道に迷う

道と言っても、路上のことではない。自分の進むべき道のことだ。

ここに来て、私が進むべき、もしくは進みたい道が、分からなくなってきた。故に、目の前に現れた面白そうなこと、目を引くものに手を出しては、うーん、これじゃない、となっている。これじゃない、という以前に、じゃーなんなんだ?ってところで、そもそも私が目指したい場所はどこなんだ?というところから、見えなくなってしまっている。

というか、もっというと、実は前からそんなものは明確になかったようにも思う。これまでも、ただひたすら、目の前に現れたおもしろいことに手を出し続けていただけで、遠い展望、到着した時に見えていたいビジョンみたいなものなんて、なかったかもしれない。

もしかしたら大体の人そうなのではないかと思う。ホリエモンやソフトバンクの孫さんみたいに、目指すその先にあるビジョンがはっきりしている人なんて、ないからみんな普通に会社員になり、いち消費者として生きているのではないかと思う。

そして、それが悪いわけでもなく、私も、別にビジョンなんてなくても良くて、とにかく目の前のことに手を出しているにでも、そんなに問題ないのだろうと思う。

しかし、今私はそのことを問題に感じて、どうにかしようとしている。

なぜか。

目の前の面白そうなことが山ほどあるようになり、手を出しすぎて、どれもが中途半端になってしまっているからだ。これは、今の時代ならではの問題なのではないかと思っている。

インターネットがあることで、すぐに多くのことを知ることができたり、情報をえることができる。そこが昔とかなり大きく違う。人間は、そこまで情報処理に長けていない。

人間はとても良くできたコンピューターと言われることもあるが、処理能力がもういっぱいいっぱいなのだ。処理しきれなくて、デフラグしたい。なんなら容量もそこまで大きくないと思う。人間の脳みそなんてせいぜい1TBくらいじゃなかろうか。処理能力も限界だし、記憶できる容量もいっぱいいっぱいなのだ。

そこで、デフラグすることにした(ほんとにするんだ)。情報を見直し、整理して、空き容量を作る。そこまでしてやっと次のことが考えられると思う。

そして、また改めて自分の道を考えよう。

日々ラーメンを食べることができたらそれだけで幸せです。