飲み込みにくい現実を、それでも歩いていくのだと自分の中で繰り返す。答えなどわかっていると突き放しながら、肯定しながら、「違う人になんてなれない」と理解しながら。色がないから風は隠して、そして許してゆくけれど、冬は白く立つから見逃してくれない。同じため息への、その着眼点が印象深い。

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