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インドでRADWIMPSに会いたい!!

 低迷する秋平に<二号店オープン>という新展開があったのは前章の通り。

 秋平にとってもいい流れだし、インド在住2周年を目前にした僕にもいい流れ。チェンナイ生活を「もっと楽しもう!」という気持ちがどんどん強くなっていた。

 そんな折、僕にとって嬉しい出来事が立て続けに起こった。やはり、『勢いのある時には、良い事が吸い寄せられてくるな〜』と実感することとなる。そのうちの一つがサンドウィッチマンさんとの繋がりである。インドに住み続けるモチベーションになったのは前章でも触れた。

 そんなモチベーションとなる出来事のもう一つが、ロックバンド・RADWIMPSの存在である。高校2年生の時に初めて聞いて以来、RAD一筋。彼らの音楽しか聴いていないと言っても過言ではない。いや、長渕剛も聴いてるな。過言だ。

 RADWIMPSを、そしてフロントマンの野田洋次郎を超リスペクトしている僕にとっては、彼の一挙手一投足に大注目して、一言一言に大いなる影響を受けていた。僕の夢は「いつかRADWIMPSか野田洋次郎と一緒に仕事をすること」である。僕のことを知っている人には、もう飽き飽きするほど聞かされていることだと思う。ちょっとこの章は我慢してくれ。

 そんなRADWIMPSからどんな風にモチベーションに影響していたのか。「曲を聴く」ってのは言わずもがななのだが、彼と直接文章でやり取りをする機会が巡ってきたのだ。どういうことかというと、2016年7月から、彼がTwitterを開始した。Twitterなら気楽にメッセージが送れるし、彼もそれをよく読んでいるようだった。そして、他の芸能人達と同じように洋次郎さんも、たまーに「お返事タイム」をしてくれる。
 彼が気まぐれで、ファンの人たちに“リプライ”をし、コミュニケーションを図るのだ。そんな様子を遥か遠くインドから眺めていた僕は超嫉妬していたわけだ。

「めちゃくちゃ羨ましいぞ!!!俺にもリプくれ!!!」

 なんてことを思いながら、来たるべきタイミングを計っていた。ただ適当に数を打つ作戦もあると思うのだが、僕には「いつか一緒に仕事をする」という夢があるため、他の人たちとは一線を画さないといけない。特別な存在にならないといけない。まるで恋愛である。そう、まさに恋愛だった。

 その時がきた。僕もついに洋次郎さんからリプをもらうことができたのだ。どのようなネタでリプをもらったのか。それは2012年にまで遡る。洋次郎さんが雑誌の企画で、インドに行った時に残した手記を読んだ僕は、インドへの想いを募らせていた。そしてそれを実行。インド一人旅。基本的には彼の足跡を辿る旅となった。

 その道中、タージマハルで見慣れた光景を見かけた。超いい雰囲気で洋次郎さんが座っている写真と同じ光景だった。僕は迷わず同じ構図で写真撮影。しばらくはFacebookのカバー写真とかにしていたと思う。その写真がこちら。

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