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月経困難症とPMS/PMDDに10数年悩まされている話

※医療記事ではありません。かつ、悩まされているだけで今現在何も解決していません。ピル検討中。
内容に興味のない方は、一番下のリンク集だけは見ていってください、ぜひ!

なぜこの記事を書こうと思ったのか

普段はTwitterの住民なのですが、最近、月経に関する話題をよく見かけるので、自分の状況を書いてみようと思い記事にしてみました。特に、某化学メーカーさんが”生理を個性ととらえれば〜”とおっしゃっていたのですが、これが個性で溜まるか!!という思いも込めています。反面教師にはなるかもしれませんが、参考になるとは思えない内容ですみません。
月経と付き合い初めて早20年弱。月経総回数は単純計算で約240回。これまでの間に悩まされてきた月経困難症とPMS/PMDDの経験について綴ります。同じだよ!!って人は病院行きましょうね。
書いている人は、30代前半・妊娠&出産経験1回 です。

そもそも月経困難症・PMS/PMDDとは?

月経困難症とは、月経痛のことを指すことが多いけど、「月経中の症状により日常生活を送ることに支障をきたす」状態のこと。
PMS=「月経前症候群」とは、「月経に関連して周期的に身体・精神に不調をきたす」状態。
PMDD=「月経前不快気分障害」は、PMSの中でも精神の不調が強い場合のことを指します。
参考リンク:月経困難症  PMS/PMDD (本文引用有)

わたしの月経困難症

わたしの月経困難症は、主に月経痛とだるさ。月経痛を強く感じ始めたのは、高校生の頃だったと思います。月経期間中ずっと痛いわけではなく、1,2日目がとにかく痛い。鎮痛剤を手放せなくなったのもこの頃。飲むタイミングが遅れると、痛みから逃れられず、薬が効くまでのたうち回るしかない。出先で想定外の月経が始まり、鎮痛剤を持ち合わせておらず、痛みで吐いたこともあります。鎮痛剤は1日最低2回服用、多いときは上限の3回飲んでいることも。また、薬が効いてもだるさは変わらないので、重い体を引きずって学校や仕事に行っていました。後述しますが、子宮内膜症ではない様子です。
あと、これは月経困難症に入るのかわからないけど、下痢することも割とありました。もはや何で腹が痛いのかわからない状態。

わたしのPMS/PMDD

PMS/PMDDは説明が難しいところなんですが、”PMS”という言葉を知り、自分がそれではないかという認識をしたのは多分、社会人になってからじゃないかと……。いや大学生?10年近くの付き合いであることは確かです。始まった頃は「月経1週間前くらいからとにかくイライラする。甘い物と油ものを欲する」が自覚症状でした。
その後、社会人8年目くらいで精神症状が強くなり、月経2,3日前になると仕事に行けなくなるほどの落ち込みが2,3周期続きました。実際、そのうちの2周期ほど、仕事を休んでいます。ただ、その前に鬱(診断有)や不妊治療によるメンタルの落ち込み(特に受診なし)も経験しているので、”月経に関連するもの”と判断するのに少し時間がかかってしまいました。PMDDとしての症状は「場所を問わず涙が出る、不眠、希死念慮」です。本当に、鬱と変わりませんでした。通勤電車とかで泣く。とにかく死にたくて眠れない。
PMS/PMDDに共通して言えることは、月経が来れば症状が消失すること。これにより、月経に関連するものだと判断することができました。ただ、産後は月経前は症状がなかったのに月経中に症状が出たり、月経後もだるさなど軽めの症状が続いたりと、ちょっと判断しかねる部分が多いので、これは今後治療に至ったときにどうなるか追記するかもしれません。

これまでの対処や受診歴

まず、PMSによるイライラが強かった際に、婦人科を受診しました。月経痛ももちろん強かったのですが、”鎮痛剤を飲めば収まるもの”という認識だったので「まあ痛いほうです」程度に訴え、低用量ピル(トリキュラーだったかと)の処方を受けました。で、2周期くらい飲んだと思うんですが(記憶が曖昧ですみません)、PMSの改善は見られず、結局もういいやと止めました。副作用の吐き気もあったし。良い子の皆さんは勝手に止めてはだめですよ……。合わなければ他の種類のピルや、漢方・西洋薬の処方をしてもらえる可能性もありますからね!!わたしは悪い例です。
その後また数年状況を放置し、気が向いたときに婦人科を受診しては”異常所見なし”と診断され、症状を軽くするならピルを、と勧められるものの「合わなかったしな」という経験から、使用する選択をせず、不妊治療に突入。治療を休んでいる間に、PMDDとなり今度は精神科受診しました。2周期、向精神薬を服用して、症状が改善されました。と同時に、妊娠が発覚したため、服薬終了。
(たぶん産後うつだったのを見て見ぬふりして)産後6ヶ月で月経再開し、数周期過ごしたのち、妊娠前と月経の状況が変わってないぞ!!と落胆している現在です。一度婦人科受診し、漢方をもらったのですが、副作用の下痢が強くてやめました(勝手にやめてはいけません)。

今後について

以前は自分だけの問題だったけれど、結婚・出産を経た今、この状態は”家族にとって”マイナスの影響のある状態だと思っています。なので、きちんとした治療を受けるつもりです。とりあえず再度婦人科受診をして、低用量ピルを試してみようかと思っています。前回飲んでいたのが7,8年前?だと思うので、その頃とは薬の種類も増えているはずですし。低用量ピルで改善されなければ、また向精神薬治療になるかもしれません。治療経過も報告できたらと思います。

同じように苦しんでいるひとたちへ

辛いですよね。でも、正直我慢できちゃうし、たかだか月1回のことだし、服薬や受診に抵抗感を感じる方もいるかもしれません。ですが、経験則から言わせていただくと、我慢して良いこと一つもありません。10数年悩まされている人間が言っても説得力なくて申し訳ないですが。月経困難症もPMS/PMDDも、治療することで改善できるものですし、これになることはご自身のせいではありません。個性でもありませんよー!!病院も薬も、合う合わないはあるかもしれませんが、毎月のことだからこそ自分が辛い思いをしなくていいように、対処・治療してもらえたら嬉しいなと思います。わたしもがんばります!

参考リンク集

当事者も、パートナーや家族が月経困難症、PMS/PMDDで悩んでいるかも?という方も、ちょっと目を通してもらえたら嬉しいです。

生理前、イライラしたり死にたくなったり暴力、暴言をはたらきそうになるあなたに、そうでなくとも生理前、つらいあなたに~月経前症候群と月経前不快気分障害(2017)
産婦人科の医師によるPMS/PMDDの記事です。軽めの文体で書かれているので読みやすい。記事内ツイートの画像に、診断チェックリストあります。

こんなもんだと思うな生理痛~内膜症の話(2017)
上記と同じ医師による月経痛の記事です。

・元住吉こころみクリニック PMS PMDD (2019)
心療内科の医師によるPMS/PMDDの記事です。症状から対処法まで、とても細かく書かれています。

東洋経済オンライン 「生理前に別人になる妻」を支える43歳夫の献身(2020)
PMDD患者のご家族目線の記事です。”自分がこう見えてるのかも”という判断にもなったし、家族に読んでもらうのもいいかもと思います。

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