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Salon de T(h é)

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茶のみ処(どころ)。メイキング・オブ・『avec Toi』。 よりディープに味わいたい、みなさまと。
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記事一覧

Toi Toi Toi !!! 【SdT_22】

あっという間に半年が過ぎ、 「avec Toi ――馬がいて、人がいて、そしてまた馬がいる――」の記録誌と記録映像が完成しました。 伊達さんの映像作品「界」のファイナル・カット版(って言って良いのかな?)とあわせ、 世界中のみなさんに、これからいつでも自由にご覧いただけることを、とても嬉しく思います。 ・記録誌はこちら(全22ページ) https://miyazaki-ac.jp/wp-content/uploads/2024/04/avecToi_rep_WEB.pdf

秋田優さんと、ビジターセンター 【SdT_21】

秋田優さんには、「都井岬ガイド」だけでなく、なんと、ビジターセンターでのExtra Event「くらやみ展示室ツアー」もお願いしています。 ちなみに今回の『avec Toi』、チケットの体系が若干わかりにくいかも知れなくて、 大事なことなので、Tもショータ君も今後、何度も言っていこうと思うのですが、 ① 秋田優さんによる「都井岬ガイド」 ② 五十嵐靖晃さんによるワークショップ「風と馬」 この2つが、それぞれ参加費500円ずつ。どちらも小松ヶ丘で開催します。

秋田優さんと、「都井岬ガイド」 【SdT_20】

そんな御崎馬ガチ勢、いや、都井岬ガチ勢の秋田優さん。 話が前後してしまいますが、その彼が、今は串間市の職員として市役所で働いている! ということで、昨年8月、まずはZoomで顔合わせと最初の打ち合わせをしました。 ウマ年生まれ同士いや同志!とかで盛り上がって(とTは勝手に思いこんで)、コトリさんが横でドン引きする中、 とても前向きで建設的な話を進めることができました。まずは確かな一歩を踏み出せた。 その後、9月に一度、これまでの「ただ、好き」という目線でなく、 ここでプロ

秋田優さんと、都井岬 【SdT_19】

『avec Toi』に参加いただく素晴らしいアーティストたち。 今回ご紹介するのは、串間市エコツーリズム推進室の秋田優さんです。 都井岬に関わる人であれば誰もが知っているし、文化芸術関係の方々からは、「え? 誰?」ってなる、このプロジェクトのキーマンであり、 今回、小松ヶ丘エリアで実施の「都井岬ガイド」と、ビジターセンターで実施の「くらやみ展示室ツアー」をお願いしている、串間市役所の職員であり、(Tにとっては)アーティストです。 大切なことから順にお話ししますと、まず、フラ

平野由記さんと、デザインの力 【SdT_18】

『avec Toi』タイトル文字のデザインにTが見出した切ない希望の物語。(【SdT_16】参照) 他にもたくさんのデザインの力に、このフライヤーは助けられています。 まず、表紙。 スズキトモミチさんのラフ図案は、最初、このnoteでもご紹介しているキービジュアルのように(これと全く同じではありませんが)、横に長いものでした。 そして正直に言うと、Tは、それがフライヤーの表紙やポスター用に、縦長になることに、少しだけ心配というか、残念な思いを抱いていました。 でもそこに

スズキトモミチ×ウフラボ 【SdT_17】

前回、ウフラボ・平野由記さんの、タイトル文字デザイン案に付されたコメントを紹介して、 ふと思いました。 スズキトモミチさんが、ラフ図案に付してくれたコメントも、また素敵だったよね、と。 そこで、スズキさんのコメント、 それから、平野さんがデザインの世界観について最初に付してくれたコメントも、 お二人の了承をいただき、ここで紹介させてもらいたいと思います。 まずは、スズキさん。 (ここから) 都井岬に足を運ぶ中で、夕陽が沈む頃に小松ヶ丘に登り夜空に高く月が昇るまで丘の頂

ウフラボ・平野由記さんと、フライヤー 【SdT_16】

前回から、だいぶ間が空いてしまいました。…が、ついに! フライヤー(チラシ)が完成しました! やったー! 実物がお手元に届いた方には、ちょっとしたお楽しみが…。 そうでない方は是非、こちらからダウンロードしてご覧ください。 さて、このフライヤーにも、たくさんの奇跡がありました。 デザインをお願いしたのは、ウフラボの平野由記さん。 劇場でも今年度の年間パンフレットなど、何度かお世話になっているデザイナーさんですが、Tは今回初めてご一緒しています。 【SdT_10】にも書きまし

