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飲食店での立ち回り方〜すたみな太郎編〜 #1

ダイエットにはすたみな太郎

ネットで自分が料理を発信する活動をしているせいか、周りにダイエットをされている方がたくさんいらっしゃいます。

そんな方に自分がよくおすすめしているのが、焼肉食べ放題のチェーン店すたみな太郎です。

すたみな太郎をはじめとする、食べ放題のお店は自分にとって「食のテーマパーク」ではなく「精神修行の場」です。

すたみな太郎での修行によって、食に関する欲望や執着をコントロールできるようになれば、ダイエットが捗ることは間違いないと考えています。

吐きそうなほど満腹って幸せ?

食べ放題のお店というのは、店内に用意してあるものなら好きなものを好きなように好きなだけ食べられる場所です。

そうなると大抵の人はできるだけたくさんの量を食べたり、たくさんの種類を試したりして「元を取ろう」とするものです。

「元を取りたい」「損したくない」という気持ちに突き動かされてお腹が苦しくなるほど食べることは幸せでも得でもありません。むしろその逆です。

自分の言う「修行」とは苦しくても気合で食べ続けることではなく、この「元を取ろう」「損したくない」という気持ちを制していくことです。

食べ放題で腹八分目

すたみな太郎で食べるものを厳選し、お腹いっぱいになる前に店を出る。言葉にすると簡単ですがいざやってみるとこれがなかなかに難しいものです。

最寄りのすたみな太郎に通って、試行錯誤を繰り返し、時にわたあめを作ってみたいという誘惑に負けたりしながら、自分なりの修行的立ち回りを探ってきましたので今回ご紹介します。

あくまで自分なりの食べ方なので、これをベースに各々の最適な立ち回りを見つけてみてください。

基本的に一人で行く

世の中には「焼肉に一人で行くなんて恥ずかしい」などと言う人もいますが、自分はむしろ焼肉こそ1人で行くべき飲食店の最たるものの一つだと思います。特にこの「すたみな太郎修行(以下すた行)」には1人で臨むようにしてください。

複数人で行く場合は、同じくすた行に行きたい人同士で行くことをおすすめします。お腹いっぱい焼肉を食べたい人や、色々組み合わせたりして楽しみたい人と一緒に行くのは、お互いのためになるべく避けましょう。

実際の立ち回り 

ここから実際に入店からどのように動くかを説明します。

手を消毒し、支払いを済ませ、席まで案内されて、まずすることは火加減の確認です。店員さんによって強火にする方と弱火にする方がいるのですが、必ず弱火にしてもらうようにしてください。

そこから、ご飯以外のものを準備します。お冷、お凌ぎ、サラダ、そしてお肉です。ひとつひとつポイントがありますので説明していきます。

お凌ぎ

すたみな太郎にはフライドポテトやたこ焼きなどのホットスナック的な料理がいくつか置いています。肉が焼けるまでの間、前菜としてこれらを食べてもよいかと思います。

ただし、タレの皿に控えめに盛ってください。お腹にたまりやすいものが多いので、なんなら省いても構いません。

お冷

お冷用のグラスも用意してますが、洗い物を増やさないためにコーヒー用のカップにお冷を注ぎます。

店員さんがなるべく無駄な作業をしなくていいようにとか、忙しくならないようにとか、そういうことを考えるのも修行っぽくていいかなと思っています。

サラダ

箸休め、口直し用としてサラダを用意しておきます。たくさんの種類の野菜が用意されていますが、食べるのは1~2種類でいいかと思います。自分の場合はレタスのみです。ドレッシングはお好みのもので良いですが、酸味のきいたものがサッパリしていて、口直しに適するかと思います。

お肉

すたみな太郎にはランチでもたくさんの種類の肉が置かれていますが、その中から5種類を厳選して2枚ずつ取ります。好きなもので構いませんが「焼きしゃぶ(カルビ)」と「アップルポーク」は特におすすめのお肉ですので、あれば優先的に取ってみてください。逆に脂が多すぎるものや厚切りの牛肉は避けるようにしてください。

今回は焼きしゃぶ(カルビ)、アップルポーク、牛赤身、豚カルビ、濃厚辛みそダレの牛壺漬けをチョイスしました。

白ごはん

他のものが準備できたら、白ごはんを取りに行きます。量は80gです。途中で1回おかわりをするので最終的には160gのご飯を食べます。少食な人はもっと減らしてかまいません。肉5種類1枚ずつで食べ切れるだけ盛ります。

