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青かった頃の痛い女の話をしよう #1

氷点下4度のすすきの。 「今日も寒いな。」 鼻を赤く染めながら街頭でお店のチラシを配っている。 分厚いダウンから出る足があまりの寒さで痛み出した。 お店の制服が…

ほのか
2年前

青かった頃の痛い女の話をしよう #1

氷点下4度のすすきの。

「今日も寒いな。」

鼻を赤く染めながら街頭でお店のチラシを配っている。

分厚いダウンから出る足があまりの寒さで痛み出した。

お店の制服が白いシャツにベスト、黒革のミニスカートというせいで160デニールのタイツでも霜焼けになりそうだった。

「お疲れさん、今日も立たされてんの?」

声をかけてきたのはスーツに身を包んだスラッと背の高い好青年の桂木まこと。

彼は客引き

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