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のこふくのきもの72候

第48候 水始めて涸れる(みずはじめてかれる)'20.10.3〜

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秋分末候 水始めて涸れる(みずはじめてかれる)

新米が出始めて、早速いただきました。透き通ったお米を食べる喜び、ご飯だけで充分に満たされます。あまりにも嬉しくて、ご飯色(?)の塩沢お召を出してみました。我が家のお米は5分つきにしてもらっているので、少し黄色味を帯びていて、ちょうど、この塩沢お召のようなお色です。

10月に入りましたので、本来ならば、衣替えで、袷のお着物になるのですが、普段着の場合は、感覚で選んでもよいのではないかと思います。日中は、少し汗ばむ気候ですので、もう少し単衣を着たいと思います。

今年の中秋の名月は10月1日でした。とっても良いお天気で、お月様も、とてもきれいに見えましたね。

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単衣の塩沢お召に満月の帯を合わせてみました。単衣に合わせる時に重宝な帯は端がかがってある、八寸帯と思います。こちらは、紬の綴れ帯です。この時期は、まだ、軽い八寸帯に手が伸びます。

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同じく、単衣の塩沢お召に、西陣の絹縮の光沢ある9寸帯を締めてみました。

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こちらの帯は9寸帯ですが、薄い生地ですので、軽くて、好きな風合いの帯です。お茶のお稽古や、作品展、美術館など、ちょっとしたお出かけに使いやすい帯と思います。

同じお着物ですが、帯によって、変化を楽しめます。

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冴えわたった空気にお月様が光り輝き、素晴らしい夜空でした。

今年は、ちょうど、夕飯時に月が登り始めて、ご飯後の一服まで、昇っていくお月様を愛でることができ、ゆっくり、じっくり、嬉しい時間でした。

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