20代男性現役フリーライターが語るライティングにおける資格の必要性
第3回内容はフリーライターになるために資格は必要かどうかについて解説していきます。
フリーライターに関係する資格って何がある?
フリーライターに関する資格で有名なものをあげると一般社団法人日本WEBライティング協会の「Webライティング能力検定」などがあげられるかと思います。
最近ではクラウドソーシングサイトの中でもクラウドワークスやサグーワークスでは認定試験を設けているところもありますね。フリーライターになるためにはこのような資格の取得が必要であると考えている人もいるかもしれません。
フリーライターに資格って必要?
結論から申し上げると、フリーライターになるために必ずしもライティング系の資格は必要ありません。実際、私もライティング系の資格を一切持っていませんし、同業の人を見ても持っていない人の割合の方が多いくらいだと思います。
なぜなら、ライティング資格だけであなたと一緒に仕事をしていくことができるか判断するクライアントはいたとしても非常に稀な存在であるからです。
前回も言いましたが、フリーライターでお金を稼ぐために必要なものは実績です。実績として提示できる記事を執筆することができれば、新しく仕事を受けるための難易度は非常に下がります。
仮にWEBライター系の資格を持っていて実績として提示できる記事がないライターと、100記事以上執筆した実績があり、Google検索で上位を取った記事を執筆してきたライターの2人が応募したときにどちらを取るか選べといわれたとすれば、私がクライアントの立場であれば後者を選択します。
仮にその資格についてまったく理解のないクライアントであれば考慮の材料にもなりませんし、実績として記事を提示できればどのような記事が執筆ができるのかもイメージしやすいので、こちらのニーズに合った記事ができるかどうか判断しやすいと考えます。
フリーライターの仕事探しと新卒の就職活動の違い
新卒の就職活動で資格が重要視されるのは、実績がないため資格で判断するしかないからです。新卒の就職活動とライターの採用活動では求められるものが違います。
そもそも就職活動なら実力や実績よりも一緒に働きたいかという点が重要視されることも多いので、ほとんど実績と実力、後は作業ができる時間があるかどうかで判断されるライターの応募と同じ基準で考えてはいけないということですね。
もちろん、このようなライティング系の資格が完全に無駄というつもりはありません。ないよりはある方がいい資格ですし、ライティングに関して自信のない人がライターを始めたいと考えるのであれば、資格自体に大きな意味はなくても資格習得のために勉強した知識は、これからライターをしていくうえで生きるでしょう。
資格を取るならどんな資格がいいの?
それでは、ライティング資格を取ることをそこまでおすすめしないのであればフリーライターが取るべき資格とは何でしょうか? 答えは自分が専門、得意とするジャンルに関する資格です。
ライティングを依頼するのであればそのジャンルに関して深い知識を有していることを条件にしたいと考えるクライアントは多いので、クライアントに対して関連する資格を取得していることをアピールすることで採用確率が上がります。
また、このような資格を求めるクライアントの依頼は依頼の単価が高い傾向にあるので、収入の増加につながります。
私は金融関係の記事を得意とするライターですが、金融に関してメインで執筆するのであればFP資格は必要になることも多い資格です。
またこのような資格の勉強は、自分が執筆するジャンルに関わる知識を効率的に身につけることができるので、知識が増えれば調べる量も減っていくので執筆速度も上昇していきます。
勉強の意味でも、執筆速度の向上の意味でも、採用率の上昇の意味でも自分が得意とするジャンルや執筆したいと考えるジャンルに関連する資格があるのであれば取得しない理由はないですね。
自分の執筆ジャンルに関わる資格、これがフリーライターに必要な資格になります。
まとめ
さて、「フリーライターに資格は必要?」という議題の解答ですが人によるというところが正しいです。
私はあまり詳しくありませんが、恋愛や出会い系などのマッチングサービスのライターであれば、関連する資格はなさそうですし、そもそもこの題材の執筆で資格が求められる状況が想像しにくいです。
もちろん、詳しくないジャンルなので「いや、単価を上げるためにこういった資格が必要なんだよ」って反論があれば興味本位で知りたいところではあります。
まぁ我々がフリーライターとしてご飯を食べられるのは依頼していただけるクライアント様のおかげなので、クライアント様次第ではこのような資格が必要だったという特殊なケースはありそうですが・・・
ということで、フリーライターに絶対に必要な資格は存在しません。そもそもフリーライターを名乗るのに資格がいりませんし、自分が必要であると感じる知識に関する資格を取得すればいいかと思います。
ただし、資格が必要ないからといって勉強しなくてもいいということではありません。常に勉強して自分の知識を高められる人がフリーライターに向いているので、資格取得なんて二の次で勉強をして、ついでに資格を取得するくらいの心構えでいるくらいがちょうどいいですね。
「資格は必要なくても勉強は必要」フリーライターになるなら死ぬまで知識を吸収をし続けるくらいの向上心を持つべきです。まぁこれはサラリーマンでも同じ姿勢であるべきなんですが・・・。
恥ずかしいことに大人で資格取得の勉強をしている人を見て同じ大人が「大人になっても勉強してるとかダサい」みたいに思う人もいるそうで、そういった人はかわいそうな人だと思っておけばいいと思います。
以上がフリーライターにおける資格の重要性です。フリーライターになるためにはあまり重要ではないという結論ですが、人によっては取得の恩恵や取得するための勉強がメリットになる人もいるので、個人でメリットを判断したうえで取得を検討するべきでしょう。
また、仕事に関わる資格取得のための書籍は経費として申告できるのでお金の面を気にする必要はないかと思います。本当に必要な知識であればお金の保証がなくても購入すべきだと思いますが・・・。
第3回はこれで終了です。第4回の内容はまだ考えていませんが、暇ができたときや何か書くことが思いついたときに書こうと思います。
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