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ノイズの本音

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ブログ的な、詩ではないなにか。 つらつらと思ったことを……
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好き、って瞬間のものでしかない。

感情って難しい。説明するのがとても難しい。 言葉を変え、たとえを用いてもなかなか伝わらない。わたしにある感情がその人にないとしたら、言葉で説明しても実体験と結びつかないから、理解するのは無理だと思うけれど、なんとなく伝わってほしいと思ってしまう。 「つらつらと思ったこと」のマガジンでも時々書いてた(以下、過去記事) 好きってなんだろう。わたしのなかで、その人に対して多少の好意があれば「好き」だし、そこに深い意味も何もない。だから「好き」と思ったら「好き」って言う。「好きだ

父親、初恋。

 今日夢に父親が現れた。    小さい頃に離婚していたから父親の記憶はほとんどない。だからこそ父親が夢に出てきたことが強烈に頭に残っていたのかな。夢なんてすぐ忘れちゃうのに。  夢の全体の話は覚えていないけれど、小さい頃ぶりに父親と再会し、とてつもなく抱きしめられたくなり、抱きしめてほしいとお願いするシーンだった。  目が覚めてそのシーンを思い返して、急に「あ、私の初恋って父親かも」という感情が流れた。  考えて整理して出てきた考えではなく、勝手に流れ込んできた感情に、私

時間が解決、だなんて薄情な。

 「時間が解決してくれる」って言葉。ちょっと違うんだよなぁと、いつももやもやが心の中を埋めていた。  「時間が解決してくれる」って言うのって慰める側の人間で、その優しさの一方的な感情に傷ついてしまうことがよくある。時間は何も解決しない。通り過ぎていく時間の中で自分がどう過ごすかでしかないはずだ。  同じ部屋にひとりぼっちで誰とも関わらずに1年過ごしたって傷ついた心は回復しない。  これから先の未来、新しく出会った人やそばにいてくれる人たちの温もり、よい思い出、それらが過去の

理解されないことも、伝わらないことも、慣れてるけど、

 自分の恋愛観的なものは基本的に理解されないとわかっているから、親にそういう話をしたことがなかった。理解されないこともそうだけど、お門違いなことを言われるのが嫌だったから。  たまたま今日そういう話になって軽く話したら 「恋に落ちたことがないんだろうね」 「人を愛せないってこと?」 と言われ、心底後悔している。話さなければよかったと。  今までも私の話を理解してくれた人は2、3人しかいない。完全な理解とまではいかないが、ある程度理解してくれる感じ。理解はしないけど否定は

恋愛できない人間もいるよ。愛とか好きの感覚が普通と違うって話。

先生との関わり方を話すと「大丈夫なのそれ、どういう関係?」とよく言われるけれど、関係性なんかなんもないよ。関係性につける名前なんかに興味はない。 名前のある関係性が正しいとか、誠実とか、ない。 関わりすべてに名前をつけられるほど「好き」の幅が狭くない。 たぶん私の感覚と一番近いものを持って関われるのが先生なんだよね。 恋愛できない、関係性に縛られたくない、気楽でいたい、自分も時間がほしいとか。 最初、先生はわりときつい言い方をした。 「俺は好きという感情に応えられるほど

結局、愛は愛だよ。

今まで数回話してきた「友情の好きと愛情の好きに違いはない」の内容と被るけれど、きっと伝わらないことは伝わらないし、わからない人にはわからないし、だから時々吐きだしたくなる。 私は性別でいえば完全に女で、そこはたぶん間違いないけど、男も女もパートナーのくくりでいえば関係ないと思っているし、注ぐ愛情は等しく変わらない。たぶん年齢もあまり意識しないから小学生に対しての「可愛い好き愛してる」と同年代や年上に対しても「可愛い好き愛してる」も同じレベルで言ってる。 ……なんていったら結

結局、経験。

大学のゼミで先生にいわれたことがある。 「君、煙草吸ったことある?」 それは煙草の描写のある物語を書いたときに言われた一言だった。 その一言にはすべてが詰まっていた。 経験のない描写など、経験者にはすぐ嘘くさいとわかってしまうし、間違いだってでてくる。 ちなみに先生は当時ヘビースモーカーで、休み時間に灰皿の置いてあるところに行くと大抵先生が見つかったな……懐かしい。 そんなこんなで、あの瞬間に悟った、何事も経験だ、と。 それを描写するだけじゃなくて、自分が実際に感じるこ

