💬 Design Term ＃デザイナー英語 ＃英語フレーズ ＃ブランド ＃プレゼン – 英語でブランドのプレゼン：プレゼンの決まり文句、つなぎ言葉 例文集

デザイナーとして海外で企業を相手とするときはもちろん、社内でもたびたび英語でのでプレゼンを求められることがあります。クライアントにデザインをアピールする時、プレゼンテーションはいつでも極めて重要です。

今回ご紹介するのは、スポーツ関係の企業のブランド・デザインを手がけた時のプレゼンの内容、構成、プレゼンでよく使われる英語のフレーズ、つなぎ言葉などをご紹介したいと思います。オーディエンスは9〜18才の少年、また青年でした。ブランドの構築後、クライエントに発表する際のプレゼン資料を制作します。

プレゼンする場合は暗記をする必要がないので、資料と原稿、また聞き手にうまく視線を移しながらおこないます。またズームなのでのリモートでプレゼンをする場合は、全員を見るのではなく、まず、特定の人を選び、笑顔でアイコンタクトをとります。これにより、大勢の前に立っている意識を和らげ、緊張感がなくなり、自信を持ってプレゼンをすることができます。プレゼンを進めていく途中で、気持ちが落ち着いてきたら、また、別の人を選び、アイコンタクトをとります。

1. 初めの挨拶、簡単な自己紹介

挨拶する
Good morning everyone. Thank you very much for joining the session today. It’s good to see you all here.
皆さん、おはようございます。本日はセッションへのご参加してくださり、ありがとうございます。本日お会いできて光栄です。

自己紹介
Let me quicly start by introducing myself. My name is Mina. I'm a senior product designer here at Craftworks. 
先ずは簡単に自己紹介させてください。ミナと申します。クラフト・ワークスでシニア・プロダクト・デザイナーをしています。

自己紹介をスキップする
I think you all know me so let me jump onto today's main topic.
皆さんもう私のことはご存知かと思うので本日の本題に移ります。

jump onto: 〜に移る

所要時間を告げる
Today, I would like to get 15 minutes of your time for my brand presentation.
本日は、ブランドのプレゼンのために15分間お時間を拝借したいと思います。

💡 プレゼンでは聞き手の集中力が途切れてしまったり、ちょっと退屈に感じてしまったりしては、元も子もありません。重要なのは事前に 「所要時間」を知らせることです。

2. 目的や主題を告げる

目的や主題を告げる
In today's presentation, I'll be giving you an overview of the brand guidelines
本日のプレゼンでは、ブランド・ガイドラインの全体像についてお話ししたいと思っております。

overview: 全体像、概要

メリットを伝える
After my presentation, I hope you'll have a deeper understanding of the brand, and the concept of the logo.
私のプレゼンの後で、ブランドとロゴのコンセプトについてみなさまの理解がさらに深まることを望んでいます。

構成を伝える
For ease of understanding, I have divided my presentation into three parts: First, creative research. Second, brand guideline. Last, practical tips.
ご理解頂きやすいように、プレゼンを3部に分割しました。一番目は創造的な研究、二番目はブランド・ガイドライン。 最後に、実用的なヒントです。

divided: 分割する

質疑対応について
( 1 ) プレゼン終了後にまとめて受けたい場合
If there are any questions you'd like to ask, please save them until the end when I'll have Q & A session.
もしご質問がございましたら、最後のQ＆Aセッションまでお待ちいただけますようお願い申し上げます。

I'd be glad to take any questions at the end of my presentation.
ご質問は、プレゼンの最後にお受け致します。

( 2 ) 途中に質問が欲しい場合
緊張を解くためによりインタラクティブなプレゼンにしたいという場合、途中でどんどん質問を募ることもあります。

Please stop me anytime if you have any questions.
ご質問があればいつでもどうぞ途中で止めてください。

If you have any questions, please don't hesitate to interrupt me.
ご質問がある場合は、遠慮なく割り込んでください。

hesitate: 遠慮する
interrupt: 割り込む

プレゼンの終了後に資料を配布することを伝える
I’ll be handing out copies of the Google slides at the end of my talk.
プレゼンの最後にGoogleスライドをお渡しいたします。

