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2021年11月 野菜市場価格の予測【ブロッコリー】

最後の2021年11月単価予測のみ有料です。その前まで無料でお読みいただけます。

モノの値段は需要と供給との関係で決まります。農産物の場合,供給が気象条件に左右されるので結果的に値段も気象条件に左右されます。農林水産省のウェブサイトを見ると野菜の生育状況や価格の見通しが掲載されています。

上記サイトで価格の見通しは「平年並み」とか「安値水準」といった表現になっていて,具体的な価格は分かりません。
そこで気象データを使って具体的な価格を推定する方法を作ってみました。

第1弾として品目はブロッコリーを選定しまいた。理由としては露地作がメインであるため気象変動の影響を受けやすいこと,産地リレーが確立されており毎月一定量が市場に出ることです。

気象データとしては1か月間の平均気象データの平年値と差を利用しています。これを月の平均単価と紐づけて解析します。
単価のデータは農林水産省の「青果物卸売市場調査結果」を用いています。これは日本全国の卸売市場のデータをまとめたものです。

2021年ブロッコリーの単価(円/㎏)の予測結果と10月までの実績は以下の図のようになりました。

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赤い網掛けが各月ごとの予測範囲です。平均的な誤差範囲として60円/kg程度の幅があります。黒の線が旬(10日)ごとの実績です。

比較的予測できているとは思いますが,月によっては大きく外してしまっています。1月・8月あたりの急騰を外しているのはは一部地域で気象条件がかなり荒れた状況になった影響だと思われます。過去のデータを学習させる予測手法を使っているので,過去に起きていないことは予測が難しいです。 
4月あたりはあまり大きな変化はないのに外してしまっています。ここは課題ですね。

最後に11月の予測を記載します。こちらにつきましては,11月の気象条件を予報値で入れるため上でご紹介した図よりもさらに誤差要因がプラスされます。本予測値をご利用しての結果については責任を負いかねますのでご了承お願いします。

11月ブロッコリー単価予測

価格は10月よりも大幅に下落傾向です。



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278円~338円/kg

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