰かのせいにしてしまいたくなる。
どうしようもなく重い身体を引きずって、
きっと明日も、淡い夢に浸っていく。


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