生活にアートを取り入れる想像をしてみる
※「ほぼ日の學校 Advent Calendar 2021」22日目です。
アートと暮らすと、“うれしい” がたくさん生まれる。 | 奥村くみ | ほぼ日の學校 (1101.com)
最近は毎日、「ほぼ日の學校」の授業を見ています。
今日は、何を見ようかなー。
元テレビ東京のプロデューサーだった佐久間さんの授業もまだ全部見てないし、音楽プロデューサーの木﨑さんの授業も見たいし…
そんなことを考えてたところ、こんなツイートが流れてきました。
私は最近、「ブルーピリオド」という漫画にハマってます。
「ブルーピリオド」の主人公の八虎(やとら)も、絵に心を奪われ、絵を描くこと、藝大を受験することは決めたものの、心を奪われた絵、自分が褒められた絵以外に、絵の良し悪しはわかりません。絵を受け入れる感受性があっても、これまで美術に触れたことがなければ、だいたいの人はそうでしょう。
それがもっと解釈を広げた(現代)アートといえば、オークションで高値がついたというニュースを見聞きする程度。
でも、きっと知っていれば、何か自分が豊かになれそうな気がします。
他に見たい授業を押しのけて、今日は、アートアドバイザーの奥村くみさんの授業を見ることに。
この方、好感が持てる方ですね。
もともとインテリアコーディネーターをされていて、アートに興味が広がった。いざ仕事にしようと思ったら、近いと思っていたインテリアとアートには、高くて越えられない壁があった。そこをつなぐことに苦労をして… というこれまでのご自身のストーリーを語られます。
自分にどれくらいの専門性があって、他人からどう見られているかを知っている方で、すごく謙虚な方です。好感が持てます。
奥村さんのお話は、基本、住空間に取り入れるアートの話です。
私が知りたい、美術館で鑑賞する時のアートの良し悪しではありませんでしたが、大事な話も聞くことができました。
それは常に、購入するならどれにする? という視点でアートを見るというお話です。さらに言えば、購入した絵を家のどこに飾るかまで想像してほしい、と。
美術館に行って、持って帰るならどれにするか? を考えるのは、楽しそうです。美術館に行くと、色が鮮やかで、インパクトがあって、びっくりさせられる絵に引っ張られがちですが、生活に取り入れようと思うと、気に入った、しっくりくる、毎日見ても飽きない、そんな視点を持ってみることになります。
実際には、経済的な問題があるので、美術館の展示の作品を手に入れることは可能性として、ほぼありませんが、いつも目に留めない絵を見る時間が増えそうです。
直観で選ぶ。買うつもりで見てみる。買えるなら買う。
ということをオススメされています。
そして、実際に買うことで、アーティストの活動を支援することになるし、支援によってアーティストが活動を続ければ、それは未来の芸術にも寄与することになります。昔のアートもその時代、時代で、必ずしも支持されてきたものではありませんでした。同じように応援した人がいたはずです。
そこまで未来のことまで考えてアートを鑑賞したいわけではありませんが、好きなものを探す、自分の暮らしに取り込む想像をする、買えるなら買ってみる(5万-10万くらいの予算から)ということに、すごく興味が湧きました。
次、美術館に行く時には、自分ならどれを買うか、という視点で見てみます。それだけで豊かになる予感がしますね。
そういえば、以前、東京都現代美術館に見に行った横尾忠則さんの展示の絵、自分が買うつもりで、どの作品が好きか、見直してみようかな。
そうそう、ポストカードなんかは、きっと手元においておきたい絵を買うなー。しおり代わりにするか、大事にしまってましたが、過去に美術館で購入したポストカードなんか、部屋に飾るのはいいかもしれないですね。アートを生活に入れてみる想像は思いの他、楽しそうです。
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。