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国宝めっちゃ見てきた(国宝についてちょっとググったことなどをメモ)

11月23日(水)の勤労感謝の日、東京国立博物館の150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を見てきた。

89点、美術工芸品897の国宝の約1割が展示されていたことになる。

特定時代の特定ジャンルの展示ではなく、予習もしていかなかったので、楽しめるかどうかわからなかったが、古い時代ものがいい状態で実際に存在しているだけで、感心も驚きもする。思ったよりずっと楽しめた。現存する最古の古今和歌集が展示してあって、短歌をやるものとして、三度拝んできたので、きっとご利益もあるはずだ。

多いなと思った時代は、平安時代、鎌倉時代。
 どの時代の国宝が多いんだろう?
 近代で指定されるものはあるんだろうか?
 そもそも国宝ってどうやって指定されてんの?
といったことも気になった。

ちょっと調べたサイトのリンクを貼っておく。

どの時代の国宝が多いんだろう?

実際に、国宝・重要文化財の指定も同時代が多かった。古いものでは、弥生時代の銅鐸から、それに続く古墳時代の埴輪もあった。

近代で指定されるものはあるんだろうか?

上記の有形文化財リストを見ると、近代のものもありそうだが、一覧では確認できない。後日、確認する。

そもそも国宝ってどうやって指定されてんの?

文部科学省が定めているよう。指定手続きを経て、指定される。重要文化財の一種で、特に学術的価値、歴史的価値の高いものが指定されるそうだ。

国内の制作物だけに限らず、中国、朝鮮のものもあった。
他国で作られた文化財は、我々から盗んだものだ、返せ! なんて、言われないのか不安になるところ。

あと、展示が多かった刀剣の中に、「天下五剣」といわれる厨二心をくすぐる刀剣カテゴリのうち二振りが展示されていた。五剣(童子切・鬼丸・三日月・大典太・数珠丸)のうち、童子切と三日月。童子切はあの酒吞童子を斬った刀だと言われているそうだ。この童子切が刀剣エリアの最初にあった。

刀剣の見方がわからないので、いちいち頭の中で、重みを意識しつつ、持って振って、想像の中で斬る想像をして回った。なかなかない経験をさせてもらった。反りが強くて長いものは斬りにくい。日本刀の横綱といわれる、大包平(おおかねひら)は非常に振りにくかった。

書も見方がわからないので、好きな字を探して回った。人があまり集まっていなかったが、馮子振という人が書いた「無隠元晦あて法語」は好きな字だった。

こういう展示がおもしろいところは、見た後で、ちょっと調べてみたいことが増えることだ。その場でメモしておいて、一応、ちょっとだけでもググって、こうしてnoteに記録しておくと、後日、別の展示の時の予習にも使えるだろう。

あと、わからないからといってあきらめずに、自分なりに鑑賞のポイントをむりやり見つけて、鑑賞するのがおもしろかった。人を斬ったことはないが、おかげで背中が痛くなるくらいには、刀剣を振ってきたし、好きな字も発見できた。あれだけ刀を振ってた人は会場にはいなかっただろう。鑑賞ポイントがわからないだけに、重要文化財の鎧を脳内で着てみたり、書画は、自分の家の汚い部屋にかけてみたり、かなり無茶なことを脳内でしてきた。

なんでも、天皇皇后両陛下と愛子様も、ご鑑賞されたそうだ。
いつかお話させていただく時のネタもできた、なんてことを思えば、かなり収穫の多い一日だった。

帰りに上野駅で買った、みはしの栗あんみつも正解。


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