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これからライターになる方は必見
※「ほぼ日の學校 Advent Calendar 2021」16日目です。
「コネなし、経験なし、時間なし、無名という出発。」
中溝康隆 (野球ライター兼デザイナー)
いまやフリーのスポーツライターとして大活躍する「プロ
野球死亡遊戯」さん。無名のデザイナーが30歳を過ぎて書
き出したブログが、すべてのはじまりだった。武器になる
カードは原稿のおもしろさだけ。真剣で、タフで、たのし
みいっぱいのプロへの階段と、いつでも新鮮であるための
方法論。
コネなし、経験なし、時間なし、無名という出発。 | 中溝康隆 | ほぼ日の學校 (1101.com)
私は、仕事でも書くことが多いので、ライターさん、編集者さんの授業は興味が強いです。「ほぼ日の學校」でまだ見ていない授業もありますが、ライターさん、編集さんの授業は、必ず見ると思います。
そんな授業が並ぶ中、授業の紹介に
無名のデザイナーが30歳を過ぎて書き出したブログが、すべてのはじまりだった。武器になるカードは原稿のおもしろさだけ。
なんて、書いてある中溝さん(プロ野球死亡遊戯さん)の授業。
"おもしろい" という文字が輝いて見えます。
私の場合、仕事で書く以外にも、プライベートでもnoteにちょこちょこと投稿しています。書くことは、他人に言われなくてもやることというだけで、おもしろいことが書けるわけじゃない。
記事のおもしろさでバズった経験はゼロです。
おもしろいことが書ける人を尊敬しています。例え、Twitterの発言で、人間性に問題があると感じるような方であっても、おもしろさで記事がバズる人を尊敬しています。
武器になるカードは原稿のおもしろさだけ。
こんな紹介されていたら、もう見るしかありません!
中溝さんの取り組み方
もともとデザイナーをされていた中溝さん。
30歳を過ぎ、思い立って、書くことで身を立てようとします。
スポナビブログっていうサービスで
スポーツナビっていう
スポーツのニュースサイトの
サービスの一環だったんですけど
まぁ普通に書いてると
3000~5000PVくらい
ただそれでも素人のブログとしては
そのフォーマットはすごく優秀で
多くの人に読まれる場所
っていうことでそこを選んだので
うん だから最初はもう
5000PVいけばいいほう
えー、私の書くnoteなんて、100~200くらいなんですけど。。
まぁ、日記に毛の生えた程度のことしか書いてないので、比べることが変ですけど。
スポナビブログって
トップ10に入ると
スポーツナビの本サイトの
トップページに表示されるんですね
ランキングが 上位10位かな
だからまずそこを狙おう
と思ってました はい
出だしから、私とは様子が違います。
まあ東京ドームで
週に2~3試合ですかね
夕方の6時まで働いて
その後ダッシュで
東京ドームに向かうみたいな
社会人生活を送りながら、ストイックに、デザイナーの仕事を続けながら、記事を書いたそうです。そして、自分しか書けないことにも徐々に取り組みます。
なんかまあ書いていくうえで
柱としてそういう
人の入れ替わりとか移籍ネタとか
スポーツ新聞って選手に近くて
遠慮して書けないんで
そこはもうこっちの素人の特権かな
と思って集中的に書いてましたね
炎上しかねない。どうやっても炎上するテーマ。選手に近いスポーツ新聞が、選手に遠慮して書けないところを素人特権で書いたそうです。どこにニーズがあって、誰も書いていないところを見つけて書く。
他にも、文体や、読まれる時間帯、ライター専業になってからも仕事の引き受け方、紙媒体とWeb媒体の違い、どれも考えがあって、進めているところがすごいところです。
インタビューがサクサク進むので、実際のところはわかりませんが、お話の印象だと、試行錯誤をしまくったというより論理的に考えて、こうだろうと決めたことをやってみる、という感じに聞こえました。薄給なライターです。すぐに収入が安定するわけではありません。
収入が安定してるわけじゃ
ないですよね
当時のライター事情を
ちょっと話しますと
紙媒体が徐々になくなりつつあり
だいたいWeb媒体が主戦場になる
って感じだったんですね 野球でも
だからまあ 自分も相場は
まったく知らなかったんですけど
本当に新人の間は最初は
1記事 数千円から始まるので
例えば週刊連載を2本持ったところで
大体月収8万円ぐらいなんですね
とてもじゃないけど部屋代も払えない
ぐらいの感じだったので
まあいろいろ考えた結果 とにかく
連載数を限界まで増やさないと
食っていけないなと
うわっ、俺これ無理だ…
本数を書けないですね、私。。年に300本くらい書くとフォームができてくるともおっしゃられてるけど。うーん… 私はまず、仕事で年間50本を目指そう。あとは、noteに書くこと増やすかな。
中溝さんは、仕事も、プロ野球も、お父さんとの昔の会話からも、何かくみ取って、理解する力が強いですね。ライターなんだなぁと思います。ちゃんとかみ砕いて、自分の言葉に落として、論理展開できる。
書く量も足りない、思考も全然足りない私にも参考になることはありました。自分が書くスタンスを見つけることです。本数は全然足りないものの、筆がのる記事、読まれやすい記事はあります。今のレベルで、得意な記事だけに注力するのもダメなので、いろんなスタイルの記事を書いていきますが、スタイルや得意記事は意識して取り組むといいかな、と。実績も作りやすそうです。
参考になる、熱を感じる、授業でした。
その他
あと、このインタビューは、インタビュアーとのやりとりがスムーズすぎますね。多少編集もあるでしょうけど、インタビュアーの質問と、中溝さんの回答が噛み合いすぎてます。
インタビュアーは誰だろう?
声を聞いたことがあるから、ほぼ日の方か、ほぼ日のコンテンツでよく出る方ですよね。中溝さんのファンなのかな。
よっぽど打合せしても、こんなにスムーズに質問と回答が流れていかないと思います。しかも、回答が物足りないとか、中身がないとかいうこともなかったです。そのままテレビ番組にできそうなインタビューでした。
ほぼ日の方のインタビューは、糸井さんも、奥野さんも、黙って聞いたり、ちょっと変わったボール(質問)を投げて、相手の言葉を探ったり、引き出したり、まっすぐ答えにいくことはないけど、こんなタイプのインタビューもたまにはいいですね。
動画にするにしても、記事にするにしても楽そうです。
一度でいいので、こんなに相手と噛み合うインタビューがしてみたいです。
楽しくて、充実感がありそうですね。
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。