介護福祉士を引退して

介護福祉士を引退してから1年以上が経った。
理由は色々ある。

・体力の限界
・経営している会社の方針
・休日出勤他

他にも理由はあるけど、割愛で。
最初に退職を考えたのは施設の運営方針だった。施設が経営している会社は新卒と未経験者に対しては優しいが経験者に対してはかなり排他的である。また他から得てきた介助方法等に対してもかなり消極的である。それが原因なのか社会福祉協議会とかがやってる研修の案内とかも一切ない。

業務については職場の風土の問題かと思う。独自のルールが既に作られており、全く新しく改革しようとするのはかなり厳しい。なので定着率は悪い。利用者は軽症者から重症者までいたが、重症者の方が圧倒的に多かった。業務量は人によって多かったり少なかったりと差が激しい。仕事しない人は業務量が少ない上に楽な仕事ばかりしている。

体力面では新卒の時より疲れが取れず、睡眠不足も更に酷くなった。職場の健康診断で眠剤を飲むように勧められたが、リスクを冒してまで飲みたくはない。このまま30、40、50代でも続けられるのか不安になり退職を決意した。休みも少なく疲れを取る為にほぼ家にいる状態だった。休日出勤もたまにあった。

大学卒業して特養2年半、老健1年半、有料約4年近く介護職として働いていた。将来的には社会福祉士やケアマネージャーを考えていたが不向きだと思い断念し、介護業界からピリオドを打った。
今は介護とは別の仕事をしているが。その話はまた後ほどで。

介護職に誇りとかはないけどこれだけは言いたい。介護職は誰でもできるって言われてるけど、それは大きな間違いだと思う。そう言ってる人こそ何もできないし、介護サービスも一切利用しないでほしい。
仕事量と給料が見合ってない上に20代の介護職は減少してきている。待遇面を良くしないと成り手がいないどころか介護業界は破綻すると思う。これだけは切実に何とかしてほしい。

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