かまってちゃん②~かまってちゃんの心理

かまってちゃんの心理よりも、かまってちゃんにかまってしまう自分の心理を知ろう!という記事を書きました。

かまってちゃん①~かまってちゃんに悩まされる人の心理|相山玲子|note
上の記事は、他人より自分に視線を向けよう!という趣旨で書いたのですが、やはりかまってちゃんの心理が気になる!とも思ってしまうので、かまってちゃんの心理についても書いてみたいと思います。

かまってちゃんを理解するのに役立つフレーズ、意識状態や行動などをまとめてみました。実は私にもかまってちゃんな部分もあり、共感することもあるので、自戒を込めて書いてみました。かまってちゃん要素から卒業して、自立した人間になれるよう成長していきたいと思っています。

①被害者意識・他責思考

→かまってちゃんは自分自身が被害者である、他人が悪い。というマインドセットをもっています。「私はかわいそう」、「あの人が●●するから自分は困っている」、というような発言が多く、自分自身の行動を反省することはできません。自分に自信がなく、非力であると捉えているため、周りが一生懸命お世話をしてくれて、機嫌を取ってくれることを期待しています。

②反応的・受身姿勢

→主体的でなく、反応的である。自分軸がなく、他人の評価や発言に過剰反応してしまう。自分から何かを変えていくことができず、常に受身である。人からの評価を受けるだけの存在となっている。愚痴を言うだけで自分から何かを変えていこうとは思えない。自分の行動に対して責任を持つことをせずに常に他人に責任転嫁しています。

③言語化が苦手

→自分がなぜ機嫌が悪いのかわからない。「寂しいから構って」と周りに伝えられるとまだ良いのですが、言語化できないため、嫌な気分を態度で示そうとします。
自分が寂しがりであることを認めることができなかったり、国語力が乏しいため、気持ちを表現ができない。相手に自分の意志をはっきりと伝えずに、人を動かしたいと願っている。周りの人が察して動いてくれることを期待している。(=察してちゃん)
言葉にしないで、赤ちゃんのように泣き喚いたら、周囲の人があやしてくれることを未だに期待している。

④負の感情で人を動かそうとする。

→なぜ、かまってちゃんと接すると嫌な気持ちを抱くかというと、かまってちゃんが負の感情で人を動かそうとするからです。他人に罪悪感を感じさせて繋がろうとする。ポジティブな思いで人を動かすことができない。これをやられるた人はどっと疲れて嫌な気分になります。

⑤大人に成長できず、精神的に幼い状態

→周りの人に対する甘えが捨てきれない。大人になっていくと少しずつ精神的に自立していけるが、自立に失敗しているのがかまってちゃん。
猫がかまってちゃんだと可愛い。子供がかまってちゃんでも許される。可愛いから。でも、大人はもう可愛くはない。

⑥愚痴を言うだけで自分を変える気はない

→かまってちゃんにかまってしまって最も後悔することは、費やした時間が無駄であると感じてしまう無力感です。かまってちゃんの話を聞いて、ポジティブなアドバイスなどをしても、「でもでも」「だって」と全く自分を変える気はないので、時間を無駄にしてしまいます。

⑦精神的に病んでいる

→誰にでも起こりうることですが、精神的に病んでいると気持ちが不安定になったり、常にイライラしてしまいます。この状態では健全に周囲の人とかかわることができず、自分の心の内を表現すると周りの人はネガティブなエネルギーを渡してしまいます。

⑧自信がない。他人に肯定してほしい

→自己肯定感が低く、承認欲求が強い。自分で自分を肯定できないから、他人に肯定してもらう。自分の内側に空虚感があり、外側に心の穴を埋めてもらうことを求めてしまう。

⑨受動的攻撃

→英語でPassive-aggressive behavior。「受動的攻撃」とは、怒りを直接相手にぶつけるのではなく、相手を困らせるような行動をしたり、不機嫌になることで反抗の態度を示すことを言います。かまってちゃんが不機嫌をまき散らしたり、困った行動をとるとき、あなたは受動的攻撃を受けていると言えます。

⑩「匂わせ」など、直接的な表現をしない

→かまってちゃんははっきりと自己表現をすることが苦手です。SNSなどでもはっきりと表現をせず、「匂わせ」といわれる行動をとったりします。その他にも、LINEのプロフィール画像を真っ黒にして、「どうした?大丈夫?」待ちをしてみたり、インスタのストーリーに小さい文字で感情をぶちまけたりします。そして、「どうしたの?」と聞いたところで、「なんでもない」と答えるなど、はっきりした答えは返ってきません。

⑪自分の行動や発言に責任を持ちたくない

→かまってちゃんがはっきりとした表現をしないのは、発言や行動に対する責任を持ちたくないからです。はっきりと自分の考えを述べて、人から反論されるのが怖いので、はっきりと表現をしません。また、何か進路の選択などをして、失敗しても自分の責任だと思いたくないので人のせいにしがちです。

いかがでしたでしょうか。
かまってちゃんの行動は自信のなさ、はっきりとした自己表現が苦手、精神的な未熟さからくる行動といえます。これらはどんな人にでも当てはまるところはあると思いますが、精神的な成長をすることで抜け出していくことができます。
実は、この状態の逆を目指すというのが、私の30代の目標でもあります。
30代の気づき、心がけ|相山玲子|note

かまってちゃんにならない・かまってちゃんに悩ませられないために役立てていただければ幸いです。


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