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【徹底取材】従業員視点で見る株式会社武蔵野の経営コンサル

どうも皆さんこんにちは!
ノイリープラッドです。

今回はいつもと少し雰囲気を変えて記事を書いていきます。
いつもは自分のアイデア紹介を中心に記事更新をしていますが、私も将来的に起業を検討しているので、経営についてもしっかり考えていこうかと思います!


さて、本記事の内容は「従業員視点で見る株式会社武蔵野の経営コンサル」です。
注意していただきたいのが、こちらの従業員とは私自身ではなく、実際に武蔵野の経営コンサルを受けている企業に勤める知人への取材とその考察になっています。

個人の感想も多く入っていますので、あまり意見は多々あるかと思いますが、考え方の1つとしてその点はご了承ください。

それでは、本編に入っていきます!


株式会社武蔵野と小山昇氏とは?

まずは簡単ではありますが、株式会社武蔵野とその経営者小山昇氏について説明させていただきます。

株式会社武蔵野はダスキンの委託営業などを行う「環境衛生事業」と中小企業への経営コンサルを行う「経営コンサルティング」事業を行う企業です。

知床遊覧船沈没事故で桂田精一氏がコンサルティングを受けていたということでご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

経営コンサルティング事業については後ほど別章で解説させていただきます。


つづいて小山氏に関しての説明です。
社長である小山昇氏の経歴を簡単に説明しますと、東京経済大学卒業後に株式会社武蔵野の前身となる日本サービスマーチャンダイザーに就職し、その後一度会社を離れ起業しますが、最終的に日本サービスマーチャンダイザーの経営に携わっています。

小山氏は経営コンサルティングの神様とも呼ばれており、多くの経営者から支持を得ています。
そんな小山氏が始めた事業が経営コンサルティング事業というわけです。


私もこの記事を書くにあたって、3冊ほど小山氏の執筆した書籍を拝読させていただきましたが、会社としてや経営者として何をするべきかがはっきりと紹介されているので、非常に分かりやすい印象を感じました。

当たり障りのない言葉や政策で本当に成果が出るのか分からないコンサルティングと比較すると、経営者にとっては聞こえもいいですし、成果が上がりそうという印象を受けるでしょう。


従業員目線で見た小山昇氏と経営コンサルティング

経営者目線で見ると、非常にわかりやすい政策が多い経営コンサルティングですが、従業員目線では決して全てが素晴らしいというわけではなさそうなのが、小山氏の経営コンサルティング。

小山氏の経営コンサルティングを受ける企業で勤めるA氏に話を聞きました。

A氏は大卒で内定者時代からコンサルティングの実践内容に触れ、社長や幹部との距離が比較的近いこと、各研修で武蔵野社員と直接飲み会の席でお話をする経験も何度かあることからかなりこの方面には詳しい方です。

ただし、深いところまでは存じていないので、都市伝説とただの噂話くらいの心意気で聞いて欲しいとのことです(笑)


A氏の印象として「小山氏は経営者としてはすごいと思うけど、人としてはあまり好きではなく、大きな分類で人を分ける人物」と話しています。

もう少し詳しく聞いてみると、小山氏のコンサルティングは従業員を統制して、揃った考え方や仕事内容にするため、社長の目が届きやすくなり、社長の考え方や方針の実行がしやすくなるそうです。


基本的に小山氏、武蔵野のコンサルティングの政策は例外なく、実践を要求されるため、企業ごとにあっている、あっていないはほとんど考慮されていないのが実態だそうです。

詳しい内容は今後の記事で政策毎に書きますが、とにかく揃える、同じ方向を向く、同じことをやるという部分を異常に意識した政策が多いです。


また、自社の社長は宗教の信者のように小山氏を崇拝しているように感じられ、自社と関わりのある企業も似たような雰囲気であるとも話しました。

会社外で関わる人間も武蔵野のコンサルティング会員の企業ばかりで、自分のようにひねくれた人間ではなく、素直な人で新社会人ならば何が普通かわからなくなる人もいると思う。
と話しています。


武蔵野の経営コンサルと受けている企業とは

さて、前章は感想が多かったので、実際に武蔵野のコンサルを受ける企業の特徴や例を紹介します。詳しい社名は伏せておきます。

有名どころで言えば「車を売るなら○○○」のCMでおなじみの中古車販売店や関東方面ではよく見るあのビール風飲料を販売している会社もコンサル会員です。

ビール風飲料を販売しているところには実際に武蔵野の社員が一時的に出向したという話を武蔵野社員から直接A氏は聞いたそうです。


さて、業種は様々でありますが基本的には武蔵野の経営コンサルに参加している会員は中小企業です。
一応、武蔵野の企業規模を超えている例として、物流事業や業務改善のチェックリストを提供する関西のとある企業があるのですが、そこも元々は中小企業でした。


武蔵野の経営コンサルにおいて社長にとっての魅力であり、特徴となる部分は社内を様々な意味で統一できるからです。
つまり、ルールや社内体制が既に整っている大企業はあまり参加していないのではないでしょうか。

