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逆全肯定ウミガメのスープをした話

どうもgoogleの検索で『GURU 考察』で調べると1ページ目に記事が出てくるのいといと申します。よろしくお願いします。

先日、最高に意味が分からないゲーム
逆全肯定ウミガメのスープ』をプレイしてきたのでざっくり紹介していこうと思います。かなり狂ったゲームとなっているのでお酒を飲みながら仲が良い友達と遊ぶことをオススメします。友達がいない人は今すぐ作ろう。

元ネタが存在するはずなんだけど調べても全く出てこないのはなぜ?

以下常体。


ウミガメのスープとは?

全員参加型の推理ゲームである。
なぞなぞやクイズとは違い、司会者の考えた物語を
参加者が質問をしながら推理するパズルゲームである。

ゲームは、司会者が参加者の質問に答えていく形式で行なわれるが
司会者は、yes/no/関係ないなど、最小限の回答しか行なえない。
そのため、参加者は、yes/noで答えることの出来る質問をしなければならない。

司会者の回答から明らかになっていく事項に基づいて
質問を繰り返し、少しずつ真相を解明し、物語の全貌を導こう。
ウミガメのスープinVIP まとめ Wiki*参照

ざっくりこんな感じ。

出題者の答えを参加者たちで考える』というのが基本。アキネイターがまさにこれだと思う。

より詳しいルール等はこちら。

ルール的なアレ - ウミガメのスープinVIP まとめ Wiki* (wikiwiki.jp)



じゃあ逆全肯定ウミガメのスープとは?

まさにウミガメのスープの逆をする

参加者たちの質問を全てYESとした上でそれらの要素を取り入れた答えを出題者が考える』というもの。

例えばこんな問題があったとする。

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?
ウミガメのスープ問題参照

これに参加者たちが質問していくのだが、別に何を質問しても構わない。だって全部YESになるし

Q.「男は安倍晋三ですか?
A.「はい」

こんな感じの質問ををしていく。これを大体10個くらいしてから出題者は要素を取り込んで答えを作る。出題者の負担がめちゃくちゃデカいゲーム。

大体答えを作るのに平均20分くらいかかるのでその間は別の話をしていましょう。



実際にやってみた

まあそりゃやったんだから書いているんだけど。
何度かプレイした中で自分が出題者側、自分が参加者だった時の2つを紹介。時間がある方は一緒に考えて答えを作ってみてほしい。作った人はこっそり連絡ください。


1問目(出題者側)

9階のオフィスに勤める男は20階のラウンジで
ランチをを食べた日に地下室の存在を知った。
状況をしてください。

これに関する質問は以下のものとなった。

・ランチは5Lの水
・男は地下室の存在を知って絶望した
・3階はメイドカフェ
・10~19階は吹き抜けの体育館
・エレベーターは時速50km
・男は米津玄師
・エレベーターガールが10人いて、全員定期的にウェッと言う
・ビルに階段はない
・オフィスは砂の惑星にある

これらの要素を取り込んだ答えを作っていく。
このゲームは人物を著名人にするとおもしろくなりがち。




というわけでこちらが僕の考えた回答となります。どうぞ!




……俺の名前は米津玄師。
日本では同姓同名のシンガーソングライターがいるらしいがただの同姓同名。
普通の一般人だ。唯一人と違うところは最愛の彼女を殺してしまったことだろうか。

そんな俺に出された判決は流刑。今時珍しいと思ったがそんな刑はあるのだろうか。
そう足りない脳で考えていると看守に目隠しをされた。そして車に乗り込む。どうやらどこかに連れていかれるらしい。

音は聞こえる。電車の音、飛行機の音、船の音。どこまで連れていかれるのだろう。最後には初めて聞く不思議な音がした。


目隠しが外れる。目の前には俺が昔勤めていた潰れたはずのオフィスビルが建っていた。いや、厳密には違うが社員だった人間が見ればそう言う程の物だ。

中に入ってラウンジに向かえと指示された。
腹も減っていたし丁度良い。

中に入ってラウンジに向かうためのエレベーターに乗り込む。最初は階段で行くつもりだったがどうやら階段はないらしい。

乗り込むと異変を感じた。
一つはエレベーターガールの人数。10人もいる。しかも定期的にウェッと不思議な擬音を発している。気味が悪い。
そして二つ目はフロアの内容だ。3階には冥土カフェ、10階は体育館と書いてあった。そしてその次は20階のボタン。吹き抜けなのだろうか。一体何に使うのかは考えられなかった。

エレベーターが動いた……と感じた後にはもう20階に着いていた。体感時速は50kmくらいあった。急激に重力がかかる。立っているのもやっとだ。

数秒して体が重力から解放されたところでラウンジに入った。入り口には『大人気ランチ!5Lの水』と書かれている。

こっちだと男に呼ばれ席に座る。目の前には5Lの水。飲めと言う事だろうか。

男は口を開く。
「これからお前にはここの地下室で生活してもらう。最後の水だ。よく味わえよ。」

水なんてどこでも飲めるじゃないかと馬鹿にしそうになったがペットボトルのラベルに目が行く。そこには『砂の惑星』と書かれていた。

絶望した。砂の惑星といえば水が枯渇し、人が住めなくなった星のことだ。そうか流刑とは砂の惑星のことだったのか…

そこで俺は考えることをやめた。最後の水を口に入れた。心なしかいつもより美味しく感じた。

普通に短編出来た。なんなんだこのゲーム。



2問目(参加者側)

薬局を開店することにした男はサルを買いに行きました。
そして近所の小学校に注意をしにいきました。
その結果、男の店はとても繁盛しました。
状況を説明してください。

やっときた参加者側。
どれが僕質問か分かった人はほぼ異端です。

以下が質問。

・サルはMkleo 
・薬局はスギ薬局 
・近所の小学校では、廊下を走ったことが原因で月に16人の生徒が亡くなっている 
・近所の小学校とは士官学校 
・「繁盛」は隠語
・状況ではなく現状を説明する問題
・薬局ではモルヒネしか売られていない
・男は星野源
・昼が存在しない世界
・薬局はでんきタイプのポケモンジム

これらの要素を取り込んだ答えを作る側可哀そう。でも質問する側は何も背負ってないからおっけーか!




こちらが出題者の考えた回答となります。




長すぎだろ



まとめ

出題者がめちゃくちゃ疲れる。苦手な人は過労死決め込むので気楽には遊べないような気がしたりしなかったり。

個人的にはTRPG(テーブルロールプレイングゲームというやつ。自分がキャラになりきって色々な物語を攻略する。友達がいないとできない)に似たような感じのゲームだと思った。

今回はプレイヤーの9割が完全に出題者を困らせに来てるのでだいぶ辛いものになったが、普通に楽しむ分にはかなり盛り上がるゲームだと思う。

自然に物語を作る力も身につくので創作する人やしてみたい人たちにもおすすめです。

これ見た人たちは友達と一緒にやってみよう!
友達いない人はがんばろう!

おわり。

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