②第51候 蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり)'20.10.18〜
寒露末候 蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり)
寒さを感じるようになって、虫たちも、冬に備えるのでしょうね。着物はぜんまい紬です。帯は真綿紬の素朴なほっこりとした風合いの織物です。どちらも、温もりを感じる布です。包まれていると、暖かです。
実は、キリギリスのことを思うと、胸が締め付けられるようなのです。
イソップのアリとキリギリス。
夏に遊んでいたことを責められて、食べ物を分けてもらえないという。いたたまれない。このお話は子供の頃から、怖かったです。
さて、
その後に出会った絵本のフレデリックです。
言葉を集めていたフレデリックに、冬の寒い日に言葉で温められるというお話しです。
この絵本を知ってホッとしました。
いろんな感情を抱かせてくれる絵本。どちらもあって面白みが増すような気がします。
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