また、入会時に何社かライバル企業を伝えることで同業者が入会できなくなるというルールもあるそうです。(確か5社くらい)
どんなに武蔵野の経営コンサルに興味を持ったとしても、同業者に先を越されたら入会できないという条件も希少性を生み出していますよね。


武蔵野の経営コンサルについての考察と感想

武蔵野の経営コンサルについてA氏への取材を元にまとめてきましたが、実はまだまだ導入部分で、施策ごとにお話したいことがたくさんあります。

そちらについては追々お話しするとして、全体像としての考察と感想を述べさせていただきます。


第一に言えることは小山氏はすごい人物であることです。
明確な施策内容と実績に基づいたコンサルティング、それだけでも信用するに値する価値がありますが、中小企業が決して安くはないコンサル費用を支払うには人間的な魅力は欠かせないでしょう。

コンサルティング会員の一従業員の立場では、小山氏と直接対談したり、食事を共にしたりする機会はないと思いますので、良い印象はないかもしれませんが、実際に直接コンサルティングを受ける社長の方々が狂信的というほどに信頼する人物である以上、絶対に人間的に魅力はあります。

従業員にその魅力が伝わらなくてもいいんです。
お客様は企業の社長なのですから。


2つめに幅広い業界にコンサルティングを行い、優劣をつけている点も面白いなと感じました。

武蔵野のコンサルティングを受けている企業には、日本のエリア毎に代表的な企業があり、その企業の社長が講演を行ったり、その地域の会員企業でベンチマークを行ったりする文化があるそうです。

幅広い業界の社長同士が知り合える機会としても、社長にとっては魅力的でしょう。


また、企業の優劣がコンサルイベントへの参加を加速させているでしょう。

噂によれば「小山会」なるものが存在しているらしく、そこに参加するのはほんの一部のコンサル会員であるとかないとか。

小山会が存在するのかは定かではありませんが、実際に武蔵野とコンサル会員の合同入社式というものがあり、その場のコンサル会員の新入社員挨拶は代表1社がやるため、このような話がある時点で序列の存在はあるでしょう。


A氏の話と関連書籍を読んでの憶測にはなりますが、その序列を決める指標として考えられるのは、コンサルの主要施策である環境整備の浸透具合クリーンリフレ(除菌水的なもの)という商品の営業委託コンサル費用の支払総額です。

コンサルティングの内容からも武蔵野や小山氏は個人の好き嫌いで、優劣は付けないと予想します。優秀社員賞を取った人物を表彰の場で更迭させたという逸話もありますので(笑)
1つずつ紹介します。

環境整備

明確な基準がある前提で、1番重要と予測されるのが環境整備です。
詳しいことは後々別の記事で書く予定ですが、会社の秩序と社内で揃った方向性を作るために行われる掃除です。

これがどのくらい武蔵野の示す方針通りに行われているかが大きな指標であると予測します。

環境整備はかなり徹底されているらしく、武蔵野で環境整備の立ち上げを任された社員さんとA氏がお話した際には、絶対に環境整備の考え方を家庭には持ち込まないというほどに内容が徹底しています。

会員に成り立ての企業では、簡単には浸透しないので、指標としては分かりやすいですね。


クリーンリフレの委託営業

クリーンリフレという空間除菌や手指の殺菌ができるなんとも素晴らしいお水を販売する事業が武蔵野にはあるそうなのですが、そちらの委託営業をしている企業は序列が高いと予測できます。

先に記載した入社式でも委託営業を内定者研修に取り入れた企業の新入社員が代表挨拶をしていたそうです。

A氏の会社では委託営業はしていないそうですが、会員企業のオフィスや店舗等にはクリーンリフレの機械と空間除菌中というポスターがあるそうです。
それを見れば、その企業が武蔵野のコンサル会員であることはすぐにわかるみたいです。

そういえば、自分もどこかで見たことあるような・・・(笑)


コンサル費用総額

大企業ほど資金的な余裕がない中で、頑張りのアピールをする1つの方法が各種イベントの参加や研修への派遣です。

インターネット上の情報なので、正確な数字かは分かりませんが、最低額として入会金10万、月会費25000円があるそうです。
これだけならば、大したことなさそうですが、各種スキルアップや経営塾などのイベントが派遣する社員1人あたり数万円単位のものが多く、高い研修では100万を超えるものもあります。

噂ではラスベガス研修というものもあるそうです。
絶対に高額なのが予想できます。


研修等も含めたコンサルティングにどれだけのお金を使っているかを従業員が実感するイベントがあるそうです。
それは小山氏のコンサル会員企業の会社訪問です。

総額1000万円で1回目の訪問、1億円で2回目の訪問があるらしく、それ以上は不明ですが、恐らくもっと高い金額を払った企業もあると思いますので、その先も数億単位で会社訪問があるでしょう。

お金を投資して研修に参加すれば、社長や社員も少しずつ武蔵野の考え方が定着しますので参加の量が序列に影響すると予測しました。


さいごに

今回は株式会社武蔵野と小山昇氏のコンサルティングについてご紹介しました。
記事を参考に武蔵野のコンサルティングについて理解が深めていただけたら幸いです。

この先も定期的にA氏からお話を伺っていきたいと思います。

もう一度念を押しておきますが、こちらの情報は噂程度に参考にしてくださいね

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