素人がリモート合奏で指揮を振らせていただいた話②(ご提案からテスト動画まで)
前回の①を読んでくださった皆様、中身が薄くて読みづらいにも関わらず、反応までいただいて……ありがとうございます!とても嬉しいです。
前回の記事はこちら
主催様にご提案した話
さっそく、主催様に指揮を導入してみてはどうだろうとご提案することにしました。
が、ノープランではさすがに失礼なので、指揮を導入するメリットやデメリット、なぜそう思ったのか、などをDMしました。
ちなみに前述のコルたのが3月25日、こちらのDMをお送りしたが3月28日です(行動が遅いですね……、はい)。
ちなみに、ここで言っている1回目の提出は4月9日です。
主催様の反応は、
(※今回、主催様のDM、全部公開してOKというご許可いただきました……!まさかの!!笑)
という感じで、やってみたいし気になるけど……という感じでした。
主催様とは別の演奏企画でご一緒させていただいたことがあっただけで、それまでやりとりをしたこともほとんどなくていきなりこのDM……しかも素人ときてる……せっかく立ち上げた企画がうまくいかなくなるかもしれないも十分にあります。デメリット満載。本当、その節はすみませんでした(スライディング土下座)
とりあえず、ためしに、ダメそうなら却下という感じで導入をさせていただくことになりました。
そうなんです、最初は、
メトロノームに合わせて指揮を振る
その指揮に合わせて4手ピアノで再現する
という予定でした。
本当に振れるのかわからないし、ピアノで再現できるかもわからない状態でご提案するとか……正気か?レベルですよね(重ね重ねすみません!)
軽率なオタクの行動、我ながら恐ろしい。
というわけで、試しに準備だけさせていただくことになりました!!!
挑戦させていただける、それだけでも嬉しい……!!!
指揮計画、大失敗……?
まずはスコリ
さっそく、スコリを始めました。
スコリとはスコアリーディングと言って、総譜を読む作業です(そのままじゃん……)。
しかもやり方が全然わからないので自己流でやってみました。
各パートを弾いてみる
主旋律を探す
対旋律を探す
伴奏を探す
アーティキュレーションをチェックする
主催様の共有してくださったノートを読み込む
いやいや、その前にですね、
移調楽器の譜面が読めないwwwwwwwwww
移調楽器とは、例えばF管(Fはファの意味です)なら、楽譜のドを吹いたらファの音が出るってやつです。
子どもの頃、ソプラノリコーダーとアルトリコーダー、ドの音を出すのに指使いが違っていて、覚えるのが大変だったって記憶はありませんか?
移調楽器はこの問題をクリアしてまして、その管に合った譜面で吹くと、同じ指使いで演奏できるって感じです(個人の見解です)。
なので、楽器の個体が変わっても同じ指使いで済むので楽ですが、書いてある音と実際になる音が違うので頭がこんがらがる人もいらっしゃるかもです。
もちろん私は音感がないので全く気づきません(笑)
でもト音記号とヘ音記号を読むので精一杯なので移調譜読むの大変……!
移調楽器の方、本当にすごいです!!
スコリの第一関門、移調楽器……!!!!
恐ろしい敵でした。
ですが、デモ音源もいただいてたのでなんとなく雰囲気わかりました!
ピアノで楽曲分析
おもに和声分析なんですけど、すみません、これ、まったくできませんでした……。
時間がなさ過ぎたのと知識がないのとで、和声分析、一切できませんでした(号泣)
とりあえず曲想が落ち着くところ、広がっていくところなどをチェックしました。
主催様の演奏に元気づけられる
できないことが多すぎてメソメソしてたら主催様がソロで吹いたのをアップしてくださいました!!!
わわ、すごく素敵!!!
今年は少し早めの春でしたので、その画像も一緒に載せてくださいました!
とっても元気を頂けました。
ピアノで弾いてみる
そもそも、ピアノ弾けるのか???って言うところが一番の懸念点でした。
そういえば、筆者のスペックで書きそびれましたが、ソナチネはなんとか弾けるけどソナタは弾けない、バッハなんて無理、みたいな感じです。
しかも私は総譜をみながらパートをピックアップしつつピアノを弾くなんてとてもできないので、指揮に合わせる用の楽譜を大譜表にしました。大譜表とは、鍵盤楽器用のよく見るピアノの楽譜と思っていただければだいたい合ってます(雑)。
この作業で日曜日まるっと使ったかな???打ち込みのみとはいえ、採譜作業は大変です。
できあがったので弾いてみました。
ところが、、、全く弾けない!!!!!
