のこふくのきもの72候
第45候 秋分初候 雷乃声を収む(かみなりこえをおさむ)'20.9.22〜
秋分に入りました。昼夜の長さが同じになる日。これからは日が短くなり、夜が長くなります。夏が大好きなので、毎年、この時期になると暑さの和らぎにホッとすると同時に、寂しさを感じます。
そんな時、無理をして、明るく振る舞うというより、内面を見つめるような暗めな装いに親しみを感じて、お着物を選んでみました。
このお着物は男物の小千谷縮を仕立て直したものです。いわゆる小千谷縮よりもしっかりとした生地感で、透けなくて、ゴワゴワしています。知人から、譲り受けて、一目惚れの布感でした。仕立て直しには、寸法が足りず、つぎはぎしながら、仕立ててもらいました。
いざ、着てみると、見た目とは違い、とても軽く、着やすくて、単衣の季節に長く使えそうで、嬉しいです。しかも、丈夫な麻素材はお家で洗えるので、とても使いやすい要素です。
季節は夕立の雷が収まる頃ということ。これから、爽やかな秋晴れの日が多くなりそうで、それは嬉しいことです。
先日は、久しぶりにお茶会ごっこをいたしました。勝手流のお茶会をごっこと称しておりますので、お許しを。
秋の草花の花束は、とても可憐です。草花地図を書き留めている大学生の長女が摘んできてくれました。きっとあそこに咲いている、と、よく知っています。
お菓子は彩雲堂さん、あ〜可愛い。
久々のお茶会ごっこで、色んなモヤモヤが和らいだような気がします。
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