たいせつアーカイブス

「たいせつアーカイブス」は、大切にしたい思いをデジタルアーカイブにする活動です。

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「たいせつアーカイブス」は、大切にしたい思いをデジタルアーカイブにする活動です。

最近の記事

デジタルアーカイブで創る地域の未来:石巻市の事例から学ぶ実践的アプローチと展望

はじめに皆さん、こんにちは。「たいせつアーカイブス」のいっちーです。2024年4月に宮城県の石巻市を訪れる機会がありました。震災から10年以上が経った今、この街は新たな一歩を踏み出そうとしています。今回の旅で感じたこと、考えたことを今年訪れた宮城県仙台市と石巻市の比較も含め考察したい。 仙台市と石巻市の比較:データが示す地域の課題と機会人口動態と産業構造 仙台市と石巻市の2020年の人口を比較すると、仙台市が約110万人であるのに対し、石巻市は約14万人です。2015年か

    • 宮城県石巻市出張レポート 震災遺構と活用の現在

      はじめにみなさん、初めまして。 「たいせつアーカイブス」でプロジェクトマネージャーをしているいっちーと申します。 2024年4月に訪れた宮城県石巻市を訪問した際の活動についてまとめております。 公益財団法人3.11メモリアルネットワーク様の紹介今回の石巻出張でお世話になった中川政治事務理事(以下、中川様)らが所属する公益財団法人です。彼らは、東日本大震災の経験をもとに災害の経験を伝承し、過去の知見を未来につなげる活動をしています。具体的には、震災体験の伝承やパネルを使った被

      • たくさんの人々の思いで100年以上受け継がれてきた大阪市のシンボルを守り、新たな魅力を伝える女性のお話

        こんにちは! 京都の会社、株式会社イザンのインターンシップ生、たいせつアーカイブスメンバー 田上さくらと申します! 本日は京都ではなく大阪のシンボルのひとつである、大阪市中央公会堂の副館長にインタビューさせていただきました。 突然ですが、サントリーと聞くと何を思い浮かべますか? お水、ビール、ジュースなどの飲料でしょうか? 実はサントリーは飲み物だけではなくさまざまな事業をされているんです! その一つに指定管理施設の運営があります。 サントリーグループのサントリーパブリ

        • IGF京都2023に出展!【インターン生の展示会レポート】

          10月8日(日)〜  10月12日(木)までの5日間、国立京都国際会館でIGF(インターネット・ガバナンス・フォーラム)が開催されました。インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)とは、インターネットに関する課題について、国連主催のもと、様々な関係者が対話を行う重要な会議です。 各国の官僚や、国際機関幹部、岸田総理や、鈴木総務大臣、河野デジタル大臣も出席されていました。 そして、私たちインターンシップ生は、同イベント内の「IGF Village」という展示会にブース出

        マガジン

        • 京都発:小さな変わった会社のノウハウあれこれマガジン
          33本
        • たいせつアーカイブス 出張体験記
          2本

        記事

          活動のはじまり 株式会社イザンの藤井さんにインタビューしてみました!

          こんにちは! 初めて記事を担当させていただきますインターンシップ生の田上です!! 今日は「たいせつアーカイブス」の前身となった、ある方のお話です。 たいせつアーカイブスは京都の会社「イザン」でインターンシップをしていた学生の卒業制作から始まりました。彼女が挑んだのは幼い頃から何度も訪れた大好きなおばあさんのお家をデジタルのアルバムにしてプレゼントすることでした。インターンシップの活動で学んだことを生かし、おばあさんの家を3Dのバーチャルツアーにしました。 なんと、この卒業

          活動のはじまり 株式会社イザンの藤井さんにインタビューしてみました!

          後編 納屋町商店街で残していきたい想い【インターンシップ生が取材に行ってきました!】

          納屋町商店街の3Dのデータを残すにあたって、各店舗の皆様が残していきたい想いとは何か。 たいせつアーカイブスの活動を行うインターンシップ生の籔内と田上、上ノ山が合計7店舗、お話を伺いました。 後編です!(前編はこちら) 小林呉服店さん仕立て直し、染め替えなど着物のお手入れ、着物に関することは何でも相談に乗ってくださる伏見の街の親切な着物屋さんです。 上ノ山:商店街での思い出を教えてください。 小林さん:私の時は同年代の子供が多くて、夜にここのアーケードの中でドッジボー

          後編 納屋町商店街で残していきたい想い【インターンシップ生が取材に行ってきました!】

          Passing Down Shokouan to Future Generations: Interview with Mr. Kanbayashi Syunsyo, the 15th

          Have you ever heard of Shokouan, a tearoom with a history of over 350 years? Shokouan was located on the premises of the Kanbayashi family, who were highly regarded as 'Ochashi' (tea masters) by Toyotomi Hideyoshi. The current Shokouan, loc

          Passing Down Shokouan to Future Generations: Interview with Mr. Kanbayashi Syunsyo, the 15th

          松好庵を未来の世代につないでいく【15代目上林春松さんインタビュー】

          350年以上の歴史がある松好庵(しょうこうあん)というお茶室を知っていますか? 豊臣秀吉から「御茶師(おちゃし)」として重用されていた上林家の敷地に あった松好庵。 現在、宇治・上林記念館にある松好庵は一般公開されていません。 この度「たいせつアーカイブス」に協力していただき、お目にすること自体、大変貴重な松好庵を3Dデータとして残すことになりました! (松好庵の3Dモデルは本記事の末尾に掲載) 第十五代 上林春松さん 江戸時代、御茶師の中で最高の位である「御物御茶師」(

          松好庵を未来の世代につないでいく【15代目上林春松さんインタビュー】

          インターン生が茶室 松好庵の3D撮影に行ってきたお話

          初めまして! 私は、長期インターン生として「たいせつアーカイブス」で活動しています。 活動日記を綴っていこうと思います! 記念すべき第1回目の記事は上林春松さんでお送りします♪ 長期インターンシップやアーカイブ活動に興味のある方は、ぜひ覗いていってくださいませ。 そもそも「たいせつアーカイブス」って? 主な活動をざっくり紹介すると、、、 「想い」と「空間」をデジタルアーカイブ(例:3Dモデルなど)で残しています。 たくさんの思い出の詰まった空間のアルバムを制作します!

          インターン生が茶室 松好庵の3D撮影に行ってきたお話

          前編 納屋町商店街で残していきたい想い【インターンシップ生が取材に行ってきました!】 

          伏見にある420年もの歴史を誇る納屋町商店街。 豊臣秀吉の伏見城築城と同時に城下町として誕生しました。 現在も地元の方に愛され続けています。 今回、各店舗の皆様にご協力いただき、納屋町商店街の3Dデジタルアーカイブを作成します! そして納屋町商店街の3Dデータを残すにあたって、各店舗の皆様が残していきたい想いとは何か。 たいせつアーカイブスの活動を行うインターンシップ生の籔内と田上、上ノ山が合計7店舗、お話を伺いました。 (納屋町商店街の3Dモデルは後編の末尾に掲載)

          前編 納屋町商店街で残していきたい想い【インターンシップ生が取材に行ってきました!】