WALL GRAFFITI TOWN 嫉妬

画像1 私の町にはグラフィティが溢れている。町を歩いていると、ふと異常な感じに気がついた。いつも何気なく見ている町の風景が変わっているのだ。 この町のグラフィティは定期的に描き直される。グラフィティの運命ではあるが、せっかく良く描かれた絵でも他の人間がいたずら書きのタグを入れ台無しにしてくれる。グラフィティウオッチャーとしては真剣に見続けなくてはならない。まだサラのうちに写真に撮って永久保存しておくのだ。自分より美味い作品を見つけると嫉妬のあまりペンキを吹きかけて台無しにしてしまう了見の狭い輩がどこにでもいる。
画像2 最近パリ近郊の中学校で、歴史と地理の男性教員が、言論の自由を教えるため生徒にイスラム教の預言者の風刺画を見せたせいで過激派のテロリストに殺された。マクロン大統領は学問の象徴ソルボンヌ大学で彼を国葬にした。政教分離を貫き風刺画を見せる自由はフランスにある、とテロに対する国民の団結を訴えた。 ヴィヴ・ラフランス!
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