nolipy大溝範子

TOKYO / KYOTO 大学で教えたり、いけばなしたり、ゲーム作ったり

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マガジン

  • 2021 京都精華大 コンセプト&メイキング

    • 154本

    写真日記

最近の記事

駅ピアノ  If I could play the piano,

BSで「駅ピアノ」という番組がある。 夜中に何か作業をしながらつけておくのにちょうどいい番組だ。 世界各地の駅に置かれている誰でも自由に弾けるピアノ。 通りがかりの地元の人や、旅行者がふと座って好きな曲を弾いていく。上手下手に関係なく、みんなとても自然なことのように弾いていて心地いい。 その番組を観るたびに、楽器が弾けたら楽しいだろうと思う。 楽器といえば、幼稚園の時にヤマハ音楽教室に通っていた。 その当時はヤマハ音楽教室で2年ほどオルガンを習い、その後ピアノに転向する

    • 宇宙を忘れていた  Interstellar

      映画『インターステラー』 公開当時(6年前)に観て面白かった覚えがあるので、もう1回観た。 いつものように、すっかり内容を忘れていて初見のように感動してしまった。(笑) 映画の内容を、サラっとおさらいすると。地球の環境変化で砂嵐がひどくなり農作物が育たず食糧不足になった人類。 宇宙開発は予算がかかりすぎるので、公には解体されたことになっているNASAが密かに人類移住を遂行していく話。 ワームホールを使って別の銀河まで移動したり、4次元超立方体に入って時空を自在に移動したり

      • 夢の扉  In Dreams

        学生達は履修授業の登録をする時期だ。 自分が学生の時は割と感覚的に好きな分野ばかり選んでいた。 大学生の時に心理学の講義を履修したことがある。 その時に、夢に興味を持った。 ユングの夢に関する本を買い、とりあえず毎日みた夢を分析することにした。 枕元にノートを置いて、朝起きた瞬間にできる限り詳細に夢を記録。 エライもので、夢を意識することで、1日3本ほど夢を記憶できるようになった。 (元々、人は1晩で数回夢を見て忘れているらしい) 不安に思っていることや、気になってい

        • 「道」を極める  Don't think! Feel

          Don't think! Feel. は『燃えよドラゴン』の中の武道家ブルース・リーの有名なセリフだ。 「考えるな、感じろ!」この言葉のことを、たまに思うことがある。 これは何も考えず、ただ本能に従えということではない。
 武道では、いちいち頭で考えていたら、次の一手は遅くなるし、1つの偏った知識や思考に頼っては判断を間違う。 すでに鍛錬で身につけたその感覚だけを頼りにしろ。その為に日々鍛錬しろ!ということだと思う。 かつて日本の精神には「道」というものが深く根ざしていた

        駅ピアノ  If I could play the piano,

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        • 2021 京都精華大 コンセプト&メイキング
          154本

        記事

          なぜか今振り返る 2018

          2年前の2018年は人生で最悪とまでは言えないが、ワースト3に入る年だった。 その1年間にどんな事があったか書き出してみると、 1月、年末に骨折し足を引きずりながらのお正月 3月、タイ出張から帰ってすぐにヒドイ食あたりで数日寝込む 5月、慣れない分野の仕事で、よくわからない忙しさ第一弾 目眩で目の前が回転し続け、船酔いのようなヒドイ吐き気が2日間続く 6月、背中と胃に激痛、胃カメラ 9月、ヨーロッパを一人旅行中、初日のウイーンでお腹を壊した上に蜂に刺され手がパンパンに腫れる

          なぜか今振り返る 2018

          落ち着く方法 kindly calm me down

          ミュシャ財団のサイトから塗り絵用の線画がダウンロードできるようになっていたので、早速やってみた。 手を動かすことがリラックスに通じるとは聞くが、塗り絵をやっている時に感じる深いリラックス効果の正体とはなんだろう。 数年前にも大人向きの塗り絵ブックを購入して、恐ろしい時間をかけて色鉛筆とマーカーで着彩した。 今回はiPad miniで着彩、最後にPCで色調整という完全デジタルだ。 ゆったりとした癒しの時間を求めているのに、制作がスピードアップしてしまった。(笑) それでも、あ

          落ち着く方法 kindly calm me down

          ゲームの罠   Break the rules

          昨夜はゲームをしすぎて日記の更新を怠ってしまい、翌朝に日記を書いている。 「ゲームは1日1時間程度」「1日の最後に日記を書く」と、自分の中で決めていた2つのルールを破った。 誰に迷惑をかけるわけでもないが、勝手に自分で作った細かいルールに縛られて、それを破ってちょっとだけ自己嫌悪する。 

ゲームで何をしていたかというと、今から移り住んでくる見知らぬ3人の住人の家を建設する為に、コツコツと材料を集めDIYで家具を作っていたのだ。 途中から、今日中に全部家具が作れそうだとわ

          ゲームの罠   Break the rules

          新・生活習慣 My new lifestyle

          ここ3週間ほど、生活の中で心がけていることを書き出してみる。 ・外出時はマスクをする ・こまめに石鹸で手洗いする ・外食をしない ・自炊の時も、極力火を通したものしか食べない ・スーパーやコンビニで買ったものは、洗うか除菌シートで拭いてから冷蔵庫へ ・外出時は除菌シートでこまめに手と携帯を拭く ・家中のタオルをこまめに替える ・朝晩の体温チェック 並べてみると、ちょっとサイコパスっぽいな。(笑) これらをやっていても感染するときは感染しそうだけれど、これからが本番だと思っ