💡 プレゼンの構成は最初に伝え、あらかじめ内容を聞き手に伝えることで、ロジカルな印象を与えるとともに、注目を集めることもできます。

💡 プレゼンを所要時間ないに終わらせるために、タイムマネジメントが大切になってきます。途中質問をされてしまい、ディスカッションになってしますとペースが乱されてしまいます。途中で質問されないようにお願いしておくのがベストだと思います。

3. 最初の話題に入る – クリエーティブ・リサーチ

クリエーティブ・リサーチの一環で、プレゼンテーションのサポート・ドキュメントとしてムードボードを一制作します。時間を使ってインスピレーションを集め、チームとアイデアを共有しブランドの構築をしていきます。プレゼンのサポートにもなるので、最初にクライエントとその共有をしてもいいかもしれません。

I'd like to start by looking at a couple of moodboards.
まず、ムードボードをいくつか見ていきたいと思います。

To set the brand direction we’ve created a couple of moodboards which is a collection of images, textures, typography and colour palettes to describe something as abstract as a mood and feeling. It helps us gather ideas and inspiration.
ブランドの方向性を設定、またムードや感情のような抽象的なものを表現するために、画像、テクスチャ、タイポグラフィ、カラーパレットのコレクションであるムードボードをいくつか作成しました。アイデアやインスピレーションを集めるのに役立ちます。

brand direction: ブランドの方向性
abstract: 抽象的な
gather: 寄せ集める
inspiration: インスピレーション

What we sense from looking at these moodboards are the vibrancy, energy and unconventional kind of feeling.
これらのムードボードを見て感じるのは、活気、エネルギー、そして型破りな感覚です。

vibrancy: 活気(にあふれていること)、(色・光の)鮮やかさ
unconventional: 型にはまらない

It’s our opinion that UI designs should have a distinctive design feel for young and ambitious users who would like to push themselves to the next level. 
UIデザインは、自身を次のレベルにプッシュしたいと考えている、若くて野心的なユーザーにとって、独特のデザイン感を持つべきであるというのが私たちの意見です。

distinctive: 特色のある
ambitious: 意欲的な


We’re aiming to appeal to the age demographic, just as much as we’re to the interest demographic. 

私たちは、関心のあるデモグラフィックと同じに、同じ世代のデモグラフィックにもアピールすることも目指しています。

aiming: ねらいをつける
demographic: デモグラフィック、人口統計学の

ここで、ムードボードの内容に関する簡単な質問をしてみてもいいかもしれません。質問により、聞き手の気持ちに寄り添うことで、自然と聞き手に注意が向きます。聞き手に問いかけ、意見をいただく行為は、緊張が解け、安心してプレゼンを進めるのを助けます。

ムードボードの例

カラーボード

タイポグラフィ

シェープ

4. ムードボードからデザインの方向性を決めた経緯

ムードボードの中から特徴的な点をあげる
We liked 

私たちが気に入ったもの

Some of the image treatments, the characters spring out from the background with the back, it grabs your attention.
 
一部の画像処理で、バックライト付きの画像でキャラクターが背景から飛び出しているのがとても目立ちます。

grab attention: 人目を引く
spring out: 湧き出る

And we wish headers to be exaggerated, bold and condensed in capital letters
.
そして、ヘッダーが誇張し、太字で、また大文字で凝縮した感じがいいと思いました。

exaggerated: 誇張された
condensed: 凝縮された

We also liked the dark theme with vibrant, energetic colours.

ダーク・テーマと、鮮やかでエネルギッシュな色合いもいいと思いました。

Because we liked the dark theme we were looking to find some vibrant colours that work well on the dark background

ダーク・テーマが好きだったので、暗い背景でうまく機能する鮮やかな色を探しました。

We also liked some gradient effects as it can add depth, dimension, and movements to design elements
また、デザイン要素に奥行き、広がり、動きを追加してくれるグラデーション効果も気に入りました。

To give consistently to the content we’ve created a moodboard for the video content as you can see here we’re using the muted green, desaturated and the high-contrast effect

コンテンツに一貫性を持たせるために、ビデオ・コンテンツのムードボードを作成しました。ここに表示されているように、色調を抑えた緑、彩度の低さ、また高・コントラストの効果を使用しています。

To give consistently: 一貫して与えること
desaturated: 彩度の低い

These effects give a raw and dynamic experience. 

