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さらばダイソン、ありがとうダイソン

ダイソンのサブスクリプションサービス『Dyson Technology+』が終わってしまうのだそうでして。

2017年12月にβ版サービス開始、2018年1月に本格開始になって、どうやら僕は7月に加入していたらしいので結構なアーリーアダプターだったのではないかしらん。

終わっちまうサービスを紹介しても仕方ないんだけど、一言で表せば月額料金のリースサービスですわいね。
僕はドライヤーを契約してて、1,500円/月の2年契約コース。1年で18,000円だから1回契約で総額36,000円支払う感覚。満期で更新すれば新しい機体が届き、モデルのアップグレードが行われていれば最新機種が届く。

高級路線だからこそ実現できたサブスクリプションモデル。
近代的なビジネスを贔屓してしまう僕としては大変心地良いサービスだったのですよ。


実際のところ、2年に1回のペースでドライヤーを買い換えるなんてことは無いのだから、一見するとコスパ悪いように感じるかもしれないですね。
ただ、「所有するリスク」ってもんを負わなくて済むなら、安いもんかなって。保証期間外で壊れたらそれまでだし、常に最新機種を保持できるワケだから、リスクを負わずして所有欲を満たしてくれるという。

そもそも、高級家電はコスパとか意識する人が買うものではないような、という持論。
それはともかく、僕は別にお金が惜しいんではなくて、お金の払い方に納得したいのですよね。


リースといえど、言わば直販モデルなので、小売販売の手数料分をダイソンは支払わずに済むワケでしょ。家電量販店のビジネスモデルに僕は全く価値を感じていないので、あまり積極的にお金を落としたくないのです。

こう言うと働いてらっしゃる方をはじめ、関係各位に少し申し訳無いのですけど、世の中にはまだまだ家電量販店を必要としてらっしゃる方々がいますから、引き続き価値提供していただければと。

倉庫やらの在庫置き場も含めた家賃/光熱費、関係者の皆様の人件費・交通費やら諸々、僕には不要なサービス開発・維持費用、などなど。今ひとつ前向きに見ることができないのですよね。どうせなら、メーカーに直接落として、より良い製品開発に使っていただきたいと思ってしまう。


例えば二次流通だって、著作物ならクリエイターに印税は入らないのだから、あまり積極的に使う気にならない。とは言え、一次流通が終わっているケースもありますし、必ずしも悪だと言うつもりは無いよ。

お金ってね、定量性にばっかり目が行きがちですけど、
存外に定性的な要素の大きなものだと思うんですよね。手放したお金が何のために使われるのか、税金なんかはみんなやたらと目くじらを立てるじゃない。でもそれは、可処分所得についても同じじゃないかしら。

みんながみんなお金に余裕があるワケじゃないことはもちろん分かってるけど、何に納得してお金を使っているのかキチンと見つめることで無駄な出費は減らせるような気もするよね。


あとさ、日々継続的に恩恵を受けるものは、迷ってる暇があったら今この瞬間に購入するのが効果を最大化できるじゃない?ダイソンのこのサービス、開始してから半年後だったけど、知った瞬間申し込んだおかげでずいぶん気持ち良い時間が過ごせたんですよね。こんな早く終わると思わなかったから、いろんな人にオススメしてしまったのはご愛嬌。

MVNOとかもそうですよね、僕は2015年くらいから使ってるけど、レガシーキャリアにお金を落とさないで済んだのは心地良かった。そして、この件はシンプルに節約になったとも思うのよね。もはや今となっちゃ金額の差がほとんど無くなっちゃったから、どっちでもいいやって感じ。


ま、お得かどうかは置いておいたとしても、自分の使ったお金がどんな産業を後押ししているのか、ってところまで考えられたら少し幸福度が上がる気がしますね。とかいう話でした。


しかしさ、タイトルと内容がマッチしてないのよね。
でもそれでいいのよ。「お金の使い方でちょっと大事にしてること」みたいなタイトルで興味喚起されて読んでくださる人との出会いは求めてないのよ。

敢えてご指名のみに絞るパターンね。
納木まもるの吸引力も変わりませんように。

じゃなくて、


時間も労力も精神力も、そして情報提供も、
誰のために納得して支払うのか、が大事なのはお金と一緒だと思うのよ。

これなら、お後がよろしいですかね。

では、次回もどうぞよしなに。

末尾ハンコ

読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。