見出し画像

ソウタシエ ピアス制作日記

「ソウタシエ」という技法を習得したくて教室に通っています。
ただ、今はコロナの影響でなかなかレッスンも進んでいません。

せっかく教えてもらっている技術が錆びつかないように、復習も兼ねて自宅でソウタシエアクセサリーを制作しています。(もともと錆びつくほどの腕もないんですけどね…)

基礎をしっかり復習したいのですが、ずっと同じことをやっていると飽きるので、ちょっとずつデザインを変えたり、ブローチを作ったら、次はヘアアクセサリー、その次はピアス…というふうに、作るものを変えながら楽しんでいます。そして、今回はピアスを作りました。

ビーズの周りにコード(一般的に蛇腹コードと呼ばれているらしい。)を数本重ねて縫い合わせるので、きちんと最初にサイズやデザインを考えておかないと、「思ったよりも大きくなっちゃった!」という事があります。特にピアスは、ちょっと大きさが変わるだけでも、イメージが大きく変わってしまうので要注意です。

私は「ソウタシエ」を習うまでは、アクセサリー作りの際に「こんな感じにしたい。」「この天然石を使いたい。」ということだけふわっと決めて、ある程度イメージできたら流れに任せて作り始め、作りながら調整をしていました。

もちろん、ソウタシエでも多少の調整はできますが、作成途中に「ここに、もうちょっとボリュームほしいな。」と思っても、コードが足りなくて思った形にできない…ということもあります。

技術があれば、なんとかなるのかもしれませんが、今はまだそんな高度なことはできないので、デザインを最初に考えて、合わせるビーズや金具の大きさ、コードの長さなどを計算し、ノートに書き出してから制作に取りかかっています。

実際に制作してみて、「うまく行かなかった点」と「次はどのような方法をとると解決できるか」をノートにメモしておきます。「大きさは最初のデザイン通りにできたか」「コードの長さや裏布の素材は適切だったか」など、忘れないように細かく書いていきます。

例えば、次の写真は、レッスンで習った「渦巻」のモチーフを3つつなげて作ったヘアアクセサリーです。

画像1

1本のコードをぐるぐる巻いてモチーフを作るのですが、自分の力加減だと、「長さ何cmのコードで、直径何cmの渦巻ができるのか」というデータを取っておかないと作品のバランスが悪くなったり、仕上がったときに思ったより小さくて、金具が付けられないなどの問題が発生します。

何回も渦巻のモチーフを練習して「この種類のコードを○cm使うと直径○cmの渦巻モチーフが作れる」というデータを取って、それをノートにメモしています。


ちょっとピアスからは話が逸れましたが、作品を作るごとに、そんな感じで自分のデータを細かく記録しています。

今回制作したピアスは、ほぼ最初のイメージ通りにできましたが、1点だけ修正しました。

最初はフックタイプ(ぶら下げるタイプ)のピアスをデザインしていたのですが、着けているときに前から金具が見えないように、ポストタイプの金具を作品の裏に貼り付けました。

画像2

(左がフックタイプ、右がポストタイプの金具)

ゆらゆら耳元で揺れると可愛いピアスは、フックタイプの方がいいのですが、片方モチーフができたときに、「耳にフィットさせたほうが可愛いかも」と思い、急遽ポストタイプに変更しました。

画像3

今回、ポストタイプの金具に急遽変更したことで、金具を貼り付ける裏布の素材をもう少し工夫した方がよかったなと反省したので、次に同じようなデザインのピアスを作るときは、あらためて考えたいと思います。

ちなみに、私がレッスンを受けている先生のホームページはこちらです。(今回紹介した渦巻のモチーフは先生のレッスンで教えていただきました。)

素敵な作品がたくさんありますので、興味のある方は覗いてみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

今はサポート不要です。もし必要なときがあればお願いするかもしれません。その時にはよろしくお願いします。