ゆっくりなら弾けるんですが、書いてあるテンポで弾くには相当な練習と時間がかかることが判明……指揮に合わせた表現で弾くにはもう締め切りに間に合わない!!!!ということで、ピアノを弾くことは断念しました。
自分の力を過信してるわけではないのですが、あまりにも自分の技術レベルが低すぎで泣きが入りました……。
主催様には平謝りして、表現の幅が狭くなってしまいますが、メトロノーム付きのデモ音源に合わせて振らせていただくことになりました。
快くご承諾くださって、本当に頭が上がりません……!
いやあ……言い出したことができないの本当に恥ずかしい……。
オタク、自重すべし。
ですが、メトロノーム付きの音源を使うことは、のちに功を奏します。
指揮計画、再出発
棒振りの練習(右手)
そうと決まれば練習再開です。4月3日(月)なので、第1回目の音源提出締切まで1週間です。早く完成させないと(汗)。
そもそも、指揮を振ったことがないので、まずは右手の指揮棒を持っている方の腕から練習しました。
練習の仕方は(完全に自己流です)
テンポに合わせてひたすら正確に図形を描く
スコアを見て強弱に合わせて図形の大きさを変える
といった感じです。
この辺はまあまあクリアできたかも。
曲想の表現の練習(左手)
ここからが難しいところです。
ただ、ここで参考になることが!!!
「リバーサルオーケストラ」、略して「リバオケ」というドラマをご存じでしょうか?
2023年1月~3月まで放映していた、その名の通りオーケストラを題材にしたドラマです。
このドラマのすごいところは、演奏シーンで、キャストさんの楽器の構えとか体の動きがとても自然でストーリーに集中できるところです。
演奏の練習は半年くらいみっちりやったとお聞きしました。
中でもすごいと思ったのは、田中圭さんが指揮者の役をやっていらしたのですが、指揮は振付のようにしてもらって動きを完全に覚えて演技していた、とのことです。
これって、リモート合奏の指揮動画に使えそうじゃないですか?
たぶん、という話になるんですが、リアルだったらその時その時で振り方が変わると思うのですが、指揮動画ですと、もうその表現に固定されてしまいます。
そこを活かして、指揮動画を作ってみようと思いました。
で、何を優先順位を高くするかというところですが、参加者の皆さんに「オケをやってる!」と感じていただきたかったのと、私が「ここはあなたの出番ですよ」というキュー出しをしてもらって音楽にノるが好きだったのと、ムダな振りがあまり好きではなかったので、
指示出し7割、曲想3割、わかりやすさを出すためにムダな振りはしない
というスタンスで振り付けてみようと考えました。
やり方は(ここも完全に自己流です)
・オケの席順を決める
・キュー出しする箇所やパートを決める
・曲想を表現するところを決める
・ひたすら動いて身体に覚えさせる
といった流れです。
オケの席順どうする?
オケの席順によっては、キュー出しをするときの場所がガラッと変わってきます。
ピアノさんがいるからピアノ協奏曲みたいな配置にしようかな?
ホルンさんとファゴットさんの位置はすごく迷うなあ……
まさかのヴァイオリンさんを対向配置して遊んでみる?
あ、エレキベースさん&パーカスさんってどこに置くのが正解なの!?!?
などなどいろいろ検討してみて、ここは私の趣味というか、一番慣れていて、音源編集をしたときに、楽器の音がまとまっているのに個々の音が聴こえやすい配置を選んでみました。
字とか図形が汚くてすみません……。
やっぱりこの配置が落ち着きますね。
ただ、中低音楽器とホルンさんが反対にいるのでキュー出しでちょっと迷いました。
テスト動画を撮ってみたけど……
で、試しに撮影してみたのがこちら(4月3日)
うーん……これはひどい。我ながら……。
表現に困っていて、まだ振付が決められなかったので、とにかくまず疑問点を解消して、方向性を決めないといけない状態でした。
ですので、こちらを主催様に見ていただいて、自分がよくわからなかった部分をいろいろご質問しました。
これは本当にやばいでしょ……。
いや、ここはひとつ胸をお借りするつもりでいよう。
(やばそうな人、というのは、マスクにサングラスをつけているからです笑)
さて、またまた長くなってしまいましたので、本日はこの辺で……。
次回、ドキドキの主催様の反応からお話します。
どんなダメ出しがくるのか……?????
つたない文章にもかかわらず、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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