【アイデア紹介】青いバラ

1.ランダムワード「青いバラ」

「青いバラ」というワードは花言葉が連想されます。
「奇跡」や「不可能を可能にする」という意味があります。



2.活用の想定できる業界

バラという花の名前が入っているので、花屋や生け花をビジネスとする業界で利用できるのではないでしょうか。
また「不可能を可能にする」という花言葉があるので、開業を祝ったり、新しい挑戦を応援したりする事業でも活用可能でしょう。


3.事業概要

「開業祝いに重点を置いた花屋」


4.顧客ターゲット

短期的:「企業の社長」
仲のいい経営者仲間が新しい事業を始める際に贈る開業祝い

中長期的:「誰かの門出を祝いたい人」
新しい挑戦をする人に贈る


5.背景

特別なプレゼントとして贈る機会の多いのが花だと思います。
実は花というのは原価率が低いため、花への知識、経営の知識が深い人が花屋をやるのはかなり現実的なビジネスと言えます。
一般的に花屋の利益率は50%を超えており、3割ほどの廃棄ロスが出たとしても利益が出る仕組みとなっています。


とはいえ、花を贈る機会というのはかなり限定的で現状多くの花屋が存在する以上、新しい花屋をオープンするにはそれなりの付加価値が必要です。
そこで私が考案したのが、開業祝い用の花に特化した花屋です。


一般的に花を贈るタイミングとして想像できるのが、「女性へのプレゼント」、「母の日のカーネーション」、「冠婚葬祭」、「開業祝い」だと考えます。

このうち、「女性へのプレゼント」と「母の日のカーネーション」は一般の人が多く利用するため、多くの花屋が主にターゲットにしたい層だと想定されます。既にショッピングモールやスーパーなどに入っている花屋で需要は満たされているでしょう。


一方で「冠婚葬祭」と「開業祝い」は一般の人もありますが、大型のものとなると経営者、自治体など規模が大きい場面が多く想定されます。
したがって、1案件あたりの単価が非常に高くなる傾向があると考えます。
花束だけに留まらず、大きな花のオブジェクトなどの注文も多いでしょう。

ただし、このうち「冠婚葬祭」は再現性に欠ける可能性が高いため、主なターゲットにするのは危険です。自治体や国などでの大型のイベントでは既に馴染みの花屋がある可能性が高いでしょうし、基本的に結婚も葬式も常に予測できるイベントではなく、人生に1回きりのイベントです。


「開業祝い」の場合は多くが経営者から経営者に贈るパターンが多いでしょう。経営者の周辺には経営者やその卵となる人物が多いであろうことを想定すると、多くの販売機会がありますし、自治体などと比べますと一般人よりなので馴染みの花屋が定まっている可能性が低いでしょう。

したがって、収益が安定するまでの期間は「開業祝い」といえばこの花屋というブランド価値を付けることが一番良いと考えます。


6.事業内容と流れ

この形態の花屋を経営する場合、極端な話ではありますが、店舗販売は必要無いと考えます。
店舗を開かないことにより、固定費を抑えることが出来ますし、展示をする必要がなくなるため、ロスを抑えることができるでしょう。


ネットショップとして花屋をオープンする訳ですが、主なマーケティング方法として利用するのがyoutubeです。
スタートは花屋ではなく、フラワーアレンジ関連のyoutuberとして事業をスタートします。
現状、花屋youtubeとして活動しているチャンネルの登録者数は多くて7000人弱(ノイリープラッド調べ)です。まだまだ参入の余地はあるでしょう。


キャラの立つ花に詳しい人で、花というコンテンツでまずは売り出し、インフルエンサー経営者に花を贈るという内容のコラボを積極的に仕掛け、経営者とのコネクションを増やしてください。

ある程度のコネクションとチャンネルの安定(登録者5000人以上)ができたタイミングでネットショップを開設します。


ここからはとにかくコネクションのある経営者に利用してもらう、そしてこのネットショップに流入を促すコンテンツをyoutubeで流してください。
同時に新しいことに挑戦する人には花を贈るという印象づけも図ってください。
視聴者やネットショップの利用者が増えてきたタイミングでこのような意識付けが利用者をさらに増加させるでしょう。


7.事業のメリット

この事業のメリットは需要が想像しやすく、この分野に手を出している人がまだまだ少ない点です。
普通に花屋をやる場合には、なかなか経営者と知り合うことは難しいですが、キャラが立つ人物がyoutuberとして経営者の懐に入ることなら出来る可能性は高いと考えます。

花を主要コンテンツとしているyoutuberが少ないこの状況ではやり方次第でパイオニアになれるでしょう。

また、経営者界隈の中で「開業祝いといえばこの花屋」という印象がつけば最高です。


8.事業のデメリット

この事業のデメリットはすぐに収益を挙げられる訳ではない点でしょう。
第一にブランディングとコネクションを活かしたビジネスであるため、この2つができるまでは収益は発生しません。
店舗を開けば、ある程度すぐに収益化できるかもしれませんが、中長期的な旨みがあまりないです。


2つめに花の知識を持ったキャラの立つ一般人が簡単には見つからない点です。
youtubeで花をコンテンツにするのであれば、ある程度花へのセンスが必要でしょう。
勉強で自分自身もしくはキャラの立つ一般人に花の知識を身につける方法もありますが、最終的に開業祝いの花を売ることを考えると高い商品レベルを提供する必要があります。

修行期間を考えるとさらに収益化タイミングが遅れますので、やはり花への知識のある人を立てるべきです。


これらのデメリットの対策としては、既に事業を行っている経営者が新規事業の1つとして始めるのが良いでしょう。
他の事業で安定していれば、すぐに収益化する必要もないですし、花の知識人が1人くらい周りにいてもおかしくないですし、初期状態から経営者コネクションがある点は大きいです。


9.まとめ

「開業祝いに重点を置いた花屋」という事業を紹介させていただきました。
個人的には収益発生までの流れは想像できるのですが、何より時間と人望がなさ過ぎて、個人が最初にやる事業としては向いてないと思ったので自分は諦めました。
根気強い人、長期的に利益を上げやすい新規事業をお探しの企業様がいればぜひ参考にしてください。

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