呟きもしなかった事たちへ_No.13(2020年8月号)

※コンセプトは創刊号をご確認ください。ぼーっとする文章が続きます。バックナンバーはこちら

何のかのでこの企画も1年が経った。カウンターテーマとなっていたTwitterも変わってきた印象であるし、このNote自体も何となく変わってきているが、まぁダラダラと続けていきたい。メタウォーターの企業キャッチコピーが「続ける。続くために」だったと思うが、あれは良いコピーだ。

ところで、1年もった事はうれしく、総集編を作ってもいいなとは思う(新規導入しやすくなるし)。「あのネタ良かったよ」という意見がもしあればTwitterにてご連絡あるいは「野地 note」が入ったつぶやきをしていただけると幸甚です。

セブンのネギ

セブンイレブンで売っている「いろどりと風味のきざみねぎ」が凄い。フリーズドライではない冷凍のきざみねぎで、さっと何にでも掛けられて便利なうえ100円程度と安い。そもそも便利という点もあるのだが、凄いのは、何より袋の強さ。ジップロック的なチャックなのだが、簡単に閉まるのに開けるのはちょっと苦労するレベルで固い。とにかく密閉するぞという強さがある。

「絶対に冷凍庫、ねぎ臭くしないからな。安心しろよ。お前の冷蔵庫をねぎ臭くするやつがいたら、俺がやっつけてやるからな」

という頼もしさを感じる。

ミーハー

7月はコンビニで流行の商品を買ったり、Twitterでバズったメニューを作ったりした。ミーハーである。そういう時間つぶしが出来るようになってきた。

僕に限らず、年を取るにつれ、「流行り物は乗っておけ!」みたいな言い方に変わっていくオジサンはそれなりにいる。年齢を重ねた結果として、考えもなしに乗る事を推奨しているとすればそれはそれ問題のようでもあろうが、まぁ歳を取り本人が社会自体への信頼を獲得していき乗れる流行も出てきたという変化なのだろう。円熟というやつかもしれない。

他方、流行に関係なく己の事として続けられることが減っていっているという可能性もある。この辺は気を付けないといけない。

ガングリオン

ガングリオンの跡が、たまに突っ張る時がある。肩こりに連動している気がする。

小学生6年ぐらいの時に、右手首にガングリオンが出来た。徐々に大きくなり、最終的に高1くらいの時にちょっと突っ張る感じがしてきたので取った。嫁と知り合う前の話なので、嫁も知らない体の秘密である。「夫も知らない体の秘密」というと淫靡な感じがするのでやってみたが、元来のテーマと合わさってどうでもよさが目立った。

さてガングリオンは関節のそばに良性のゼリーが溜まるものだ。余談だがこの「良性」というのも何だか笑ってしまう。「悪性」じゃないなら「良性」、極端な二元論だ。ニュートラルな表現が無い結果、こんなゼリーに「良性」とは何だか御大層な気がする。話を戻すと、ゼリーが溜まるだけなので注射器で吸えば治療としては終わる(吸われるとキュウと引っ張られるような感じがして、注射器の中にゼリーがにゅるにゅると入っていき面白い)。だがゼリーだまり袋みたいなのが出来ているとまた溜まるので、この袋をつぶす必要がある。袋が残っていたせいでゼリーがまた溜まり、2度目の治療となった際、医者が

「袋をつぶすんでちょっと痛いですよ。ゼリーも抜けた今なら袋が破裂しても問題ないですから。」

と言った後、急に手首をバシバシ叩いたり滅茶苦茶強く押してきたりしたのが思い出深い。施術ってこういうものなのか?まぁ確かにいちいち切開して袋つぶすよりは、外から叩いて袋がつぶれるならそれでいい気もするが、これは治療なのか?単に急に患者の手首をバシバシ叩いているだけだが、点数は何点取るのだろう?

だがまぁ、一応再発しなくなった。

手首が突っ張ると、医者にバシバシ叩かれた事を思い出す。

理不尽

理(ことわり)が、尽くされていない…主に「理(ことわり)」のせいなのだけど、中二病感がある。

そこは、「世界」の理すら、尽くす事が出来ない「場所」―――――

よしよし、それっぽくなってきた。

…違う、こういう事がしたかった訳ではない。僕は「理不尽だ」という人たちの話がしたかったのだ。

「理不尽」の解決は、字の通りなら「理を尽くす」事だと思う。だが、「こんなのは理不尽だ」という人の話を聞くと、原理に対してのロジックが尽くされていない=理不尽だ、と言っているのではなくて、原理がおかしくなっているので再考を求めている、というケースも見られる。原理は「理」の文字を使ってても、案外ロジックだけで原理を説明しきる事は難しかったりするのだが、本人がその事に気づいていないまま主張する事は往々にしてよくある。その事を僕は何度か書いている(※文末参照)のだけれど、「理不尽」はそうした誤りを自分で気づかなくなる表現だよな、と思う。

やっぱり中二病っぽいのがいけないんじゃないか。

体調と統計

二日酔いや、たまった疲れが出て朝から調子が上がらない時、まぁ何をしてもなかなか良くならないのだが、どういう訳か快便の直後から急に体調が改善する。

聞くと、そういう人は多いようだし、「冷え取り」などの世界では毒出しは汗・嘔吐・便によって行われるので体調の回復には便を出すことも重要だという概念もあるそうだ。しかしそれなら、体から出さずとも腸内で便が出来た時点で(腸は辛かろうとも)体の回復は見られても良さそうではあり、本当に因果関係があるのかはまだ分からない。

そもそも、便が出るようになるまでにかかる時間と、体調が回復するまでにかかる時間がほぼ同じなだけ、という事もありそうだ。因果関係が無いという事もあり得る。

それでも、そうやって落ち着いてみても、体調が悪い時に便が出ると安心する。これはいったい何なのか。

見間違い

野球の応援コメントで(僕はベイスターズファンだ)、「☆になれ!」とあったのを「女になれ!」と見間違えてしまい、焦った。急に口説かないで欲しい。

見返しても、女と☆、案外似てる。しかしここで「科捜研の☆」とかやりだすと、最終的に「漫女画太郎」という妖怪を生み出すのでやってはいけない。(もう生み出したので後の祭り)


※理不尽の段で「何度か書いている」と言っているのはこちらです。


↑クリエイターと言われるのこっぱずかしいですが、サポートを頂けるのは一つの夢でもあります。