          新・生活習慣 My new lifestyle

          心の中の雑音 My Mind Makes Noises

          今、世界中の人が、そうなのではないかと思うが、
先行き不透明で、なんだか落ち着かない。
 ざわざわと、心の中が雑音で溢れてくる。 その雑音がいつになく騒がしいせいで、全てに集中できなくなっている。 
集中力に関する話で、以前聞いて印象的だった海外の大学の実験がある。
 戦争の最前線を模したゲームをプレイした被験者は、1回目はそのゲームは苦手でとても長く感じたと言った。 2回目に、その被験者が脳の一部に電気刺激を与えられながら、全く同じゲームをプレイしたところ、圧倒的な命中率

          心の中の雑音 My Mind Makes Noises

          ホットゾーン  The Hot Zone

          新型コロナウィルスに関して、いろんな意見や噂があり、何が真実なのかが見えなくなっている。 要約した見解や意見だけじゃなく、正しい知識が必要だ。 理解できるかどうかはわからないが、少し前にkindleで買った感染症の専門家が書いた本を読み始めた。 その本の書き出しのエボラ出血熱の話で、一瞬にして鮮明に思い出したトラウマ書籍がある。 ずっと以前に読んだリチャード・プレストンの「ホット・ゾーン」という本だ。 これはエボラウィルスがアフリカで発生してから、どうやって広がっていった

          ホットゾーン  The Hot Zone

          思い出せないマーニー  Marnie

          金曜ロードショウで「思い出のマーニー」をやっていたので、なんとなく観てみた。 2014年の公開当時、映画館で観た覚えがある。 面白かった記憶はあるが、ストーリーはぼんやりとしか思い出せず、金髪少女と短髪少女がボートに乗っているシーンが印象に残っているくらいだった。 映画の内容はというと、 主人公の女の子が、療養先で洋館に住む金髪少女と出会い、現実の世界と主人公の空想の世界とが徐々に交錯してゆくというもの。 何が現実なのかわからなくなり、主人公がどんどん金髪少女に固執しだす

          思い出せないマーニー  Marnie

          夜更かしの理由  stay up late

          今日はいけなばの稽古の日だった。 近頃は外出の機会も減っているので、室内でできる趣味があるというのは、ありがたい事だ。しかも植物に向き合っていると、不思議と心が軽くなり、元気が出てくる。 木曜は仕事帰りに出町柳の稽古場に行き、1時間ほどかけて1つの作品を作る。 花を持ち帰り、家にある別の器で何度か違う形にいけ直す。 いけ直す度にどんどん花は短くなり、最後には小さなブーケのようなものになる。 大学の華道同好会でも学生と花をいけ、帰って同じように何度かいけ直す。 普通にいけ

          夜更かしの理由  stay up late

          されど旅は素晴らしい  Travel -hard mode-

          趣味と言えるものの中に旅がある。 特に海外を旅するのが好きだ。 初めての海外旅行は大学3年生の春休みだった。 ゼミの先生と学生10名ほどで行ったヨーロッパ。 最初のウィーンで全員解散し、2週間後のパリの宿を予約してあるだけの自由旅行だ。 もちろんネットもない時代。 ヨーロッパ中の列車の2等車に乗れるユーレイルパスを使い、なるべく宿代を浮かすために夜行列車に乗り、ウイーン、ブタペスト、プラハ、ダルムシュタット、フランクフルト、ケルン、パリを旅した。 ウィーンを出てメンバー

          されど旅は素晴らしい  Travel -hard mode-

          理想の人   Robert De Niro´s Waiting

          いつでも元気になれるスイッチが必要だと思う。 元気になりたい時に観る映画に「マイ・インターン」がある。 今日も帰ってから観てしまった。 この映画に出てくるロバート・デニーロはとても好きなキャラクターだ。 ユーモアのセンスがあって、誠実で、穏かで、自然に周囲にうちとけ、みんなが幸せになるようにそっと手を差し伸べ、いつも冷静に正しい行動ができて、困った人に必要な言葉をかける事ができる。 とにかく、何から何まで嫌味なく完璧なのだ。 一生かかってもこんな人にはなれないが、少しは近

          理想の人   Robert De Niro´s Waiting

          あの頃に戻れない those were the days

          子供時代の自分を大笑いさせてくれた芸能人が亡くなってしまった。 毎週番組が始まるのを楽しみにして、TVの前でスタンバイしていた。親も下品だとか教育に悪いとか言いながら、一緒に笑っていた。 何も考えず安心感に包まれていた頃の、幸せな思い出だ。 そんな時代には戻れない。 政府も、組織も、判断を見誤るものだ。 自分で正しい情報を集め、判断し、行動すること。 なんとなく大丈夫ではなく、その場その場で最善の方法をとること。 自分と身近な人を守らないといけない。

          あの頃に戻れない those were the days

          見えない敵 an invisible enemy

          新型コロナのことで、少し疲れてきているかもしれない。なんだか、今まで味わったことがない不安感がずっとあるのだ。 自分がこれから病気にかかるかもしれないという不安もあるし、かかったことで、人に迷惑をかけるかもしれないという不安もある。 でも一番の不安は、この病気の蔓延後に社会全体が大きく変わってしまうのではないかということだ。 思えば、東日本大震災の時の不安も大きかった。それは悲惨な映像を通して知る、起こってしまったことへの目に見える不安や悲しみだった。 でも今回の新型コロ

          見えない敵 an invisible enemy