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ちいクラ式 持続可能な地域社会を考える

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サイボウズで取り組んでいる地域をチームにする取り組みで、以前に取材した記事をnoteに引っ越しさせたものです。掲載日時はnoteに引っ越しした日で元々の日ではありません。 地域を… もっと読む
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#地方創生

第1回SDGsアワード内閣総理大臣賞のまちづくり(2) ​〜北海道下川町〜

※2019年4月25日初出の記事をnoteに引っ越ししたものです 旭川から車で北へ3時間。最低気温がマイナス30度という極寒の地にある下川町。今回は将来のまちづくりへの思いを掘り下げます。  話し手:下川町政策推進課SDGs政策推進室 主事 和田健太郎さん  聞き手:サイボウズ 野水 前回はこちら 5年間で人口が変わらずに高齢化率が半減した一の橋地区 最終的にどうなっていたら理想なんでしょう、町として ​私の個人的な思いでもいいですか? ​もちろん ​まず一つ

第1回SDGsアワード内閣総理大臣賞のまちづくり(1) ​〜北海道下川町〜

※2019年4月25日初出の記事をnoteに引っ越ししたものです 旭川から車で北へ3時間。最低気温がマイナス30度という極寒の地にある下川町。その中にある高齢化率50%の限界集落がわずか5年で高齢化率25%に下がる奇跡が起きています。​ それは町の財産である森を60年周期で活用し続ける取り組みに惹かれた人たちの努力の結果です。 第1回のSDGsアワードで内閣総理大臣賞を受賞したこの町の魅力を探ってきました。 ちなみに取材した日の最低気温はマイナス20℃。 駐車した車の内側か

どんな田舎でも毎回100人集まるイベント「地域クラウド交流会」とは?

※2019年8月15日初出の記事をnoteに引っ越ししたものです ​4年間で22都道府県137回の開催、イベント開催での持ち出しはゼロ、日本全国のどんな田舎で開いてもほとんどが100人以上の参加、80%以上の満足度を誇るビジネスマッチングの交流会がサイボウズが協賛する「地域クラウド交流会」(ちいクラ)。そもそもIT企業であるサイボウズがなぜにこのイベントを協賛しているか?という疑問をお持ちの方も多いと聞いて、今回はファウンダーであるサイボウズ社長室の永岡にいろいろと聞いてみ

「行政アーティスト」という肩書のスーパー公務員(2)~山形 巧哉さん~

​※2019年4月12日初出の記事をnoteに引っ越ししたものです  話し手:北海道森町 行政アーティスト 山形 巧哉さん ​ 聞き手:サイボウズ 野水 行政アーティストは、過去を記録に残して未来を描く人 前編はこちら ところで名刺が「行政アーティスト」って肩書きになってるじゃないですか。まさかそれって正式な肩書じゃないだろうって思うんですけど、役場の前まで来て「あれ?何部に行けばいいだろう?」ってメッセンジャーで聞いたんですが(笑) 一応本職は総務課の情報管理係の係

「行政アーティスト」という肩書のスーパー公務員(1)~山形 巧哉さん~

※2019年4月12日初出の記事をnoteに引っ越ししたものです 「行政アーティスト」という肩書で、地域の役に立つITサービスを次々とリリースする山形さん「地方にはITに詳しい人材はいない」とは、地方に行ってよく言われることですが、ここまでITサービスを次々と世に出す公務員は東京にだってません。 森町は函館の2つ隣りの北にある人口1万5千人の町ですから、そもそもIT関係者の数もそう多くはないはず。元々ITの専門家でもなく公務員志望ですらなかった地方公務員が行政アーティスト