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アニメ「文豪とアルケミスト」 たられば話

2年前の4月に放送された「文豪とアルケミスト 審判ノ歯車」、中でも第四話 月に吠える 前編は今でもとても印象に残っていてそれが見たいが為に円盤まで買いました。もしも、自分の周りでひょいと現れたり、隠れたり、会話の相手となってくれる文豪がいるとしたら誰だろうと思わず観賞するたびに考えます。第四話は現代が舞台となって、視点が文豪たちではなく現代の普通の人になっており、本や文豪たちは彼らの背中を押す場面がほっこりしました。

本がある世界、全く本に興味を持たなかった子が「斜陽」を読んでる子が気になって同じ本を探すのに漢字の読み方がわからず「ななめよう」と言いながら図書館を探し回っているのが印象的でした。読めない漢字は読める自分のボキャブラリーから捜そうとするから知ってる人からすると「ん??」となってしまうのがリアルでした。ここで、世紀の大作家が読み方と場所を告げて居なくなっています。少年から派手な不審者と認識されてしまったのが残念。なのに、それが面白く見えました。

その後に本を読んでいながら、難しいと寝る体制になるのにもなんとなく覚えがありました。起こしてもらっててちょっといいなと思いました。私も起こされてみたいわ…。

その間で文豪の展覧会に出たあと公園で、会話をするときにお友達になった子が憂うセリフが視聴側に問うメッセージになっているようで何より記憶に残りました。
うろ覚えですがこういう内容でした。「この世界にはスマホを覗けばありとあらゆる高品質な作品に触れられる。それを他者と共有できる彼ら(一般の人)が正しいのかもしれない」という感じでした。
今は実際にスマホが普及して片手でなんでもできるようになったことも事実ですし、そこを気にかけ正否を考えることも大切な思考のきっかけだと私は思います。

文学を含め、本がない世界の描写もとてもリアルでした。本を読むことで得られる事柄やきっかけがたくさんあるだろうし、それは人によっても興味がある箇所も全く違うと思う。


もしも自分も文豪の誰かがいるとしたら誰がいるんだろうなと考えたくなります。ちなみに公式から出ている文豪診断みたいなちょっと占いみたいなのによると「夏目漱石」だそうでした。
「あーいいな、よく読むし」と思ったのが半面、彼にかかわる文豪が「内田百閒」「芥川龍之介」「鈴木三重吉」「久米正雄」「松岡譲」「森鴎外」などなど文アル内だけでも相当ににぎや、華やか…なメンバーの勢ぞろいのようで。どんな空間になるかあまり想像ができなくなりました。(笑)

興味が湧かれた方よかったらやってみていただきたいです。
初めて診断した時より診断の数が増えていることにたまにびっくりする。

追記
彼らが持っている本の表紙、

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