若い時は「単価の低いごはんを食べたら損」とばかりに、ごはんは食べずに肉だけをひたすら食べたりしていましたが、そうして得られる満腹感は心地よいものではありません。やはり白ごはんを合わせたほうが断然、満足度が高いです。

タレ

すたみな太郎にはテーブルに置いてあるタレの他にも、味噌ダレや塩ダレなどが用意していますが、テーブルの甘めのタレが一番のオススメです。これが一番、なんというか「焼肉屋さんのタレ」というカンジがあります。

テーブルには他に黒こしょうや七味唐辛子が置かれていますが、牛肉には黒こしょうが、豚肉には唐辛子が合います。薬味はタレに入れるより、タレ皿に取った肉に少量かけたほうが香りを感じやすいです。

肉を焼く

肉を焼くときに気をつけたいことは2つあります。

一つは弱めの火加減でじっくりと、両面に焼き目がつくくらいまでしっかり焼きます。弱火にしていても肉を真ん中に置くと火が強い時があるので、そんな時は外側に置いて焼きます。

もう一つはベストの焼き加減で食べられる枚数を網に乗せることです。自分は2~3枚くらいで焼きますが、極端に言えば1枚ずつ焼いても構いません。

急ぐあまり生焼けの肉を食べたり、処理しきれないくらいの肉を網に敷き詰める人がよくいますが、「すた行」に限らず焼き肉に於いてそれらの行為は避けるべきだと考えています。

よくネット上などで「すたみな太郎の肉はおいしくない」と言っている人を見かけますが、それはあなたの焼き方がマズいのでは?と思うことがあります。

すた行で食べる肉は10枚です。一枚ずつ焼いても時間が余るくらいです。普段焼き肉はガンガン焼いてガンガン食べるという方も是非一度丁寧にお肉を焼いて食べてみてください。焼き肉でお肉のおいしさを決めるのは食べる人の腕なのです。

食事フェイズ

肉を焼いて、それをおかずにご飯を食べ進め、合間にサラダを食べる。これが「すた行」前半の基本的な流れです。

肉5種類1枚ずつ食べたら白ごはんをおかわりします。白ごはんを一度にテーブルに持ってこないのは、温かいうちに食べきるためです。160gの白ごはんを10枚の肉で食べるので、肉一枚あたり16gということになります。16gはちょうどお寿司1貫分くらいです。

すたみな太郎には、お寿司や自分で麺を茹でて作る麺類がありますが、自分はこれらをメニューからはずしています。もしお寿司や麺類を組み込む場合はご飯を減らしたり、このあとのスイーツを減らしたりして満腹になりすぎないよう調節してください。

ごはん、サラダ、お肉をすべて食べ、残ったお冷を飲み干したら。食事フェイズ終了です。続いてカフェフェイズに移ります。

スイーツとコーヒー

ダイエットをしていると甘いものを避けがちですが、食後に少量でも甘いものを食べると満足感がかなり増します。甘いものもうまく取り入れればダイエットの味方になり得るのです。

2~3種類のスイーツとコーヒーを用意します。イチオシはチョコレートケーキなのですが、今回はなかったので画像の3種にしました。鯛焼きの皮が予想以上にもちもちしていて美味しかったです。

コーヒーは1杯飲みきらずに半分残しておきます。

アフォガート

半分残しておいたコーヒーにバニラアイスを入れ、アフォガートにします。

すたみな太郎のアイスクリーム用ディッシャーはとても小さいので、熱々のコーヒーだとすぐに溶けてなくなってしまいます。少なく、ぬるくなったくらいのコーヒーがちょうどいいみたいです。砂糖でお好みの甘さに調節してください。

アフォガートを飲み終わったら、「すた行」は終了です。食べ終わった器をなるべくトレイにまとめて持って行きやすいようにしておきます。

修行とダイエットと食育と

「すた行」では、何を、どのタイミングで、どのくらいの量を、どうやって食べるのかといったことをずっと考えることになります。煩わしいと感じるかもしれませんが、こういったことを日々考えることがダイエットの基礎になると同時に食育の一環でもあると思います。

食べ放題でお腹いっぱい食べるのも、色々な組み合わせを楽しむのも良いですが、たまにはこんな活用のしかたも面白いのではないでしょうか。

こうなったらいいのにな

すたみな太郎の食事時間は一番短くても90分コースからなのですが、「すた行」では食べる量をグッと絞るため90分だと時間が余りがちです。

平日ランチ大人1人90分コース1,430円(税込)なのですが、60分1,100円とかあったら調度良いのになぁと思ったりします。

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