ダイヤモンドに取りつかれて100万稼ぎたい息子

マインクラフトでダイヤモンドを知り、鉱物に興味を持った息子がハマったのがダイヤモンド。

「ダイヤモンドが欲しい。」

結婚指輪が欲しい女子でもなく、成金でもない、7歳が言う。

「ダイヤモンドが欲しい。」

そうか。買ってあげよう。

とは、言えない。

ダイヤモンドは、高い。ほかの鉱物とは違って簡単に手を出せない。

でも息子はいう。

「ダイヤモンドが欲しい。」

いやいや、無理。100万円くらいする。

ミネラルストーンショップではなく、ジュエリーショップを息子と見に行った。

手軽に買えるのは、やはり別の鉱石。結局その日も500円の真珠を買った（真珠もいるんかい）。

ダイヤモンドは、高い。安いものでも、半額でも、私も簡単に手を出せない。10万円くらいする。

「ダイヤモンドが欲しい。」

無理無理無理無理。

そこで思いついた。

あ、お母さん持ってるわ。婚約指輪に、ダイヤモンドついてるわ。

「え、ダイヤモンド欲しい。」

無理。

「お母さん、俺、結婚する」

えと、一般的には、男性が女性に結婚してくださいって、渡すものだよって伝えたら。

「結婚するとき、相手にも、俺にもダイヤモンド買う。」

むーん。そうか。

「息子の名前はダイヤかな。あ、生まれたときに記念にダイヤモンドをおくりたい」

名前は、相手と話し合って決めてね。

息子の夢は叶えてあげたい。

でも、ダイヤモンドは難しい。あんたのほしいの100万円くらいする。

「100万円って？どれくらい？」

そうだ。高校生になったら、バイトすれば？

というわけで、よく行くスシローで一日3時間950円で毎日1年くらい働いたらゲットできる金額だと伝えた。

950×3＝2850円

100万÷2850円＝350、877193

というわけで、350日働けばいい。

と示した。時給、身近な働く場所、想像できる期間で提示した100万円。

息子は、その説明を書いた紙を机の前に貼ってる。

100万円。でっかいお金、でも届かない金額でもない。

そうなんだ。私も書いていて思った。使わなければ、100万円って貯まるんだ。

息子は張り切っている。

「ダイヤモンドが欲しい。」

いつか夢をかなえられるといいね。

#お金について考える