過呼吸。

酸素が不足した、うまく息が吸えない、浅い呼吸を繰り返して息継ぎの音だけが必死。何気ないLINEの返信速度が、僕を傷つける。何気ない言葉が、何も考えずに投げられた言葉が僕を傷つける。しんどいときこそ相手にとっての自分の価値が明確になって僕を傷つける。ただの他人ならあきらめて終わりなのに、ただ惰性で続いているような関係に僕は嫌気がさしているんだ。しんどいときに寄り添ってくれようとしない、適当な友情を守って生きていけばいいよ。僕が泣いている夜に、ゲームを片手に隙間時間に適当な文字を

中原中也が、すーき。

中原中也との出会い、中原中也の詩で好きな詩は? という質問を受けたので、中原中也語りをするぞ!(好き、という語彙力しかたぶん出てこないと思われるが、お付き合いいただければ幸い……) 勢いで書いたし、誤字があったら本当に申し訳ない。 中原中也。生粋の詩人。 わたしが、初めて詩に対して真面目に興味を持ったきっかけの人。 たしか、中学のとき(たぶん中学生だったはずだけど不確か…中3だったような気がする)国語の教科書に「汚れつちまつた悲しみに」が載っていた。中也といえばこれ!レベ

お題。

ひまなので、はじめてのお題やってみようかな。 ノイズです。ノイズだよー。 というとちょっと違和感があるのはたぶんわたしだけ。 今はツイッターのアカウント名がノイズだからこう名乗っているけど、 元々はR(あーる)というハンネをずっと使っていたから、そっちのほうがしっくりくる。 noteというか創作活動でもあーる系(表記は未定)を使おうと思っていたのだけど、ノイズもわりと気に入ってはいるよ。 ノイズのように、ちいさなノイズが、あなたの心へ届けばいいなぁという意味もあったり

褪せないおもいで。

先日、夜中にふと死んじゃった人たちのことを思いだして、なぜかあふれる想いが強くLINEのタイムラインに思いの丈を投稿してしまったのだけど。 数日前たまたまテレビをつけていたらMステが始まり、一番にコブクロが歌いだして、また思いだしてしまったので、重複する内容になるけれど、こちらにも載せようと思ったのでつらつらと失礼します。  たまにふと思いだす。死んじゃった友人。 きっと自殺ならまだ納得できた。自らを決定できない病気は理不尽で誰もついていけない。  「俺死ぬんだよ」って笑

たまには自分語り…?

 常に生きづらさと格闘しながら生きてきた気がする。 だれとも交わらない感情と感性が、わたしを孤独の世界に背中を押すばかりだった。孤独と寂しさの闇を抱えて、わたしは、過ちも犯したし、だれかを傷つけてきたし、それでも自分なりの正義は貫いてきたつもりで、これからも貫いていくつもりだよ。  わたしの言葉はいつも宙を舞って煙のようにどっかに消えていくばかりだった。友人と話していて、言ったことの本質まで伝わることはほとんどなくて、まるで雰囲気だけで会話しているみたいだったし、死ぬほど吐き

失恋?

「失恋でもしたんすか」 「失恋?してない…ってか失恋したことない」 「え、失恋したことないんすか」 バイト先でそんな会話をして、思った。 20数年生きて、失恋したことがないって普通は驚くよなと。 たとえば同じようなことでいえば「初恋」だってそう。よくみんなが言う「初恋って忘れられないよねー」みたいな感覚がわからない。そもそも私、初恋ってあった?初恋ってなに??? だれかを好きになる感情がないって友人にいわれてきたし、自分でもそれは否定しない。でもそれはだれも好きになら

つまり、好きになるのに性別なんか関係ない

中学生のころ、好きになったのは女の子だった。 というと誤解されそうだけれど、とにかくそれは一語一句まぎれもない事実である。 女子校だった中学3年間。 女しかいない空間というのはそれが初めてで戸惑ったのを今でも覚えている。 入学してすぐの身体検査で、隣に並んでいた人はまったく女の子に見えなくて、むしろかっこいい男の子にしか見えなくて、あれ、ここ本当に女子校?と思ったほどだった。 基本的に女子は苦手だし、 一緒にいておちつくのも、触れ合いたいと思うのも男なのは間違いないし、