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ソシャゲに疲れてしまった人へ

今日はいよいよ「Marvel's Spider-Man」の発売日だ。

ボクはゲームが大好きで、ゲームにならいくらでも時間を費やしても構わないと思っている。

けれどここ1,2年のあいだ大好きなはずのゲームに関して、言語化はできていないが、なんとなく感じるもやもやがあった。

ボクの悩みの種はソーシャルゲーム。いくつものタイトルを遊んだ。具体的に名前を挙げると「パズル&ドラゴンズ」「クラッシュ・ロワイヤル」「グランブルーファンタジー」「FGO」ほかいろいろ……。

別にガチャでウン十万円溶かしたとか、そんな話ではない。課金もしていたが、それはあくまでも常識の範囲内だ。

ソシャゲにハマって大金をつぎ込んでしまう人は少なくはないだろうが、ソシャゲプレイヤー全員が廃課金だなんてことはありえない。当たり前だ。

でも、ソシャゲにハマった人全員がつぎ込んでいるものがある、時間だ。

ソシャゲを遊ぶには莫大な時間を要する。ほとんどのソシャゲはプレイヤーに毎日ログインすることを推奨しているし、少しでも長く遊んでもらうための工夫をあちこちに凝らしている。

時間のかかるソシャゲの典型例が「グラブル」だ。「グラブル」では強い武器を集めるために、何百回何千回と同じような戦闘を繰り返さないといけない。そのうえ強い武器とキャラを揃えた先に何が待っているかといえば、さらに強い武器を手に入れるための戦いが待っている。

強くなって強敵を倒す、さらに強くなって別の強敵を倒す、もっともっと強くなってまた別の強敵を倒す。ソシャゲのシステムは、ジャンプ黄金期のトーナメントバトルに良く似ている。

これからは二人で静かに時を過ごす オレ達はもう飽きたんだ。
お前らはまた別の敵を見つけ戦い続けるがいい


これは『幽遊白書』に登場する敵キャラ・樹の有名なセリフだが、この時の冨樫 義博はジャンプの連載に完全に嫌気が指していて、敵キャラである樹を自身の代弁者にしている。

ボクも樹と富樫 義博と同じ気持ちだ。終わりのないインフレーションに身を投じる戦いにはもう飽きてしまった。

ゲームを楽しむために時間を費やすのはいい。でも、誰にでもできるルーティンワークに1日何時間も奪われるのはうんざりだ。ソシャゲに束縛されて、他のやりたいゲームができなくなるのは御免だ。

この世に存在するあらゆるソーシャルゲームがクソだなんて言いたいわけじゃない。ましてやソシャゲを熱心に遊んでいるプレイヤーを貶したいわけでもない。「グラブル」も「FGO」も面白かった。

ボクはもっとたくさんの素晴らしいゲームに出会いたい。心から楽しいと思えるゲームに時間を費やしたい。そして出来ることなら、ボク以外のゲーマーにもそうして欲しい。

#ゲーム #ソシャゲ #エッセイ #FGO #グラブル


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