#26 どこを向いて生きるか

自分の立ち位置とか確かめるときに、どうしても人と比べてしまうというのはありますよね。「上」をみたら果てしなく高くて、自分はいったいなんなんだろうと軽く絶望し、「下」をみると、まぁまだ自分はマシかとちょっと安心して、うまく心をごまかしながら生きている人も多いのではないでしょうか。

あのときこうしたらよかったなと「後ろ」をむたり、あっちの方はなんかよさそうだと「横」をむいたり、私たちのグループは最高だよね！と「内」をむいたり、大忙しです。

どの向きが正解かはわかりませんが、強いていうならやはり「前」をむいて生きていきたいですね。いちばん生きる元気が湧いてくる向きではないでしょうか。「人と比べない」、「周りを気にしない」みたいなことは集団で生きてきた人間の本能的にはなかなか難しいと思うので、そちらに気を配るより、自分が向かいたい方角がどちらにあるか見据える方が大切だなと思います。見据えた上でそこに向かって歩いていく。それが前向きに生きていくということなのかなぁ。

気づいたらぐるぐると同じところをひたすら回っていたなんてことがないようにちゃんとコンパスをもって生きないと。