グンジキナミさんと、アヴェク トワ 【SdT_15】

果たして、グンジキナミさんとの打ち合わせの際、結局Tは、avec Toiのことを話しませんでした。 個人的には、とても良いお話しができたと感じていましたが、そうだとしても、タイトル案については、 「本当は話したいと思ったんだけど、この場でいきなり出されても返答に困ってしまうかと思うし」 と、その場でもそうお伝えしたかと思います。 同時にコトリさんにも止められて、でもそれはまた違う理由があってのことで、それはTがコトリさんの言っていることを心からは理解できなかった、2番目の出

avec Toiが降ってきた 【SdT_14】

間もなくフライヤーの完成に向けて、ウフラボ・平野由記さんのデザインとの話に入る前に、 まずは、タイトル決定までの経緯から、順に追っていきたいと思います。 まだタイトルがない頃、このプロジェクトのことは、「の、まど」in都井岬、と呼んでいました。 当劇場のプロジェクト「の、まど」については、既述のとおり。 そしてTは、そのままで別に構わないと思っていたのです。 でも、コトリさんは違った。そして、それがTには、正直よくわからなかった。 今、コトリさんが、「の、まど」とは別のタ

伊達忍さんと、秘蔵作品 【SdT_13】

今回は、伊達さん三部作の最終回。エピソード1、とか、また続くかも知れませんが。 この3回は、「ハリー・ポッターと、なんちゃら」みたいな感じで、タイトルつけてきました。 ハリー・ポッター読んだことないし、ほぼ観てもいないのに、ごめんなさい。いつか、じっくり観たいと(そして読みたいと)思ってます。本当に。ファンの人ごめんなさい。としまえん跡地にも行きたいです。 前回の最後で明らかになった、toyと都井との(なんかいいな、このリズム。といとといとの♪トイトトイトノ♪)奇跡の符号、

伊達忍さんと、TOY PARADE 【SdT_12】

このnoteを書くために、こんなことでもなければ見返すことのない、ずいぶん過去の仕事のメールを今、見直していたのですが、これがけっこう面白い。 伊達さんの名前を知り、過去の作品など可能な範囲で拝見して、うん、すごくいいな、と思いました。 それから念には念を入れて、ちょうど前の年、Tが映画音楽のコンサートを担当した際に協力をしてもらい、そんな中で一緒にお話しをして、とっても意気投合した、「宮崎キネマ館」という素敵なミニシアターの支配人・喜田さんにも、 「自分は映像のことは素

伊達忍さんと、おもちゃ箱 【SdT_11】

映像作家・伊達忍さんのことは、ほんの数日前に、Sことショータくんが書いてくれていますが、 今回は、伊達さんとTとの、出会いについて。 『avec Toi』参加アーティストとして、劇場の年間パンフレットには、伊達さんを含む3名のメイン・アーティストを掲載しています。 でもTの中では、スズキトモミチさんや、追って紹介する(本当はもっと早く紹介したい&するつもりだったんですけど、諸々の兼ね合いで少々お待ちください…)平野由記さん、グンジキナミさんはもちろんのこと、他に、普段はアー

今回のスズキトモミチさん 【SdT_10】

今回のスズキトモミチさんのこと。これ、早く書きたかったんです。SdTも、もう10回目かぁ…(遠い目)。 (スズキさんが、新たなイラストレーションを描いてくれました! サムネイルだと上下が切れてしまって、すごくもったいないので、ここにあらためて全景を掲載します!) 都井岬でのプロジェクトなのだから、もちろん、スズキさんと再びご一緒したい、というのは、 Tにもコトリさんにも、当初から当然、その想いがありました。幾度も、そのことを議論もして。 けれども、それがどう「しっくり」く

SEABISCUITとスズキトモミチさん 【SdT_9】

今回の素敵なキービジュアルを描いてくれたのは、スズキトモミチさん。 スズキさんのいるSEABISUCUIT PARLOUR(シービスケット・パーラー)を初めて訪れたのは、あらためて記憶を辿ったところ、もう3年以上も前のことでした。 同じ串間市内とは言え、都井岬からだと車で30分強は見ておいた方が安心な、鹿児島県志布志のちょっと手前。 場所も最初は少しわかりにくくて、最後はとても狭い道を入っていくなど、地理的な面もさることながら、 アクセスに関しては、ひと月以上前の限られた