#64 予定調和な仕事はつまらない

法人営業をしているが、同じの商材を販売し続ける仕事はなかなかモチベーションを保つことが難しい。

自動車、家電、証券、不動産、会計ソフト、精密機器、など世の中にはあらゆる営業職(販売職)が存在するが、決まった商材を販売し続けるという点ではどれも同じだ。

営業職は自分次第でいくらでも価値を生み出すことができる職業でもあるため、個人的にはやりがいもあって好きな仕事だ。たくさん売り上げてたくさん給料をもらう。自分の実績と見返りの因果関係が明確なところも良い。企業活動の源泉は利益を生み出すことであるため、その先頭を走っている自負もある。

しかし、つまらないと思うのは、結局どこまでいっても、予測可能な着地点に収まってしまうところだ。自動車を10台販売しようが、100台販売しようが、世の中は特に変わらない。大きな感動もあまりない。自分の評価や給料が上がって少し良いご飯が食べれるくらいだ。

例えば広告業界やスタートアップの界隈では、同じ営業職でも少し羽色が違うのではないかと思う。業界の経験がないため、憶測になってしまうが。

広告でいったら、打ち合わせ、プレゼン、受注といった基本的な流れは同じかもしれないが、それによって生み出されるクリエイティブに同じものはないのではないか。営業的に言うと、全く同じ商材を販売することはないと思うのだ。

スタートアップにしても、そもそもが世の中にまだ存在しないアイディアやプロダクトを広めていくことが多いため、自分の仕事によって、世の中の変化を感じられる部分が少なからずあるのではないか。

どんな仕事でも、一生懸命取り組んだ先に面白さが待っているのは間違いないが、どうせならそんな風にその先にまだ見たことのない景色が待っているといいな、と思う。予定調和な毎日ほど、生きる意味を見失わせるものはない。

要するに、いつだって未来に驚かされていたいのだ。



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