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古着を買った

久しぶりに古着を買った。社会人になり、オフィスカジュアルな服を着る機会が増え、古着から離れていた。母に「あんたが古着着んようになってよかった」と言われ、少しショックを受けた。

だけど、好きなものは好きだ。

大学生の頃は名古屋に住んでいて、よく大須商店街の古着屋さんを巡ったりした。一番好きだった店は、卒業の時に閉店した。

最近、又吉さんのYoutubeチャンネル「渦」で、好井さんとコーデを組む企画を何本か観た。それが古着欲を再燃させた。又吉さんのセンスも大好きだし、好井さんの感じも好きだ。大学生の頃、友達とあーだこーだ言いながら古着屋さんを巡っていたのを思い出した。

企画でも行っていた高円寺に行くことにした。一緒に行く友達はいないので、一人で向かった。田舎暮らしでおしゃれから遠ざかっていたので、古着屋さんに入るのは緊張した。何度も「誰も見ちゃいない」と心の中で唱えた。

私が大学生だった頃と比べると、古着を着る人が増えたように感じる。大学生のような若い人が多いのはもちろん、海外の人もよく見かけた。あとは、全国に展開する古着屋さんが増えたような印象もある。そういうところでは、タグに「こちらの商品は古着です」と書かれていて、むしろこれ以外はオリジナルブランドなのか、と事実を突きつけられる。よくできている。

多くの人が個性を求めて大衆化する古着。皮肉だけど、私もその1人。

なんとなく入った古着屋さんでワンピースを買った。やっぱり特別な気がした。

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