理系人材の海外展望と下心

過去を振り返ったり、「あの時こうしておけばよかった、、、」みたいなことを考えるのは好きではありませんが、あえて一つやり直したいことをあげるとするならば、大学生時代に戻って、アメリカの大学院とかに進学してみたかったなぁと思います。

今は、新卒から三年間働いた会社を辞めてアイルランドで留学をしているので、今だからわかるというのもありますが、海外で働く(外資企業に現地で雇われる)にはやはり専門性が最も重要で、修士や博士なんかもしっかり評価されて給料に反映されます。

特に、数学、化学、物理学、生物学、地質学みたいな分野は、アメリカ人もあまり得意ではないので、給付型の奨学金が出やすかったり、その後も、石油会社とかバイオテクノロジーの会社とかで、IT企業以上の高待遇で働けることもあるそうです。大学で頑張ったことが、そのまま活かせるのです。

一方で、日本は、最近日経新聞とかの記事でもありましたが、先進国の中で唯一、ここ数年で博士の取得者が減少しています。博士になっても企業が評価してくれなかったり、給料は上がらなかったりと、理系人材への待遇の悪さが大きな一因です。

私自身も、電気/情報系の学部で勉強していましたが、大学院進学を辞めて文系職で就職をしたのも、このことが原因でした。

研究室と企業のコネクションは強いので、いわゆる大企業みたいなところに就職すること自体は、文系の学生よりは有利だと思いますが、問題なのはその後の待遇です。大体、よくわからない地方の工場や研究所みたいなところに飛ばされ、院卒であれば初任給は多少高いものの、かけてきた費用と労力と、専門性の高さに見合うほどではなく、何より大学で勉強したことはほぼ役に立たないみたいな感じではないでしょうか。「無茶苦茶割りに合わないな」と思いました。まぁ安定はしているんでしょうけど、、、

そこで大学院の推薦を思い切って蹴って、研究室や教授の力も借りずに自力で就活を始めました。その判断が間違っていたとは思いませんが、今となって思うと、「就職先が日本」ということに囚われすぎていたなぁと思います。もし、海外で働くという選択肢があったなら、大学院まで行って勉強するメリットを感じられ、判断が変わったかもしれません。奨学金も色々あるので、金銭面をクリアする方法も見つかったはずです。

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こんな感じの情報を、学生時代の時に知っていたかったなぁと思いました。

学生時代って、なんだかんだ身の回りで社会が完結してしまっているので、なかなかそこから飛び出る行動をするのは難しいですけどね。

ただ、実際に日本を一旦飛び出してきて思ったのは、「みんな思ってるほど自分に興味ない」ということです。別に私がどういう行動を取ろうが、結局は他人事なので「いいじゃん〜/え〜なんで〜?」くらいのテンションです。笑

自分が思ったことをやればいいのです。

あとは、少し下世話な話になりますが、ヨーロッパの人とかめっちゃ美人が多いです。日本よりも平均値がかなり高いのではないかと思います。そして、私たち日本人からしたらめっちゃ美人でも、平均値が高いが故にそれを鼻にかけていることもないので、性格も良いです。(私の主観です。笑)

今独り身の人は、英語を学ぶことで、素敵なパートナーを見つける可能性も世界中に広がります。(ヨーロッパの人は大体英語できる)

キャリアとか今後のビジネスとかを踏まえると英語を勉強した方がいいことなんて誰もがわかっているとは思いますが、自分をドライブさせるのはえてしてこういう下心的な部分ですよね。笑

これも学生時代の自分に向けたメッセージでした。とりあえず英語を勉強したまえ!笑



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