FF7プレイ日記③&クリア後雑感

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19日め:大空洞~ラスボス戦~エンディング

・割と素直なラスダンでたすかる
・やけくそみたいなマテリアの「すべてぜんたいか」を拾う。しかし今更用事は特にないな…
・ドラゴンゾンビさんがいたので前回やれてなかったポーション責めを食らわす。エクスポーションでは即死はしなかった
・なんとか???ってなんだよ こっちが聞きたいよ
・ジェノバ…えーと…シンセサイザーを倒す
・なんか…部位がたくさんあるジェノバを倒す。がっつり味方を強化し過ぎたせいで特筆することがない
・ラスボスの覇気に気圧されターンで「やっぱ全部欲しい!!!」って言い出すユフィかわいい
・VSイカっぽいセフィロス。お前ラスボスのくせにふわふわ浮いてクラウドの剣が届かない位置に逃げるとはどういう了見だオラァン 不倶戴天くらわすぞ
・Pluto!?
・Saturn!? Jupiter!? Mercury!? Venus!?
・まあなんか…普通に味方が強すぎたので普通に倒す。「事前にユフィのカウンターマテリアは外しとかないと即殺しちゃうよ」と言われてたので外してたがそんな感じだった
・一騎打ち用の高解像度顔モデルに切り替わるの芸が細かい
・あっこれ武蔵伝Ⅱのラストだ! これがしたかったのかアレ!
・そして怒涛のイベントシーンへ。星が都合のいい救済者にならないように「星の力に頼ろうとしても人間側のムーブが手遅れならアウト」といううまい落とし所
・ライフストリームがブワーッときてなんかなる。環境問題的なテーマって突き詰めると「環境の話すんなら人間の動態も計算に含めねえとおかしいだろ」ってところに帰結する(というか環境学は本来そういうものだ)んだけど、それを本筋から逸れず、鼻につく説教にもならず、余計なことを言わずにギリギリのラインで決着させるかなり際どいクライマックスシーン
・同時に「RPGって結局クリア前の方に価値がある箱庭だよね」って気分をぶん殴ってくる ゴールドソーサーで遊んでたせいでメテオに間に合いませんでした お前のせいです あーあ
・爺ナナキかわいい
・古代種の文明を探索した経験があるので、否が応でもプレイヤーに500年後の未来を実際に歩けるくらいの解像度で想像させて終わるめちゃくちゃ理想的な結びをしてきた
・これは惚れるわ~~~~~~

クリア後のとりあえずの雑感

・まずは「作り手側がめちゃくちゃ不安がってるゲームだな…」と思った。3Dにして何も通じなかったらどうしよう、プレイヤーに見捨てられたらどうしよう、これまでのノウハウが通用しなくなってただポリゴンを使っただけの人形劇に堕したらどうしよう…って不安が包み隠さず表れてるし、シナリオにもかなり反映されてる
・その反作用でゲームの誘導や触り心地はかなり丁寧。改めてゲーム内の固有名詞やシステムの設定的な意味まで逐一説明しているし、ギミックも初見殺しめいたものがほとんどない。全体的には「なんでもできる革新的な世界」のアピールをしているが、ただ「新しくてオシャレな世界を提示しよう」と思ってるだけではドアップで喋るセーブポイントなんか絶対に出さない。この「パワーは溢れてるがめちゃくちゃナイーブでわかってもらいたがってる」って挙動、ほんとにゲームそのものが思春期っぽい
・そのくせやけっぱちというか、随所に「これまでと同じゲームなんか…イライラするんだよ!!」って反抗心も滲み出てる。DISC1なんか訳知り顔の「ゲームに詳しい人」をひたすらコケにしたがってるし、意図的に「2Dっぽくてつまんないマップ」と「3Dで躍動感のあるマップ」を混在させている
・「時代性」って言葉にあまりぴんと来てなかったけど、FF7でだいぶわかるようになった。環境問題と終末思想と技術革新と科学的な禁忌と自然美化と若者の不安を全部一緒くたの枠で取り扱って人間讃歌に結びつけるなんて、ほんとうにFF7が出た1997年のタイミングにしかできないことだ。今そんなことをやったら「問題を切り分けられない、リテラシーに不備がある態度」になってしまう。だけど人間は「違うもの同士が結びついてパワーで解決される」ことをすごく魅力的に感じるし、FF7はその魅力がギリギリまで強められてる
・システム面については全然不満がなかった。難易度は安定してるし、敵のギミックが「冷静にならずに流れで攻撃したら不利になる」って感じで統一されているので理不尽さもない。マテリアを活用しまくったら大味気味にはなるが、これは本編のどんどん魔晄の技術を追い求める構図とマッチしてるので却って面白かった
・いやあこれはほんとうにプレイして良かった


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