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おすすめ紹介

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ノマドプロダクションのメンバーが、ノマド界隈の皆様におすすめしたい本やアートスペース、プロジェクトなどをご紹介します。
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記事一覧

おすすめ本紹介:「ノマドのマドvol.37」より

ノマドプロダクションのメンバーが、ノマド界隈の皆様におすすめしたい情報を紹介していくシリーズ。今回は12/12に配信したメールマガジン「ノマドのマドvol.37」より、2冊の本をご紹介します。 ハーモニー 2020年、思えばずっと、この小説のことが頭の片隅にあった気がする。 2009年に夭折した作家が「病が駆逐された世界」を描いた本書。 体内に仕込む医療分子によって身体の健康がコントロールされ、「政府」ならぬ「生府」によって、生活も、娯楽も、全てが「健康」の名のもとに管理さ

おすすめ本紹介:「ノマドのマドvol.36」より

ノマドプロダクションのメンバーが、ノマド界隈の皆様におすすめしたい情報を紹介していくシリーズ。今回は11/14に配信したメールマガジン「ノマドのマドvol.36」より、2冊の本をご紹介します。 旅の効用 人はなぜ移動するのか コロナ禍において、潜在的な移動(旅)への衝動や放浪の精神性などへの関心が高まり手にした書籍。結果として、外出制限によるストレスを増大させる要因となった。内容は、スウェーデンのジャーナリスト・作家であり、バックパッカーとして世界各地を旅した著者のエッセイ

おすすめ本紹介:「ノマドのマドvol.35」より

ノマドプロダクションのメンバーが、ノマド界隈の皆様におすすめしたい情報を紹介していくシリーズ。今回は10/15に配信したメールマガジン「ノマドのマドvol.35」より、2冊の本をご紹介します。 うろんな客シュールで不気味な世界観と繊細なタッチのイラストで、熱狂的なファンをもつ絵本作家、エドワード・ゴーリー。昨年、練馬区立美術館で展覧会が開かれ、連日たくさんの人が押し寄せました。なかでも「うろんな客」は、不気味さとチャーミングさが掛け合わさった作品です。

おすすめ本紹介:「ノマドのマドvol.34」より

ノマドプロダクションのメンバーが、ノマド界隈の皆様におすすめしたい情報を紹介していくシリーズ。今回は9/16に配信したメールマガジン「ノマドのマドvol.34」より、2冊の本をご紹介します。 今日からはじめる情報設計 センスメイキングするための7ステップ私はよくアートプロジェクトのwebサイト作成を依頼されるのですが、書かれる文章が「内容が抽象的」「言葉が難しい」などで「これじゃ、一般の人は分からないよなー」といつも悩んでいます。 本書では、こうした抽象概念をわかりやすく伝

おすすめ本紹介:「ノマドのマドvol.33」より

ノマドプロダクションのメンバーが、ノマド界隈の皆様におすすめしたい情報を紹介していくシリーズ。今回は8/7に配信したメールマガジン「ノマドのマドvol.33」より、3冊の本をご紹介します。 記憶する体自粛生活が長くなると、一日の時間の流れが以前とは変わり、それほど動いていないはずなのに、体は疲れていて重い。室内という殻に籠っていると、無意識のうちに精神的にも負荷が溜まり、それが外に出てくるようだ。そんな時に出会ったこの本。様々な障害を持った人たちとの対話と著者の分析を通じて

おすすめ本紹介:「ノマドのマドvol.32」より

ノマドプロダクションのメンバーが、ノマド界隈の皆様におすすめしたい情報を紹介していくシリーズ。今回は7/3に配信したメールマガジン「ノマドのマドvol.32」より、3冊の本をご紹介します。 美術展の不都合な真実 1日当たり数千人の入場者を集める大型企画展が日本独特の形態であることはしばしば指摘されます。本書はそのビジネスモデルとカラクリを詳らかにし、話題となっています。 著者は国際交流基金で美術展の企画調整業務に携わっていた古賀太氏。現在は日本大学芸術学部で教授を務めます。