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夏休みの宿題で新宿発祥の地・追分しらべー伊勢丹新宿と追分団子が好きなだけー

小3の長女が宿題を全然やらないタイプで、夏休み終わる2日前の時点で自由研究、社会科研究、ドリルの計3個残っていました。信じられない、と絶望していた所、たまたま街で出会ったお母さんに「えっ、読書感想文あるの知らないの??」と言われて、計4個残ってることが判明。おいおい。
 読書感想文を記入するプリントはわら半紙である、というヒントをもらい、ひっくり返したけど、無い。半べそ書いている長女に「とりあえずドリルを終わらせよ」と命令を出し、母さんはフリーペーパーのデザイナーの血が騒いで、10分でそっくりの読書感想プリントを作成。甘やかしすぎと言われても、プリントを作るのが好きすぎて……!長女に尊敬されたよね。先生には軽蔑されたろうね。

社会科見学は、新宿区内のある地区を取材する?という?もの?
親子ともどもよくわからないまま、「私が新宿区内で一番好きな場所」と娘にアピールして伊勢丹に行ってきました。

伊勢丹のはす向かいにある「追分だんご」の前には氷柱~
調べてみると、追分団子や伊勢丹のある場所、新宿追分は甲州街道と青梅街道が分かれる場所、という意味で追分の名が付いていて、日本各地に追分という地名は存在しているそう。
江戸の町を作っている際に、日本橋からのびる甲州街道で、次の宿場町・高井戸まで遠すぎ、という旅人の声にこたえて生まれた新しい宿場町、「新宿」。この場所から発展したそうです。出典は新宿区ほかいろんなサイトです!


新宿3丁目の足元に埋まっていたカラフルな標識

そしてこの追分だんごはもともと高井戸にあり、江戸城を作ったことで有名な太田道灌がたまたま立ち寄って食べたお団子をいたく気にったことから「道灌団子」と名乗っていたのを、こちらの新宿追分に引っ越してから「追分団子」と名乗っているんだって~。

ミョウガ団子とか、レモン団子とか、面白そうなだんごを無茶苦茶買って帰った。

長女がデパ地下の気の良さそうな伊勢丹店員さんに「この建物の一番古いのはどこですか」と聞いたら、「90年も経っているので、そのまま残っている場所はほとんどないのですが、玄関は昔の感じで残っていると思う」と聞いて撮影。

空襲でも焼け落ちず残った伊勢丹本館。アールデコの建築として、ちょこちょこレトロで文化財っぽい雰囲気。こちらは7階から屋上に向かう階段。ステンドグラスも素敵。

フォントがレトロである。

築90年の建物で働いて困ることは?という質問には
「うーん、狭いことかな?お盆とかクリスマスとかお客様がたくさんいらっしゃる時は狭く感じるかな?」と店員さん。
逆に良かったことは?と尋ねると、
「90年もお客様に信頼していただいている、ということが嬉しい」と素晴らしい答え。ええ、信頼しています、なんなら愛しています、棺に伊勢丹の袋入れて欲しいくらいに。COWCOWか。
大金持ちになって外商さんに商品を持ってきてもらうのは今世では厳しそう。でも正月の福袋、おじいちゃんが中学生の私に買ってくれたDKNYのコート、お母さんが就職試験の時に買ってくれたシビラのスーツ、並んで食べたAGIOのピザ、催事場の試着スペースの何とも言えない緊張感のある空気……庶民は庶民で十分楽しんでいます。思い出がいっぱい。さらに、娘の宿題までカバーしてくれてありがとう伊勢丹新宿。

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