落ち着く方法 kindly calm me down

ミュシャ財団のサイトから塗り絵用の線画がダウンロードできるようになっていたので、早速やってみた。
手を動かすことがリラックスに通じるとは聞くが、塗り絵をやっている時に感じる深いリラックス効果の正体とはなんだろう。

数年前にも大人向きの塗り絵ブックを購入して、恐ろしい時間をかけて色鉛筆とマーカーで着彩した。
今回はiPad miniで着彩、最後にPCで色調整という完全デジタルだ。
ゆったりとした癒しの時間を求めているのに、制作がスピードアップしてしまった。(笑)
それでも、あまりリラックス効果は変わらない。

塗り絵は何も考えず、すぐに手を動かせるところがいい。

何も考えずと書いたが、手を動かしている間も少しは考えている。

配色のテーマは何にする?
ここは何色にする?
影つける?
立体感出てる?
立体感ないほうがいい?
ここはあえて細かく塗らなくていい?
全体の色味はこれでいい?

これらは自分の感覚だけを頼りにできる。
なんの責任もない。
白紙の状態から絵を描くのは、まず描く理由やコンセプトを考えてしまう。
塗り絵ならそんなことは考えず、とりあえずスタートすることができる。

仕事で何かを作る場合は、ターゲット層の目を第一に考えることになる。
下手をすると、自分の作ったもので製品の評判が落ちて売上が下がるかもしれない。
仕事での制作も大好きだが、大変な緊張感を伴う。

ということは、ずっとニーズに合わせた制作をしてきたリベンジを塗り絵でしているのかもしれない…
と書いたところで、単に楽しいからやってるでいいじゃないかと、
心の中でツッコミを入れた。

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