これらの効果は、生でダイナミックな体験を提供します。

So after we know what we liked in the moodboards we created a brand guideline
ムードボードで何が好印象だったかを知ったのちに、スタイル・ガイドを作成しました。

💡 ブランド・ガイドラインとは、ブランド・デザインをしたときに作られるドキュメントで、ロゴ、色、フォント、トーンなど、扱い方やその使用に関する注意点についてまとめたものです。

5. ロゴの紹介

Let's just quickly go through the logo.
さっそくロゴを見てみましょう。

So as you can see here this is work in progress but the logo to be inclusive enough to scale in the future. 

ご覧のとおり、これは進行中の作業ですが、ロゴは将来、拡張できるように十分多才にデザインされています。

inclusive: 包括した

You notice the number is schematic with the title of the sport sitting underneath, the icon in the background.

数字は図解であり、スポーツのタイトルが下に座ります、アイコンが背景にきます。
（ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ここでは、ロゴの構成をしています。サッカー界での背番号のようなデザインになっていました。）

schematic: 図式の、図式的な

We’re hoping for the users feel a sense of 
confidence, power and speed.
ユーザーが自信、パワー、スピードを感じてくれることを願っています


As you may have noticed, the Logo is reminiscent of the numbering system on a sports jersey with the name below - an evocative image throughout the sporting spectrum. 

お気づきかもしれませんが、ロゴは、以下の名前のスポーツ・ジャージの背番号とよく似ています。これは、スポーツのスペクトル全体にわたる刺激的なイメージです。

reminiscent: (…を)思い出させて
evocative: (…を)呼び起こして
spectrum: スペクトル

6. タイポグラフィ

So next we’re looking at typography.
次に、タイポグラフィをみていきます。


for the headers, we’d like to use the exaggerated, bold, condensed, in capital letters.
ヘッダーには、大文字で誇張された太字、凝縮されたものを使用しました。

We’ve chosen the Saira condensed.
Saira condensedフォントを選びました。

What we’re aiming for is a sense of feeling of bold, unconventional, and power but on the other hand, because this typography is slightly roundish so it’ll appeal to the younger demographic as well
.
私たちが目指しているのは、大胆で型破りえパワーフル感覚ですが、一方で、このタイポグラフィは少し丸みを帯びているため、若いグラフィックにもアピールします。

We’re using IBM Plex Sans as a boy text, as it goes really well with Saira condensed font and also for the readability.
IBM Plex Sansを本文として使用しています。これは、読みやすく、またSaira condensedフォントと非常によく合います。

the font is easy to read in small sizes - this is very important for the mobile-first generations.

このフォントは小さいサイズでも読みやすいです。これは、モバイルの第1世代にとって非常に重要です。

On the other practical side of things, you notice we’re using google fonts. Google fonts are used to ensure stability and avoid licensing issues.
他の実用的な側面は、Googleフォントを使用していることです。Googleフォントは、安定性を確保し、ライセンスの問題を回避しています。

On the other practical side of things: 他の実用的な側面
ensure stability: 安定性を確保
avoid: 回避する

7. カラー配色

Let’s move on to colours.

色に移りましょう。

We’ve chosen Saffron as a primary colour.

プライマリーカラー（メイン）にはサフランを選びました。

What we sense in saffron is the vibrancy, energy, and clearly, it’s a brighter colour.

私たちがサフランで感じるのは、活気とエネルギーであり、そして明らかに明るい色です。

These colours are selected to make the branding more engaging. We’re looking for vibrant and almost neon colours to convey a friendly look. 

これらの色は、ブランディングをより魅力的にするために選択されています。フレンドリーさを伝えるために、鮮やかでネオンに近い色を探しました。

engaging: 人を引きつける、魅力のある
convey: (…へ)伝える

These colours also contrast well with a dark background.

これらの色は、暗い背景ともコントラストが良いです。

Gradients will be used to make the brand's colours more dynamic.
グラデーションは、ブランドの色をよりダイナミックにするために使用されます。

Gradient subconsciously leads users toward the focal point and infuses a bit of life into design elements.

グラデーションは無意識のうちにユーザーを焦点に導き、デザイン要素に少しの生命を吹き込みます。

subconsciously: 無意識のうちに
focal point: 焦点

We think these vibrant, modern and dynamic colours will appeal to a young, global audience. 

