#7 週刊少年ジャンプのような
小学生の頃からジャンプは好きでした。
なぜか土曜日にジャンプを売っている近所の酒屋さんに、小銭を握りしめて駆け足で向かったことをよく覚えています。(今思うと土曜日販売ってまぁまぁグレーな気がしますが笑)
少し上の世代ではかめはめ波でしょうが、ぼくたち世代は誰しも螺旋丸の練習をしたことでしょう。帰り道、ちょっと気になってるクラスの女の子が、ヤンキー達に絡まれているところを颯爽と蹴散らしていく、みたいな妄想も一度はしたことがあるかと思います。(私だけ?笑)
なんだかんだ自分は主人公で、未来には輝かしい冒険が待ってるもんだと思ってました。
それから月日が経ち、上京し、大学へ行き、仲間とともに日々をそれなりに楽しく過ごしていました。
しかし、「さぁつぎは就活か!」と意気込み、面接なんかを始めていく中で気づいてしまいました。
「あれ、おれ主人公になってなくない?」
なんとなく、毎日を生きていたらヒーローになれるもんだと思ってました。スターになれるような気がしてました。
でもそんなわけはないですよね。
具体的な行動を何一つ起こしてないのに、何者にもなれるはずがありません。
「今日は波が高いからやめとくか〜とりあえず飲むか〜」と一向に島から出なかったら海賊王になれるはずもありませんし、そもそも物語が始まらないですね笑
どんな才能もヒーローも最初からそこに存在するのではなく、小さくても大きくても色んな挑戦を乗り越えていくうちに、ヒーローに「なっていく」ものなんだとそのとき初めて気づきました。
という感じの気づきから、当時は内定もいくつか貰った中でいちばんチャレンジング(ただ、しんどい笑)な環境を選択しました。
それからは少しは自分のストーリーに起伏がついてきてるのかなぁと思います。
もっともっと面白い人生を描いていきたいな。
打ち切りに合わないように。笑
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