🗞️️ News:Adobeが無料のウェブ版Photoshopを提供予定
NewsサイトのThe Vergeによると、アドビは、Web上で無料で使用できるバージョンのPhotoshopのテストを開始し、より多くのユーザーにアプリを紹介する方法として、このサービスをすべての人に公開する予定だと公表しています。
カナダで無料版をテスト中
同社は現在、カナダで無料版をテストしており、ユーザーは無料のAdobeアカウントを介してWeb上のPhotoshopにアクセスできます。この無料利用テストは、コア機能と見なす機能を実行するのに十分なツールが無料で利用でき、有料版へ誘導する「フリーミアム」モデルであると説明しており、将来的にはWebアプリ版に課している機能制限を撤廃する予定だとのことです。
「Photoshopをよりアクセスしやすく、より多くの人がより簡単に試して製品を体験できるようにしたいと考えています。」と、Adobeのデジタルイメージング担当副社長であるMaria Yapは述べています。
コラボレーションツール
Adobeは去年WebバージョンのPhotoshopをリリースし、基本的な編集を処理するために使用できるアプリの簡易バージョンを提供しました。レイヤーとコア編集ツールが飛躍的に進歩しましたが、このサービスには、アプリのすべての機能が含まれているとは言えませんでした。代わりに、Adobeはそれを主にコラボレーションツールとして組み立てました。アーティストが他の人と画像を共有してジャンプし、注釈を残していくつかの小さな調整を加えました。
それから数か月で、アドビはサービスにいくつかの更新を加え、コラボレーションのユースケースを超えてサービスを開放し始めました。以前は、誰かがデスクトップアプリからWebにドキュメントを共有する必要がありましたが、現在、Photoshopのサブスクライバーは誰でもログインして、Webから直接新しいドキュメントを開始できます。
Adobeの目標
PhotoshopのWebバージョンは、同社の最も強力なツールの1つを開くため、特に重要な製品です。
Adobeの目標は、WebバージョンのPhotoshopを使用してアプリをよりアクセスしやすくし、将来的にフルバージョンの料金を支払いたいユーザーを引き付けることです。
Adobeは、フリーミアム・バージョンがより広く発売される時期についてのタイムラインを提供していませんでした。その間、同社は、エッジの調整、曲線、覆い焼きおよび焼き込みツール、スマートオブジェクトの変換機能など、より多くのツールを使用してウェブ版Photoshopを更新し続けています。 Webバージョンでは、画像のレビューとコメントのモバイルサポートもされています。
新しいAI
Adobeはまた、Photoshopに搭載される新しいAI搭載のニューラルフィルターをプレビューしました。新しい「写真復元」フィルターは、打ちのめされた黄色い写真を撮影し、傷を自動的にクリーンアップして、その色の一部を復元することができます。
また白黒写真に色を追加するためのAdobeの既存のカラー化フィルターと組み合わせると、最終結果が少し漫画的に見えても、2つのフィルターで古い写真をすばやく生き生きとさせることができます。
ログインの仕方
「Photoshop web版」の利用には原則としてAdobe IDでのログインが必要となっていますが、カナダのニュースサイト・MobileSyrupは、ウェブアプリの画像インポート機能からであれば、IDなしでも利用可能であると報じています。
当該URLは「https://photoshop.adobe.com/import」とのことですが、手元環境だと普通にAdobe IDでのログインを求められます。これにより、以前は有料のデスクトップバージョンに制限されていたPhotoshopの編集機能のほとんどにアクセスできます。無料版でアクセスできる編集機能には、調整レイヤー、マスク作成、サイズ変更ツール、修復ブラシなどがあります。
無料版がいつよりグローバルに展開されるかはまだわかりませんが、まもなく公開される予定です。
私も色々勉強中なので、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
お読み頂きまして、ありがとうございました。
メルボルンを拠点にプロダクトデザイナーとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。
[参考資料]
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