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メタバース総合展に伺う前に、メタバース関連資料をちょっと読む

今日、メタバース総合展に行くつもりなので、ちょっと予習しておこうと思った。

メタバース総合展に行くことにした動機

ハイプサイクルで言うと「幻滅期」に入っていて、幻滅期の中の技術でも採用までの想定年数も長い(5-10年)のに、最近、メタバース関連のサービスがやたらと目につく。もしかすると一気に啓発期が来るんじゃないか? と思い立って仕事を放り出して、最近の関連技術を見に行こうと思ったところ。

日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年

最近見かけた「メタバース」サービス

過去に、メタバース関連のnoteを書いたが、まだ体験はろくにしてない。

肌感がないので、行く前にもうちょい調べておこうと、総務省の関連資料をちょっと読むことにした。ほんとちょっとだけ

Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会 | 総務省

Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会(第11回)

資料11-1 「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」報告書骨子(案)PDF

資料11-3 「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」報告書(案)PDF


Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会(第10回)

資料10-1 G7広島首脳コミュニケ及びG7デジタル・技術閣僚宣言についてPDF

資料10-2 「若年層のメタバース利用に関する座談会」概要PDF

感想

技術的に普及し出した背景、市場予測、国際動向、国際機関・団体、メタバースの特徴と論点と課題など、概要が大括りで把握できそうな資料になっている。「課題」のところ、知財、問題行為の責任、アバターの存在定義(アバターの容姿の撮影、コピー、アイデンティティ、…)、などは、今後も議論されそうなところでおさえておきたい。プラットフォーム間の利用・相互運用などにも触れられていて、興味深い。

最後に研究会の構成員のお名前もあるので、SNS等でフォローしておくと、新しい情報、論点に敏感になれるかもしれない。かもしれない。

小塚 荘一郎 (学習院大学 法学部 教授)
栄藤 稔 (大阪大学 先導的学際研究機構 教授)
雨宮 智浩 (東京大学 情報基盤センター 教授)
石井 夏生利 (中央大学 国際情報学部 教授)
出原 立子 (金沢工業大学 情報フロンティア学部 教授)
大屋 雄裕 (慶應義塾大学 法学部 教授)
岡嶋 裕史 (中央大学 国際情報学部 教授/政策文化総合研究所 所長)
木村 朝子 (立命館大学 情報理工学部 教授)
是津 耕司 (情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所
統合ビッグデータ研究センター センター長)
塚田 学 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 准教授)
仲上 竜太 (日本スマートフォンセキュリティ協会 技術部会 部会長)
増田 雅史 (森・濱田松本法律事務所 パートナー)
安田 洋祐 (大阪大学大学院 経済学研究科 教授)

まとめ

新しい技術については、もちろん提供者となっているプラットフォーマーの中でも、優秀な人の議論にもまれてきただろうけど、そこにガイドラインを設ける人たちもまた優秀で、些細な影響でも、議論の俎上に乗せて、見解は残しておこうという態度が見れる。

なかなか普及前の技術についての議論に触れる機会がないので、この研究会資料くらいはおさえておきたいところ。

ということで、午後から幕張に行ってきます。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。