これらの活気に満ちたモダンでダイナミックな色は、世界中の若者にアピールすると思います。

8. アイコン

For the icons, we’ve decided to use the feather collection which is a collection of simple, quite beautiful open source icons.
アイコンには、シンプルでとても美しいオープンソースアイコンのコレクションであるフェザー・コレクションを使用することにしました。

Once again this will avoid licensing issues.
繰り返しますが、これによりライセンスの問題が回避されます。

And the emphasis on simplicity, consistency, and readability.

そして、シンプルさ、一貫性、読みやすさを重視しています。

emphasis: 強調
readability: 読みやすさ

9. モックアップ

最後に、デザイン・プロセスのどの段階におけるものでも、洗練されたデザインはもちろん必須ですが、モックアップを活用することブランドをもっと視覚化することができる、効果的な方法です。

Now, we gonna take you through the mockups.
次に、モック・アップについて説明します。


As you see in these mockups really focus on the vibrant, confident, powerful image.

これらのモックアップに見られるように、活気に満ちた、自信に満ちた、強力なイメージに焦点を当てています。

Bright, bold colors inspire positive feelings like happiness.
明るく大胆な色は幸せのような前向きな気持ちを吹き込みます。

On the other hand, dark tones can communicate a sense of intelligence, trust, and stability.
一方、暗い色調は、知性、信頼、安定感を伝えることができます。


On the other hand: 一方
intelligence: 知性
stability: 安定感

10. 最後に

If you have any questions, I's be happy to answer them now.
もしご質問がありましたら、喜んで回答させていただきます。

聞き手に意見を求めてみる
I'd like to hear your thoughts. David, what did you think about the concept behind the logo?
ご意見を伺いたいです。ディビッドさん、ロゴのコンセプトについてどう思いましたか？

So, that wraps it up. Thank you for taking the time to listen to my presentation.
これで締めくくらせていただきます。 時間を割いてプレゼンを聞いていただきありがとうございます。

11. プレゼンの後のフォローアップ

プレゼンの後に、クライエントに感謝とともに、プレゼンの資料を提供します。

Attached is the Brand Vision document we reviewed today during the meeting.
添付されているのは、本日の会議中にレビューしたブランド・ビジョン・ドキュメントです。

We're glad that it appealed to you, and we've revised the ‘logo typography’ size on the logo and in mocks.
あなたにアピールしたようでてうれしいです、またロゴとモック・アップのフォント・サイズを修正しました。

💡 例えば、プレゼン中にクライエント側からフィードバックをいただいた場合それを修正したものを送ります。


Please feel free to review with everyone and pass back any further comments you have.

皆様と一緒にレビューして、コメントがあればお返しください。

The team will continue to utilise this document to guide design.

チームは引き続きこのドキュメントを利用してデザインをしていきます。

Thanks
ありがとうございました。

英語でブランド・ガイドのプレゼンの最初から最後まで、通しで使える表現をご紹介しました。

もともとあがり症の私が初めて英語でプレゼンしたときは、心臓が飛び出しそうで、手のひらも汗でびっしょりしてしましましたが、一度プレゼン・テンプレートのようなものを一度作って、改善をしながらそれに沿って何回もプレゼンをしているうちに、だいぶ落ち着いてプレゼンができるようになってきました。

一度、プレゼンの内容、構成を制作したら、原稿を用意し、何回も練習して事前準備をしっかりすることをお勧めします。私の場合はプレゼンを一通り何回も読み直して、何回かオーディオ・レコーダーに録音します。また、それを聞き直しながら発音などを修正する作業をおこないます。

初めてブランドのプレゼンをした時には、ネイティブの友人に自分の原稿の修正、また一通り読んでもらって、それを録音して何回も聞き返しました。

プレゼンをする時は、是非しっかり準備して臨んで下さい。プレゼンは、ミーティングなどと比較すると、双方向性の割合が少ないので、準備段階での努力が成功に繋がるスキルです。

私も、色々勉強中なので、皆さまの、ご意見・ご感想をお聞かせください。
お読み頂きまして、ありがとうございました。

メルボルンを拠点にビジュアル・デザイナー、UXスペシャリストとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。