【毎日ニューヨークで困ってます】NYラジオシティYOASOBIライブで泣きながらウンコと唱える
いやー、ニューヨークに来て良かったかもしれない。もしかしたら。
そんなコンサートであった。コンサートってもう言わない？ライブ？ギグ？
幸運にもチケットを購入できまして、芋洗いの如くぎゅうぎゅうのラジオシティへ。
チケットはソールドアウトですからーーー。
日本人だらけなのかな？と思ったけど、日本語より中国語や韓国語が飛び交っていたし、アジア人気がすごいのかもしれない。
アニメ推しの子のコスプレしてる人もチラホラ。
入り口でサングラスを配っていた。
時間通りに行ってすこーし遅れて開演。
周りには一緒にチケットを購入した若旦那の知り合いが居たりして、奥さんアホだったと言われないよう気品漂うライブ鑑賞を心がけてスタート！
前の人は中国系アメリカ人のようで、開演前に「俺、めっちゃ緊張してる！」ってずっと言ってた。誰かに。誰に言ってるの？？
ギリギリにお友達もやって来て、みんなでものすごい興奮して、雄叫びを上げていた。中華系ガチオタだ！
YOASOBIについては、歌がうますぎる新人類だな、曲も昭和世代に絶対歌わせないテンポだな、と完全に腹を出して降参していたのですが、今回で日本の宝認定！！お金も地位も名誉もないこの私が認定する！きみら国宝！
メガネをかけるのは後ろのどデカい画面から飛び出して見える映像を楽しむためだったのですが、今までこんなにも飛び出すことで心を動かされたことがあったか？？キャプテンEOで泣いたのか？？いや、ない！
この映像を作った人、仕事できるわーーー。ボーナスあげたい。お金も地位も名誉もないけど。
こないだフロリダのディズニーで死ぬほど3Dメガネかけたし、なんなら2日前にイントレピッド博物館でも3Dメガネかけたが、YOASOBIと比べたらハナクソ。ちょっと綺麗なハナクソ。
ちなみに、人数分もらったメガネをお嬢が直前で自分の分を無くして、私のを差し出し、私は鞄に入っていた2日前のイントレピッド博物館で使った3Dメガネを使用。問題なし。3Dメガネが鞄に入ってる奇跡！ハナクソとか言ってゴメン。無駄に奇跡使ってしまったかもしれない。
なんとなくSpotifyで曲を聴いているレベルのリスナーなので、もちろん知らない曲も数曲あったのだけど、ボーカルikuraさんの声と、後ろの飛び出す歌詞と美しい発色の映像と、ayaseさん率いるバンドの生の演奏が、奇跡のように絡み合っているあの感じ。その空間にいて空気の震えを感じた。ディズニーのアトラクションにして欲しい。定期的に落ち込んだ時に、浴びたい。
43歳、不覚にも涙が。若旦那の知り合いがいるのに。
ずっと涙が止まらなくて、知り合いに見られて「情緒不安定な奥さん」と思われてしまう！落ち着け、私。そうだこういう時はくだらないことを考えて頭を冷やせ。「うんこ、うんこ、うんこ・・・・・・」と唱えると驚くほどに涙が止まった。ウンコすごい。
泣き出した曲は「もしも命が描けたら」という、悲しめな曲。設定がとってもSF？なんだけど、悲しいの、みんな好きよねー。最終的に演歌に行く予感するよねー。
そのあとは怒涛の大ヒット曲の連続。
アイドルでは会場が割れそうなほどのファンの雄々しい雄叫び。ニューヨークのファン、むちゃくちゃ熱い。後ろの画面には推しの子のキャラクターも映し出されて、好きな有馬かなちゃんが写るたびにグッとくる43歳。私は今YOASOBIのコンサートにいるのか、推しの子のストーリーの中のコンサートにいるのか？
「群青」やら「夜に駆ける」など、ここ数年の日々の後ろでずっとかかっていた曲たちが目の前で、熱気を巻き込んでこちらの心揺さぶってきて、あー、ここ数年大変だったなあ、なんとか乗り越えたなあと自分を励ましたくなってくる不思議。そんな事実があったかなかったかは別として。
ikuraさんというボーカルは、声を張ったり叫んだり唸ったりフェイクでこねくり回したりしない新しい歌い方で、本当に音程も安定しているのだけど実際に聞いたらつまらないんじゃないかな？と思っていた。
が、張り上げなくてもフェイクを入れなくても、がっつり胸を掴まれてしまった。
元バンドマンとしては、やっぱりアメリカンなパワフルな歌い方に憧れて、出来なくて、自分にがっかりしたこともあったけど、やっぱり自分のルーツに全然ないもんは無理であった。田無にはブラックミュージック届いてなかった。
でもikuraさんというジャンルがここまで注目されて、きっと無理してアメリカンに寄せていたボーカリストたちも喜んでいると思う。自分たちの合ったスタイルで歌えばいいのだ、と。
そして、「おかあさんといっしょ」の三上たくみおねえさんはikura系列であると思う。復帰して欲しい。
何がいいたいかと言うと、ニューヨークきて家でネットフリックスのBOYFRIEND見るのだけが楽しみで私何やってんのかなと思ってたこの数日。このコンサートに来られたし、私、ニューヨークに来て良かったかもしれない。最高の夜遊びをありがとう！
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