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ムキムキ未遂の筋トレ

はじめに

僕は筋トレが好きだ。ムキムキではまだない。

学生の頃に少し触れて、ここ5,6年くらいぼちぼちジムに通い続けている(が、成長は停滞している)。今後もずっと続けていくだろう。

まあ待ってくれ。
ページを閉じようとしている(もしくは画面の一点を見つめ無意識に他のことを考え始めた)女性陣と自称文化系の皆様、落ち着いてくれ。
今から「Kinniku is King」的な脳筋話をしたいわけではないんだ。いや個人的には脳筋に対するある種のリスペクトもあるのだが。

偏愛について考えてみた。
「純粋に楽しんでいて、自然と手が伸びるもの」ならいくつかある。
そのひとつとして筋トレが浮かんだ。頻度はそれなりでも、一生続けると決めているのはもはや偏愛だろう。
そして、よく考えると筋トレに対してさまざまな意義や目的を見出していると再認識したので整理したい。

筋トレすれば、鍛えられた体が手に入る。そして、筋トレに限らず運動一般は、ストレス発散になったりスッキリするという生理的な効果もある。
さらに、心と体は連動しているから、体を健やかにすることは長期的に心にも好影響を及ぼす。

ザックリ言うとこんな感じだが、今回は身体面だけでなく、僕が考えている精神面の意義についても特に焦点を当てたい。
大きく分けて4つだ。

ただ先に言っておこう。
他の手段でもその4つを達成できるなら、手段は別に「筋トレ」でなくてもいいと思う。

①健康と、健康的な見た目

まず、みんながイメージする意義を回収しておく。

僕も例外ではなく、健康そのものと健康的な見た目を得られることは筋トレの目的のベースとしてある。細分化すれば、「体力をつけるため」「健康寿命を伸ばすため」とか「かっちょいい体になるため」「アンチエイジングのため」なんてことだ。

少しまじめな話をすると、健康寿命を延ばすことは少子高齢化という大問題の解決策のひとつだ思う。そんな社会全体の話でなくても、歳を重ねても自分の足で歩ける体力があったらいいなと個人単位でも強く思う。旅行に行ったりしたいしね。

また、僕たちおじさんは何も気にせず暮らしていると、筋力は徐々に落ち、すーぐプヨプヨしてしまう。
筋トレして、できる範囲で食事も節制する。これで筋肉維持とプヨプヨ回避を成し遂げたダイナマイトボデーを保っていけるわけだ。

②努力が報われる世界

ここからは本題の個人的な意義に入っていく。
「努力が報われる」世界をひとつ持っていたいと思って僕は筋トレを続けている。

周知の通り、世の中の結果はさまざまな要因によって生じるので、自分では努力しているつもりでも報われないことも多い。

だが、体は割と正直だ。
トレーニングにどれだけ労力を割くか、どんな食事をするか、どれだけ睡眠を取るかによってわかりやすく変化する。

人生は順風満帆になかなか行かない。自分の取り組みの中にひとつくらい努力が身を結びやすいことがあってもいいと思う。
たとえば、「一日一善」的にトレーニングを頑張れた日の自分を自分自身が褒めてあげることでも自己肯定感は養える。

③マイペース

マイペースに行動・思考することも大切だなとつくづく思う。もちろん他人に迷惑をかけて良いという意味ではない。
筋トレはマイペースを実践できる縮図のようなもので、そのスタンスを体に染み込ますことができる意義がある。

ここでいうマイペースの意味は2つだ。

ひとつは、「比べるのは過去の自分」と割り切れる、という意味。
筋トレの場合、競技に出場しない限りは、比較対象を「過去の自分」にフォーカスしやすい。
人それぞれ理想も違うし掛けられる時間も違うので、別にムキムキを目指す必要なんて全然ない。まずは「少しマシになれば十分、維持できればOK」くらいでいいのだ。

もうひとつは、「いつ・どこで・どれくらいやるかを自分だけで決める」という意味である。
基本的に誰かと予定を合わせる必要がないので、頻繁に継続していくものとして単純に都合がいい。誰かに合わせることがストレスになってしまうのは本末転倒だ。
だが逆にいうと、すべて自己責任で体は作られるので言い訳はできない。まさか寝ている間に無意識で腕立て伏せをやっている人はいないだろう。
結果に対する責任感や、前向きな姿勢を養える。そこがまたいい。

④プライスレス

体験や感情、人間関係、みたいなプライスレスなものが好きだ。
筋トレで得られる体もプライスレスの価値があると考えていて、それを求めて僕は続けている。

たとえばパーソナルトレーニングに費用はかかるし、それによって筋トレの環境は整う。けれど結局本人にやる気がなければ体は改善されていかない。やる気までは購入できない。

維持し続けている健康的な体というものは、その人のボディメイクへのやる気の積み重ねを可視化したものだ。
基本的に筋量は一気に得られるものではない。脂肪は短期集中で減らすこともできるが、そのやり方ではリバウンドすることも多いので要注意。

体は一生付き合っていくものなので、「点」ではなく「線」で実現できる運動・食事の習慣化が望ましいと思う。多くがリバウンドして脱落していく中、コツコツやり続けた者が結果的に秀でる世界なのだ。これってなんか仕事にも通じるんじゃないだろうか。

周りの友人が文字通りプライスを付けられる価値をどんどん築いていく。
自分も違う形でいいから価値を築きたい、とプライスレスなもののほうに傾倒していったのかもしれない。

おわりに

もう7年くらい経つ。
とあることで筋トレYoutuberの黎明期から動画を見始めた。それから筋トレやボディメイクの正しい情報がどんどんシェアされるようになって、自分の体でも試したくなった。
そんなちょっとしたきっかけから、今ではボディメイク系やパワー系の競技を観るのも好きになっている。

運動を思い付くままに挙げてみた。

  • ウェイトトレーニング

  • 有酸素運動(散歩、ジョギング、サイクリング)

  • 体幹トレーニング

  • ヨガ・ピラティス

  • スポーツ・エクササイズ

  • 水泳

  • 山登り

自分に合った運動なら何でもいいので、なんとなく始めたら意外とハマる人もいるかも。やらないよりやったほうがいいのはみんな気付いているはず。別に宅トレで全然いいと思う。

僕はたまたまウェイトトレーニングが合っていて、習慣化することでちょっと落ち着けた。

ああ、こんな文章を寄稿してしまっては筋トレし続けるしかなくなった。
今日もジム行くか。
パワーーーー!、ハッ(笑顔)。

Discord名:ノクオ
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