ゼロからのタスクシュート001
今日からスタートするテーマ記事です。
毎日このテーマばかりを書いていく予定ではありませんが、なるべく頻繁に更新したいと思っています。
「タスクシュート」を知らない人にも、すでによくご存じの人にも、
とりあえず佐々木はこのようにタスクシュート(たすくま)を使っている
ということが伝えられればいい、という趣旨です。
改めて「タスクシュート」とは、シゴタノ!の大橋悦夫さんが開発したTaskchuteというツールを使用することで可能になる時間管理法のことであると、わたしは理解しています。
異論はあるでしょうが、私としてはこれだけが唯一「時間管理に有効なツールであり方法論である」との立場です。
ちなみに、私の書くすべての記事についてもそうですが、これは大橋さん公認とか監修済みといったものではなく、あくまでも私自身の独断的な主張であると最初に断っておきます。
と、お断りした上で、なぜタスクシュートが時間管理に有効で、どのように使うものであるかを、おそらく何回かにわたって書くことになります。
あわせてタスクシュートとは「どういったものではないか」についても、何度も書くことになると思います。
ただしこちらのNOTEでは、必要に応じてどんなふうにアプリ操作するかを最小限で紹介することはあっても、懇切ていねいに使用方法を解説することはありません。そういうことを希望される方は、入手可能なマニュアルなどを参考にしていただきますよう、お願いします。
ではさっそく始めていきたいと思いますが、まずなにより「タスクシュート」というものは終わりがありません。
たとえば、寝る前に「就寝」を「開始」するとして、翌朝には「起床」の「開始」直前に「就寝」を終了しなければなりません。そして「起床開始」とともに、1日が始まることになります。
このようなことを一生涯続けます。だから終わることがありません。
終わることがあるとすれば、それは死ぬとき、もしくはiPhoneの操作などをいっさいできなくなったときです。
このことが明らかにしているのは「時間はなくならない」ということです。
もう1つ大事なことがあります。タスクシュートは「自分の時間」を管理するためのツールではありません。
この世に自分ひとりしかいないとか、無人島で一人暮らししているのであれば、タスクシュートを使う必要はまったくありません。
タスクシュートで管理しているのは、社会的な存在として、いろいろな約束事を、文化的な制約に沿って果たしていく必要がある人間の、他人との約束に関わる時間なのです。
タスクシュートを徹底的に使い込むことによって、この「他人との約束に関わる時間」を、ほぼ完璧に管理することが可能となります。タスクシュートが時間管理を可能にする唯一のツールと私がいうのは、そういう意味です。
これによってもたらされるのは、安心感です。「他人との約束に関わる時間の管理」に、失敗したらどうしようという不安は小さくありません。締め切りを守れない。ダブルブッキングしてしまう。約束の時間に間に合わない。必要なお金を稼ぎ出せないなど、人によっては「青ざめるネタ」にまつわります。
真剣なタスクシュートユーザーにもたされるのは、時間に関する「社会不安」からほぼ「完全解放」してくれるというのが、最大の恩恵です。
どうやって?という疑問に次回から少しずつお答えしていければいいかなと思っております。