#47 己を知ると疲れもとれる

「脳みその疲れ」というやつはなかなか深刻だ。

睡眠を十分にとっても、なんだか頭がぼ〜っとして何もできない状態が続くことがある。逆に、そこまで寝ていないのにシャキッと目が覚めて、仕事も読書もかなりの集中力をもって取り組めるという日もある。そんな日は、寝ぼけた日の何倍も生産性が高まる気がする。

この違いを私は昔からなんとなく、「脳みその疲れ」によるものとして捉えていた。感覚的に今日の頭はダメな日だというのがわかる。

この「脳みその疲れ」が厄介なのは、単純に「頭を使っている時間」では測れないことだ。

受験生のときも、どれだけ毎日長時間勉強をしていても、脳みそが疲れていなかったら、どんどん取り組んでいくことができた。逆に、大学生のときはたいして勉強もしておらず、日々ふらふらと生きていたが、なぜか脳みそは疲れて冴えなかった。使ってないからこそ溜まる疲れもあるのが難しいところだ。

社会人になってからは仕事の時間が圧倒的に増えたことから当然、疲れが溜まることが増えたが、以前よりは上手に対処できるようになっている。

まず、「どんなときに脳みそ疲れが溜まるのか」を把握できるようになった。私の場合は、夜遅くまでお酒を飲んだり、膨大な仕事量をマルチタスク的にこなしていこうとすると疲れが溜まる。だからだらだらと長時間お酒を飲むのは控えたり、仕事は集中して1個ずつこなしていくことを意識し始めた。

そして、「どうやったら脳みそ疲れが解消できるのか」もわかってきた。好きな人たちと喋ったり、好きな本を黙々と読んだり、気ままに散歩したりすることでかなり頭がすっきりする。この土日も好きな人とのんびり過ごして頭がいい感じに整ってきた。

こういった自己把握をすることのメリットは、ああしなきゃ、こうしなきゃ、といったような焦りから解放されることだ。ニュースでもSNSでもビジネス本でも、休日にこそ勉強して差をつけるべき!、成果をあげるにはうまく休息をとるべき!といって言う人によって真逆の行動を促してくることもよくある。言われるがままに行動したらわけがわからなくなる。

「一般的にはそうすべきかもしれないけど、私の脳みそはそれには合わない」ということが言い切れるようになると迷うことがなくなって楽だ。変に躊躇することなく思いっきり休める。


という感じでこの土日特に何もせずにのんびりとしていたことを正当化してみました。これでまたがんばれるのだ〜。


今日も読んでくれてありがとうございます。

ちょっとした行動を変えていって習慣化させていくと、いい意味で脳みそを騙して負担なくがんばれるようになっていくよね。

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