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【ニューヨーク初心者生活】初めての皮膚科でフーアーユー
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おいおい、セサミストリートがあったぞ!
ということで、今朝起きたらまぶたが赤く腫れて痛痒い。視界もちょっと狭いし、瞬きが大変。ほんのりお岩さんである。
これじゃ化粧もできないし、生活に支障がでる。仕方ねえ、病院行くか。もう3日連続病院に行ってるんだがーーーここまで来たら、今週は病院を極める週にしようか。
まずは日本語の通じる皮膚科をネット検索。
家の近くはないが、バスに25分くらい乗ればありそう。
電話をすると音声案内で「日本語の方は~」とプッシュホン?で全く英語を話さずとも日本語でお話できて感動である。
が、私の入っている保険は対応していないということで、大体150ドルかかりますとのこと。「検討します~」と答えたけど、本当は「たっか!やめやめ!」って思っていました。すみません。
仕方がないので、英語の皮膚科を探すことに。お医者さんの枠も、若旦那の枠も抑えなければなりません。
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ZocDocというアプリで、
自分の保険
診療内容
を入れると、楽天トラベルみたいにズラララ~とお医者さんのリストが出てきて、その中から家から近くて評判の良いお医者さんを見つけ、空いている予約枠をクリック!
あとは保険番号など入れて予約完了。
簡単すぎて怖いーーーー落とし穴があるにちがいないーーーー。
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もう少しでタイムズスクエアみたいなところの皮膚科を予約。評価が高かった。何とも殺風景な皮膚科で、安心感とか与える気はなさそうな内装です。
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「AIKO~?」
と呼ばれると、なぜかもう一人お兄さんが立ち上がり、看護師さんが
「AIKO~?」と再び読み上げても、お兄さんの心は変わらずそのまま向かおうとして、ダブルAIKOに困惑する看護師さん。なんとか眼力でAIKO勝ち抜き戦に勝ち抜いて診察室へ。
お兄さん、マイコーだった説。
診察室の中では看護師さんが早口言葉コンテスト決勝戦かな?というくらい高速で問診を繰り出し、私が「へ?」という顔をしているのを若旦那が代わりに回答。すると若旦那に
「OK!ノープロブレム……フーアーユー?」
生フーアーユー!初めて聞いたー!
確かに紹介してなかったので、謎の人物と思われていた若旦那であった。
その後、アンドロイドみたいに表情の固い女性の医師が現れ、また高速で謎の単語を次から次へと発しながら私の皮膚に綿棒を当て
「バクテリアー………バクテリアー……」
って言っている。
えっ、私顔にバクテリアいるの?
「……イエローシングス……?」
「ほ?」
若旦那「朝口の周りに黄色いものがなかったか聞いてる」
えっ、朝黄色いもの食ったろ、口の周りが黄色いぞ、って言ってる??確かに黄色っぽいパンは食ったが、ヨーグルトが黄色かったかも…….
若旦那「いや、ちがう、黄色い出来物があったかって」
口の周りに食べ物ついてるワンパク小僧の話じゃなかった。とエヘラエヘラしたものの、ターミネーター医師は無表情。
2週間後に綿棒のバクテリア検査結果が出るそうで、3種類の薬を出すとのこと。
手書きのメモを渡され、近くの薬局に行けと言って診察終わり。
会計は10ドル。
これまた表情のない受付の人にカードで支払い、処方箋くれるのかな?と思って立っていたら
「なんでお前まだおるねん」
みたいな視線を向けてくる受付の人。
「あのー。◯◯薬屋に行けと言われたけど、何か書類はなくていいの?」と聞くと大きいため息をついて「薬局行ってピックアップすればいいです」。ニューヨーク来て一番感じの悪い人に認定します!
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手がかりはこのメモ。処方箋ではないだろーなーー。
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薬局に行くとピックアップという窓口を発見。
「あのーお医者さんにここに行けと言われたんだけど」
「生年月日と名前言ってください」
出来上がってた!!
処方箋もってこなくていいんじゃんー!!
感じ悪いけど仕事できんじゃーん!!
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薬局には噂の痩せ薬オゼンピックの宣伝も!
あー打ちたい、明日から打ちたい。
たがしかし、ニューヨークの医者の言ってること9割わからなかったーーー。
「生年月日は?」
くらいしかわからなかったーーー。
お医者さんがしきりに「オイント、オイント」って言ってたのを志村けんみたいだったな、とおもいながら家に帰って調べたら
「オイントメント」って
軟膏のことだったー。
「ラッシュ、ラッシュ」
は発疹のことだったーー。
知らない単語多すぎてやってける気がしねえ。
オゼンピック処方の道のりは長そうである。
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